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次の広告違反はどれだ?

なんかこのニュースをシェアしている人たちが何人かSNS上にいて、3~4年くらい前に書いておいた誇大広告関連の記事を今回供養することにします。
加筆修正せずに張り付けて行って、文末に注釈をつけつつ後半に本題をちょっと書きます。

2018年に書いたもの

【患者の感想】記事の記載に、整骨院の文字はないけどアレとアレが駄目な理由【ビフォーアフター】


患者の感想と、ビフォーアフター禁止へ


昨日このような記事が出ました。 医療機関、ウェブにも広告規制 患者の体験談も禁止へ このような規制がなぜ入ったのか、整骨院はどうなのか? 本日はそんなお話です。

法律と広告の立ち位置

もともと、医療機関に場合、広告事項はある程度限られています。 そこの細かい話をすると長くなるので割愛しますが、その中で、HP(サイト)は、医療関係の法律ができた際には 規定がありませんでした。 医師法も柔道整復師法も、あんま・マッサージ師、はりきゅうの法案も、IT発達前というのもありますが、 チラシや看板と違って、HPは、皆さんが見に来ないとみられないので、不特定多数に配布する広告とみなさない という解釈が以前にはありました。 また、利用される皆さんからすると、A整骨院とB整骨院の違いがよくわからないので、院の特色を伝えるという観点 でも、HPは有効だったと言えます。 ちなみに、厳密にいえば、広告出なかったとしても、各種資格特有の法律(柔道整復師法など)や、 一般の法律(景品表示法)に抵触する表現が、大体のサイトにはあるのですが、上述した利用者側からの視点では、 違いが判らないので、患者さんの利益のために黙認されているという粋な運用をされています。 そして、いつしか無法地帯になっていきます。

嘘を書き始めた医療機関

色んな整骨院がHPを持つのが当たり前の時代になってくると、差別化が必要になってきます。 自分の整骨院が、他の整骨院と比べて何が秀でているのか、何の特徴があるのかを伝える方向に、いつしかだんだんシフトしていきました。 そして、コンサルが参入してきます。 そして、参入してきたコンサルは、集客のために整骨院にある提案をしてきました。それは、 盛る ことです。 ・地域NO、1なんて証明できないけど書いておけば患者さんが集まります。そうしたらほんとにNO!ですよ! ・改善率も書いちゃいましょう。60%とかだとパンチが弱いので90%くらいにしときましょう。え?90%も 改善してない?大丈夫です。10%は治らないって読めますから、重症だと思ってむしろ通ってくれますよ ・健康保険の料金を書いたらイケナイ?大丈夫です。HPは広告じゃありませんから! ・先生のところに来る患者さんは、病院でよくならなかったから、藁をもすがる思いで来てる人がたくさんいますよね? つまり病院では治らないのでここで治しますと書いちゃいましょう! とかをコンサルの方々は言葉巧みに吹き込み、次第に載せてはいけないもの(保険料金)が載ったり、 効果、効能がどんどん派手な煽り文句に代わっていったと推測しています。 物的証拠はありませんが、同時多発的に、同じようなサイトができまくっているのが根拠です。 結構上のような記載のサイトを見たことがある人も多いのではないでしょうか?

そして、とうとう規制が入る

上の流れは整骨院だけではなく、病院でも起きています。 ビフォーアフターの、写真の挿げ替えなどをうまく使ってすごい病院だと誤認され、そこに行った患者さんが事故る という事態が起きてきました。 そして規制が入ります。 規制の内容としては、 ・患者さんの感想を掲載するのは禁止の方向で、 ・絶対安全など、虚偽のもの、効果の保障が本来できないものに対しての過剰な持ち上げ ・ビフォーアフターの写真※副作用やデメリット、効果がある根拠を客観的に示せれば掲載可能です あたりになります。6月の実施時に確定するでしょうが、まだ内容確定ではないかもです。

そして整骨院(+コンサル)が繰り出す、整骨院は大丈夫だ理論

記事にあるように、主に美容外科を目標とした話のようです。 そして整骨院、整体は医師ではないので大丈夫と言い出す人が現れます。 これが嘘かどうかを見破るのはすごく簡単です。厚労省に電話です。

電話した結果、当たり前の結末

回答としてはこんな感じでした。 ・今回の規制は、整骨院、鍼灸院、マッサージ院は含まれていない 整骨院、勝訴!! というのはまだ早くて、 ・そもそも、整骨院が患者の感想やビフォーアフターを出すこと自体厚生労働省は認めていない ・よって、規制が施行されようがしまいがダメ というわけで、含まれていない理由は、 そもそも認めてないので、規制がはじまろうと何だろうとだめですからね♡ という事でした。 そもそもダメだっただけとは・・・

コンサルのウソを暴く

景品表示法に基づいた、過大広告や、優良誤認があるので、サイトは自由空間と整骨院に思わせるのは、 ある意味詐欺ではないかと考えます。 また、今回の規制は医師向けとなっていますが、医療機関の、という記事タイトルの通り、医療機関全体の 問題です。名前が載ってない=セーフとはならず、医療機関全般が対象と考えるべきで、自主規制案件です。 まあ、そもそもだめって言われましたけどね、厚生労働省に

整骨院から今後消えるもの

患者さんの声や、施術のビフォーアフター写真は無くなっていくでしょう。 医師ではないけど医療機関ですから、どのみち適切でないと考えておく同業者も多いと予測しております。 医療機関じゃないぞ!と言い張ることは、ワンチャンできるかもしれませんが、今度はそこで問題が起こります。 医療機関じゃない=症例とか治療のこと書いちゃダメ問題です。 けっこう整体の広告がやりたい放題な分、確かにあせりはしますけどね・・・ まとめ ・6月から、条件を満たしていないビフォーアフターや、患者さんの声の記載の禁止 ・整骨院は対象でない。なぜならもともとだめだから ・今やってるところも、言われる前に自主規制が吉

注:まあ、2022年現在消えてないです

広告の話:整骨院もウェブサイトが医療機関規制対象になりそうだってよ(未確定情報)

医師もそうですが、整骨院も、2年に1度料金改定があります。 一昨日その検討委員会が開かれ、今回は広告に関する話し合いがもたれました。 PDFがこちら 来月から、医師のほうでは広告規制がかかり、ビフォーアフターや、患者の感想が原則禁止になります。 ※副作用の記載などを条件に掲載可能 それについて、整骨院も考えたほうがいいと思われると記事を書いたのですが、

【患者の感想】記事の記載に、整骨院の文字はないけどアレとアレが駄目な理由【ビフォーアフター】

どうやら整骨院も入ってくる流れになりそうです。 整骨院をご利用の皆様は、一見整骨院のサイトが変わったところが多いなと思う方が今後出てくるかもしれません。 それについては、今までが変だったんだなと思っておけば問題ありません。 今回も別に、法律が変わったわけではないので、むしろ整骨院の実態が正確に伝わりやすくなるいい傾向かと考えます。

今話し合っている内容

傍聴していたわけではないので、PDFベースの考察になりますが、 今までは、ウェブサイトについて、罰則規定がなく、広告扱いになっていなかったので、 ある意味整骨院、整体院は何を出してもよい状況でした。 注:内容によっては景品表示法には抵触しますけど。 それを見直して、ガイドラインを策定、そこに違反したものは罰則の規定を設ける、という方向のようです。

おそらく規制がかかるであろうもの

おそらく規制がかかるものを推測してみました。

①誇大広告

・〇万人の治療実績 ・改善率○○% ・地域ナンバーワン ・根本から改善 など、証明が難しいパワーワードを並べることによって、利用しようと検索する皆様に、 「ここは90%が改善するすごいところだ!」 「地域ナンバーワンのすごいところだ!」 「〇万人も治療してきたんだ!」 などと、ポジティブな先入観を与えて、実際は必ずしもそうでもないのにそういうイメージを抱かせる広告を指します。

②虚偽

いわゆる嘘。 ・診断ができる ・交通事故の交渉ができる などが該当するでしょうか。

③優良誤認

①と重なる部分が多いのですが、他と比べて優れているような印象を与えかねない(実際には証明が難しい)広告 一部重複記載します。 ・地域NO,1 ・芸能人が通う ・アスリートが通う ・○○からの推薦 ・改善率〇〇%以上 などが該当します。

④本来記載するべきではない文言

サイトは広告規制の対象外であったものの、もともとの法律で記載すべきではないものが存在します。 改善率〇%などもそうっちゃそうなんですが・・・ ・健康保険の料金を乗せる(ほかに載せてる医療機関はありません) ちなみに、健康保険の料金で、学生だけ料金を変える、いわゆる学割は完全に違法です。 ・交通事故関連の行き過ぎた記載などなど →これはこちら参照でよいかと。 https://www.soukashi-keyakinomori.com/%E4%BA%A4%E9%80%9A%E4%BA%8B%E6%95%85%E3%81%AB%E9%81%AD%E3%81%A3%E3%81%A6%E6%95%B4%E9%AA%A8%E9%99%A2%E3%81%AB%E9%80%9A%E3%81%86%E3%81%A8%E3%81%8D%E3%81%AE%E7%B5%B6%E5%AF%BE%E4%BA%8B%E9%A0%85%E3%81%A8/2017/12/08/

広告の話し合いで、整骨院が受けるメリット

ガイドラインができるということは、やっていいことと悪いことが明文化されます。 となると、条件が一定になるので、競争という意味では公平になるのではないでしょうか。 今までは、できるだけルールを守ろうという人ほど地味に、誠実にやっている傍らで、 とりあえずこさせたもん勝ちという変なコンサルに騙されてしまった方々が、嘘や誇大広告、過剰表現を繰り返し、 病院の悪口を書くところまで出現している有様です。 自分の所のために、ほかの悪口を言って回る業界に未来はありませんので、ルールを統一して仕切り直しをするのは、 よい作用であると考えます。 罰則規定ちゃんとしないと、無視するところが出てきかねない(コンサルがあおる)ので、そこはしっかり 規定するとよいと考えます。 その内容によっては、このサイトもいろいろ変更することが出てくると思いますが、しっかり対応する所存です。

広告を規制したりガイドラインを策定したときに、整骨院が受けるデメリット

一時的に、無資格施術を行うところに比べて、広告関係が弱くなることが予想されます。 現状、医療機関、リラクゼーション業以外のサロン、整体は法規定での拘束がないので、景品表示法以外の 違反で取り締まることが難しいです。 そのため、 病院で改善率を書かないのは治せないから みたいな嘘を流す恐れもあれます。 しかし、それはそれでよいかもしれません。

個人的な感想と展望

いずれ整体院やサロンにもルールが策定されるでしょうが、 ルールを守るのが医療従事者 という認知が世の中に広がれば、むしろその違いはプラスに働くのではないでしょうか? 中期的にはいいことだと思います。 特に、大先輩の世代の方々は、国家資格化する前に免許を取っていらっしゃるので、法制度やルールについて あまり詳しくない方も多いです。 ガイドラインの策定と同時に、世代間の理解度の差を埋められたら、全体的な信頼の獲得に向けた行動も可能になりますし、 よいのでは、というのが個人的な見解です。 ただ、懸念も2個ほどあり、 1、ガイドラインができるまでの期間にコンサルにあおられた方が、無茶苦茶やる懸念 2、自分たちでは患者の声とか載せられなくなったから口コミサイトに命を懸ける →ステマ続出 みたいなことにならなければよいなと。

まとめ

整骨院もうウェブ規制の対象になるっぽい 全体的には歓迎してよいと思う ルールがそろえば、患者さんも混乱しにくくなるかな

この中からナンバーワン系が今回あれになりましたね。

2018年6月に書いたもの

一銭にもならないうえに、患者さんもみるサイトにこれらを書き連ねていた自分は何がしたかったのでしょうか。
つらい事でもあったのかもしれません。

【整骨院】ガイドライン検討委員会の議事録をみて絶望した話【広告】

かなり厳しい現状の広告

医療機関では、広告していい項目が制限があります。 ウェブは広告とみなしていなかったという事で、今までは過剰表現、煽り表現をしている治療院も、注意程度で済むところが多く、 実際処分を受けた院は1院だけだったと記憶しています。 そして今現在、そのガイドラインの見直しの検討委員会が開かれています。 その中で、 ・罰則の明確化 ・規制、及び規制緩和の明確化 というものがしっかりできてくることによって、患者さんの利益を損なうことなく、騙そうとする人たちをしっかり処分できるひな形が 作られるのではないかと期待していました。が、議事録をよむ限り やばいかも? と思えてきました・・・

これまではこんな感じ

今までの規制では、 ・受付時間 ・スタッフの肩書(院長とかは可。謎の民間資格は不可) ・予約可能 ・住所電話番号 あたり以外は全部不可くらいの勢いで、逆に患者さん側も、 「どこに行けば・・・」状態でした。 なので、「多少」であれば、規制範囲外の記載があっても、まあ黙認というか、そういうレベルだったのですが、色んな機関がやらかしだしまして、 名称は五十歩百歩なので今回は省略しますが、そういうので実際に被害が出たり、逮捕者が出たり(医師も整骨院も)しだして、6月より医師の方では ウェブサイトの規制が始まりました。

そして展望

今回の検討委員会で、 ・ある程度の緩和 ・逆に絶対ダメな記載 ・それに対する罰則の明示 がされるんではないかと思っていました。

まさかの事態へ

どのような内容だったかは、セミナーやらで聞いてはいましたが、まさか・・・という内容が議事録に残っていました。 この検討委員会は、「整骨院・鍼灸院・マッサージ院」に対するものだったはずなのですが、まさかの 整体院(無資格)取締れ発言! これは結構絶望できるレベルです。 なんたって、自分たちのルールを決めるために集まったのに、よそを取締れという話をし出しちゃってるという。 そもそも整体院にどうこうするための集まりではないですし、開催回数も限られてる中で、仮にそっちをやってくれるとしたら、 肝心の広告ガイドラインを話し合う時間がない! というまさかの事態に。 下手するとせっかく広告ルールが決まるチャンスをふいにしかねません。 第2回の軌道修正に一縷の望みを託したいと思います・・・

この後の推移を見ていて、あ、終わったって当時思いました。
その後中断されたので、ある意味助かった人は多いかもしれません。
自主規制マインドが到来しなかったので、そういう文言と距離を置いている人たちは若干損したかもしれません。

【整骨院】○○専門とか整体院をぶっ叩いてる暇があったら、広告の行く末を考えないと、全て台無しですぜ【広告】

当院の記事を同業の方がシェアしてくれた時に、割と目に付くのが、コメント欄での 同業の看板広告叩き です。 実は、去年までならまだしも、今の段階でそれをやるのはあまり意味がなくて、そちらの方は広告ガイドラインが策定されて、罰則がハッキリしてから やる話です。 そんなことやってる場合じゃないわけです。 そんなことやってる暇がないくらい広告ガイドラインの検討委員会の議事録がやばいです。 https://www.soukashi-keyakinomori.com/koukoku-2/2018/06/24/ ざっくりまとめると、 広告規制が時代にそぐわないのでガイドラインを作ろう ↓ 検討委員会発足 ↓ 委員会開始 ↓ 整体取締れ発言 ↓ ガイドライン自体の話し合い進まず←イマココ という状態です。 ちなみに、検討委員会の開催予定は6回となっており、そのうち1回目に話が進まなかったあげく、 謎発言により2回目以降どうなるかが非常に雲行きが怪しくなりました。

今整骨院がやらなければならないこと

自主規制するところはするというのは変わりません。 そして、このガイドライン検討委員会に無関心でいるのは非常にまずいです。 これは、自費のみの整骨院も同様です。 もう軌道修正は難しいかもしれませんが、よその事より自分たちのルール作りという機運を作っておくべきです。

具体的には

ガイドラインを注視して、余計なことを話し合わずに自分たちのルール作りに集中すべしと発信するしかないと思います。 所属団体に訴えるのもいいかもしれませんが、効果があるかは不明です・・・

状況はまずいよほんと

近所の○○整骨院の看板ガーとかいう前に、ルールがどうなるかを優先しましょう。 ちなみに議事録を見ると、罰金は上がる方向でという発言がありました。 とすると、 1広告はダメ 2、罰則さらに強化 最悪。 となりかねません。 どのみちアウトなことをしているところは、ガイドライン策定後に処分されますので、先ずは自分たちのことをしっかりして、 患者さんにも伝えていけるような取り組みをしてくれる人が一人でも多くあらわれる事を願って今日は終わります。

ここから4年間、ずっと無資格云々って言い続けている人たちの精神力には感嘆します。

【整骨院】整骨院が医師と同じレベルの広告規制に落ち着いたときに出来る事はこんな感じ?本当に無関心でいいのですか?

昨日今日と、整骨院や鍼灸院、マッサージ院のルールを整備する大事な検討委員会が一回潰れたあげく変な方向に行ってしまった記事を書きました。 国会で延々とモリカケガーガーやっているのを当事者はこんな感じでみているのかとしみじみ・・・ https://www.soukashi-keyakinomori.com/koukoku-2/2018/06/24/ https://www.soukashi-keyakinomori.com/ganbare/2018/06/25/ でもたぶん実感がない人がおおそうで、整骨院に通われている皆さんもなんのこっちゃだと思うので、医師と同じくらいのレベルの広告ルールになった場合に どうなるかを解説してみたいと思います。 ちゃんとガイドライン準拠なので、適当言うなと思う人はこれ読んでください。 やっちゃダメなことは何回か小出しにしてるのと、長いのでとりあえず後回しです。

医師準拠でやってよさそうな事

ちなみに、国家資格などの掲載は整体院だとダメなので悪しからず(保健所、厚労省確認済) ・施設に関する事(外観、内装) ・自由診療系の通知(内容や値段など) ・スタッフの年齢性別や人数・資格 ※厚生労働省が定める基準を満たす団体が認める資格などの記載 ・受付時間、予約可能住所、電話番号、サイトのアドレス ・保険取り扱い、労災など取り扱い ・学会や論文で客観性のある治療法の提示 なおこれらは音声でもいいようです。 これらが基本でプラスアルファとして限定解除条件を満たしていればOKって感じです。 限定解除はそのうち解説しようと思います。

広告可能要件①外観、内設備

院の外観写真や、設備などは広告してよいようです。 内装も良いようですが、著作権などには配慮が必要でしょう。 例えば、雑誌は写真などで載せるのは著作権でダメな場合が多く、著者が著作権フリーを明言している場合は別ですが(キングコング西野氏がよくやってます)、 ぬいぐるみなんかは所有権が勝るので、写真に載せる分には構わないと思います。 商標権やら著作権やらいろいろありますが、特にキャライラスト系は注意のこと。 その辺についてはコチラコチラがわかりやすいかと。

広告可能要件②自由診療系の告知

これは整骨院にとってもうれしい類のものですね。 現状本来ダメ案件ですので。 告知はOKでも、職業ごとの法律があるので、 整骨院なら筋肉、関節、可動域や姿勢関係(副次的に神経?←保証なし) 鍼灸院、マッサージ院ならWHO準拠の鍼の適応 という所に限ると思われます。 自由診療だ!(エステ) 自由診療だ!(歯のホワイトニング) 自由診療だ!(交通事故0円) などはダメだと思われますので念のため。

広告可能要件③スタッフの人数やら

誰が居て写真はこんな感じみたいなのは問題ないかと。 ビジネスネームとかは、恐らく国家資格の名称と異なるのでだめだと推測します。 〇向井 敏恭:柔道整復師 ×マルゲリータ・カンツォーネ:柔道整復師 ちなみに、厚生労働省が認める特定団体以外の認定資格は恐らく広告不可の可能性が高いかと。 →交通事故専門士、内臓専門整体師など

広告可能要件④受付関係

・受付時間 ・定休日 ・地図 ・ウェブサイト などは掲載可能です。

広告可能要件⑤保険取り扱いの有無

自由診療のみか、保険取り扱いかの区分は、ひどい表記でない限り掲載してよいと思われます。

広告可能要件⑥学会等で発表された治療法の効能

なのですが、ここら辺が整骨院界隈が厳しい所で、何とか療法が学会論文発表というのがあまりなくて(厚生労働省の認定学会的なもの)、 ここは実質今後がんばれ案件ですね・・・

つまり

載せていいのこんだけの可能性があります。 それだけに、ガイドラインの策定は整骨院にとってとても大事なので、無関心でいていいのですか? 今大事なのは、患者さんに煽り営業する事でも、そういう人をぶっ叩くことでもないですよ? 本当に大事な事はルール作りです。

ここまでの記事を総括すると「若気の至り」ですね。この段階で30代後半のはずなのですが。
一銭にもならないこんな記事を張り付けているだけで9000文字くらい書いている段階で、界隈で最も自分が頭おかしい人という事はほぼ当確しています。
ということは、頭のいい人は気が付いていてなんでやらないのか?まで意識できてたら、敏腕経営者だったかもしれません。

盛りすぎ注意!治療院の誇大広告も罰金課せられる可能性はありますぜ【景品表示法】

整骨院だけでなく、整体院も引っかかる景品表示法

現在整骨院、マッサージ院、鍼灸院といった国家資格者の施術所を対象として、広告ガイドラインが検討されておりますが、その前から一定数いるのが、整体院に鞍替えしている方々です。 真面目に、誠実にやっている方が大多数ですが、中には、健康保険も取り扱いきれず、仕方なく整体に転身した方もいます。 なぜかそういう方の中から、整骨院や医師を過剰に攻撃してくる方が出現してきて多大な迷惑をこうむっているのですが、整骨院、整体院のサイトを見ていくと、景品表示法は男らしく無視しているところも、特に広告だしているところは多くみられます。 今日は、最近の事例を見ながら違反で処罰されたらどんな感じになるのかを解説します。 景品表示法は消費者庁の管轄です。

処罰と対象になるやつ

処罰決定のPDFから引用していきたいと思います。 もう代表の名前から社名から住所から丸出しです。恥ずかしい。 健康飲料の業者さんですね。

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