「快適」から少し飛び出す。

「嫌なことから逃げてたら成長せえへんで」

月次の面談での上司からの一言。
まさしく僕の弱いところを見抜いた発言でした。

その時具体的に言われたのは、クライアントの決裁者を引き摺り出せということでした。
僕が担当者とばかりやりとりをしているのを遠回りに思った上司が見兼ねて言いました。

たしかに僕は相手の決裁者に話すのを躊躇っていました。
その理由は単純で「自信がないから」でした。

自分の提案でうまくいくだろうか、怒られないかな、失望されないかな。
そんな考えばかりが頭の中を埋めてしまい、なかなか偉い人と話す勇気が出ないのです。
正直、説教を食らった今もその気持ちはあまり変わっていません。

でも、変わらないといけない。
僕は自分の目標を改めて振り返りました。

noteでも何度も書いていますが僕は企画で世界を変えるのが目標です。
そのために言葉を磨き、考えを深め、行動を増やそうとしています。

もちろんそれはnote上の話ではなく、自分の仕事でも意識しています。
むしろ具体的な行動を起こせるのは仕事の方です。

企画で世界を変えるためにはまずは企画を作る必要があります。
そして何よりその企画を実行しなければ意味がありません。
作って終わりじゃなくて、実行して結果を見るまで世界が変わったかは分からないのです。

今の僕は企画を考えることに注力しています。
それがないと始まらないのは揺るぎない事実なので、この気持ちを変えるつもりは微塵もありません。

しかし上司に言われたように、決裁者を引き摺り出す必要もあります。
何故ならその方が担当者と話をするよりスムーズに企画が通るからです。
それも揺ぎない事実なのです。

僕はクライアントと一緒に成長したいと思っているので、なるべくメインの担当者と一緒に動きたいと思っています。
だから担当者を超えてその上司に掛け合うのは失礼じゃないかと思っていたのです。

でもそれは言いようで、僕が上司と話すことで担当者が説明する手間を省いてあげることができます。
一緒に上司に説明しましょうと言ってさらに仲良くなれるかもしれません。

そうやって考えると冒頭で上司に言われたことも腑に落ちました。
僕は自分が傷つかないやり方だけでなんとかやり過ごそうとしていたのです。

「快適」な領域から飛び出す。

自分が傷つかない、つまりそれは自分にとって「快適」な領域のこと。
今後一皮向けて成長するためにはこの「快適」から抜け出す必要があると痛感しました。

社会人生活2年目がやってきたこのタイミングで、僕はもっと劇的な成長を遂げていきたい。
そのために、もっと意識的に変わろうと思います。

ではその「快適」な領域から飛び出すために何をすればいいのか。
それは「挑戦」です。

毎日一つ、小さくていいので「挑戦」をする。
いつもより1時間早く起きて仕事を始めるのも挑戦ですし、帰り道2駅前から歩いて帰るのも挑戦です。
これまで避けていたクライアントに対して接触を図るのも挑戦です。
とにかく毎日1つ挑戦をしたいと思います。

「挑戦」は面倒です。
正直やりたくないです。
家で好きなゲームをやっている方がよっぽど楽だし快適に過ごせます。

でも自分の夢を叶えるために、企画で世界を変えるためには、まずは自分が変わらないといけません。
自分が傷を負って成長することが今の僕にとって必要です。

というわけで、これから挑戦を意識的に取り入れいきます。

最後に今パッと思い浮かぶ挑戦をいくつか書きたいと思います。

・これまでとは違った提案をしてみる
・朝1時間早く起きて記事を一本書き上げる
・職場の人に日頃の感謝を込めてお菓子をあげてみる
・自分の好きなことを公表して誰かとつながってみる
・避けていたクライアントに対してアポを入れる
・自分の仕事でないことに首を突っ込んでみる
・新しい分野の勉強をしてみる
・聴いたことのないアルバムを聴いてみる
などなど

レベルの低いものもあるかもしれませんが、僕にとってはどれも挑戦です。
こういったことに毎日チャレンジして、自分の「快適」から飛び出していきたいと思います。

そしていつか「挑戦」が「快適」になるように。

それではまた!


ポケットライフvol.8

–ポケットライフとは–
「あなたのポケットに人生をちょっと豊かにする一文を届けたくて」を
コンセプトにした、ベンチャー企業営業マン“ムカイ”のエッセイです。

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