総合格闘家『看板屋』~施工~
前回は製作の面から看板屋が幅広いもの取り扱っているか書きました。
看板屋さんは施工でも総合格闘家っぷりを発揮します!
(自分も把握しきれていないので)いくつかご紹介しようと思います。
取付・アンカー工事
もちろん看板は作ったら取り付けなければなりません。取り付けるのも簡単ではありません。建物の外壁は強度がなかったりするので、ちゃんと躯体絡めたり、看板の重量に耐えきれる場所を見つけ適切なもの手段で取付しないと落下の恐れがあります。
新築であれば図面もありますし、やりやすいのですが看板はすでにある建物に対して取付が必要なことも多いので、取付箇所を調査しどのように取り付けるかよく検討しないといけません。
また取付の際に後施工アンカーというう壁や天井からボルトを出す工事があるのですが、看板取付工事では多様するので看板屋さんはアンカー工事にもなじみが深く、資格持っている方も多いです。
電気工事
看板は光物も多く、そのためには電気が必要です。看板屋さんは看板に光をを灯すために電気工事も行います。夜になったら自動で電気がつくように、タイマーというもの設置したり、最近はLEDビジョンといった映像を流すような看板も増えてきたので、現場での電気工事も増えてきています。
実はイルミネーションなんかも看板屋さんが工事していることが多かったりするんですよ!
高所作業・足場組
看板はみんなに見てもらうために高い場所での作業も増えてきます。そのために高所作業車という特殊車両を使うことがとても多くあります。もしくは足場組も簡易なものであれば自分たちでこなしてしまう看板屋もいます。
高いところでの作業というのは知識と経験がないと危険ですし、作業性もぐっと落ちたりしてしまうのですが看板屋さんは数をこなしていることから得意な分野でもあります。
最近ではロープアクセス技術を駆使し、足場や作業車を使用せずに施工する専門の会社さんもいらっしゃいます。
貼り工事
最近の看板屋さんではインクジェット印刷の技術や製品の質の向上でこの仕事もとても増えております。ガラス面にシート貼りや壁を木目調等にする工事なんかもあったりします。一度失敗すると物を再製作しないといけないなど、失敗が許されないためとても技術力が必要とされることですね。
街中にある自動販売機をラッピングするなども看板屋さんは浴していたりします。自動販売機のような凹凸のあるものにちゃんと綺麗に貼るのは所謂看板屋さんの中でも『貼り屋』といわれるぐらい技術を持った方が対応していることが多かったりします。
他にも塗装工事や自立看板を立てるためにも土木工事、基礎工事もあったり看板屋さんは本当に多くの範囲の仕事をこなしています。背景には依然記事にも書いたのですが、色々な業種の方の新規参入もあり看板屋さんは本当に色々な要素も持ったか方の集まりとなっているのです。
製作と同様この全部の仕事を全部こなせる人や会社さんというのはなかなかいないので、看板屋さん同士得意分野を把握してみんなでこなして完成を目指しています。
日本全国の看板屋さんと一緒に仕事させていただいて、本当に皆さん看板屋といっても十人十色でとても面白く、素晴らしい技術と想いを持っています。
そんな方々が安心安全に活躍できるように、魅力が伝わるように、知ってもらえるようにnoteもコツコツ書いていこうと思います。
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