保険使えないの?に対する端的なポジティブワードは何か?
昨日かおとといか今年、Twitterでこんなやり取りがあったので、もう少し深く考えてみようと思いました。
https://twitter.com/taichi_irie/status/1349185082892775426?s=20
さあ、考えてみましょう。
保険使えないの?って聞かれるケース
主に、ケガしてる人がこの発言をするケースはあまりありません。
けがをしている段階で適用条件を満たしており、後は患者さんが希望するかどうかだけなので。
むしろ、全身をしっかり見て欲しいので、ケガの処置もそうだけど自費で見て欲しいって言うケースの方がこの場合はあり得ますね。
では、聞かれるケースは、検査をして症状の説明をした後らへんで
・明確にダメな時にねじ込みたいケース
・よくわかってない(患者さん側が)ケース
・保険証とホットペッパーが同一に見えているケース
が考えられます。
共通するのが、健康保険じゃないと嫌だという心理状態です。
YESORハイを求められている状態で、正論をぶつけても全てストレス扱いです。
10年近くやったので間違いありません。
よくよく考えたら、「保険使えないの?」っていう質問に対して
・医療制度的に~
・適用条件が~
・医療費が年間どうのこうの~
って回答は、実質質問に答えていないうえに希望を叶えないっていう意味で、2重に不毛なのかもしれません。
何か一つ生産的にいこう
生産的に行く方法は主に2つです。
・健康保険が使える方法を模索すること
・料金はともかく保険を使ったという満足感を与えること
この手の話をすると、
「一回で治せば料金は一番安く済むんだ!治せないやつは○○だ!」みたいな人が出現することがあるのですが、話を聞いてください。
良くなるかどうかは議題ではありません。
良くなりたいけど、保険じゃないとお金かかるイメージがあるという人には有効なロジックですが、本件は使えるか否かです。
違う次元の話をしても問題は解決しないのです。
というわけで、模索してみましょう。
健康保険が使える方法を模索する
前提条件が、適用症状ではない場合と定義しているのは、適用症状であれば、患者さんの希望がある時点でそちらの話は終わっているからです。
https://brain-market.com/u/yonefu/a/bQTNwcDNgoTZsNWa0JXY
適用云々の難しい話はこちらにしています。
なんか界隈であれば加筆していくので、気が向いた人はどうぞ。
で、話を戻します。
適用条件を満たしていないものに対して、健康保険を使いたいという希望を満たしたい場合、方法は三つあります。
うち一つは次の章で述べますので、今回は二つ。
1、犯罪を犯す(不正申請をする)
2、確実に保険が使える手段を提示する
まず1ですが、無理です。
おわり。
今回いけそうなのはその2です。
確実に保険が使える手段を提示しましょう。
そうなると、病院一択です。
病院であれば、モラル上の是非は置いておいて、大抵のものには健康保険が適用できます。
法律上肩こりには病院でも健康保険の適用症状ではありませんが、肩こりという症状が他の病気の症状として出ている可能性がある的なあれにすると、なんか適用になります(症状管理って言うみたいです)。
で、確実に保険が使いたいという要望を満たしていただいて、「安く済んだけど、よくならないんだよね・・・」という相談が来たら、先ほどの方の名言、治す直さないのはなしになればいいと思われます。
保険が使えたという事実さえあればイイという人のために
とにかく今ここで保険が使いたいんだ!他に何もいらない!という人の要望を叶える方法はあるのでしょうか?
あります。
※悪用はしないでね
実は整骨院の健康保険において、初見料だけは適用症状でなかったとしても申請してかまわないというルールがあります。
状況を確認した結果、適用条件を満たしていないものも当然ありますので、検査等は発生しているから、というのがその根拠となります。
ただし、悪用されまくったらその限りではありません。
問題ない例
1、患者さんの状況を見たが、適用症状ではなかった
2、患者さんが健康保険の適用を希望した
3、初見料だけ申請した
問題がある例
1、患者さんが明確に肩こりを保険で見て欲しいと言い出す
2、使えませんけど初見料なら使えますと言い出し申請
こっちは悪用パターンなので気を付けるように
話を戻して結論
1、整骨院なら無理ですが病院なら使えます!と紹介する
2、検査した後に言われたなら、初見料のみ申請できますと伝える
このほかのアイデアが浮かばなかったので、良いのが浮かんだら教えてください
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