子宮内膜症におすすめの生活改善

こんにちは。私は引っ越しが好きです。基本同じ家に2年と住んだことがないので、契約更新みたいなものをしたことがありません。
身軽に動けるように、家具・家電はレンタルで生きております。

自由に行きたい身なのです。

さて、今回は子宮内膜症の話。

なぜ、この話をしようか思ったかというと、昨日いらした新規の患者さんがこの子宮内膜症をお持ちで、それによっての不妊症だったからです。

卵の質をあげるという根本的な悩みからは少し脱線しますが、もし内膜症の方がいらっしゃったらぜひ参考にしてもらえたらと思います。

子宮内膜症とは?

本来はは、内膜は子宮の中に生理周期に合わせて増殖していき、約28日くらい経つと、ホルモンの関係で自然に剥がれおち、生理として外に排出されます。

しかしながら、この子宮内膜症の方は、子宮内ではなくその他の場所に内膜が増殖していきます。場所は卵巣・卵管など子宮周囲の組織の色んなとこに増殖します。

その分、生理の量も増えます。

また、広がった内膜からホルモンが出ることで通常より、月経痛が酷くなります。

原因は遺伝性とも言われておりますが、正確には分かっていません。

なぜ不妊につながる?

子宮内ではない場所に出来上がった内膜は外に排出されることが出来なければ、その場所が癒着することで、卵管であれば卵管障害になるし、卵管采であれば、ピックアップ障害にもなります。

また、卵巣にできれば、排卵障害になったりします。

治療法は?

ざっくりいうと、薬を飲むか手術するかです。

①薬を飲む方法

閉経のような状態にするか、妊娠しているかのような状態にするかして、生理をコントールするやり方です。一旦、薬を飲んで、生理を止めていくので不妊治療と並行しながらというのは難しいです。

数ヶ月薬で生理を止めて、そのあと不妊治療するかです。

②手術をする方法

卵巣に内膜症が起こっている場合は、卵巣の病変しているところを切除したりします。妊娠を望む場合は、その病変しているところだけを取り除くので、また再発する可能性もあります。

手術しても再発する前に、早期に妊娠することが必要です。

東洋医学ではどう診る?

東洋医学では、この子宮内膜症は『瘀血(おけつ)』という診断をします。

瘀血とは、簡単にいうと血の巡りが悪い体質のことです。

なので、鍼灸で治療する時も血の巡りを良くするツボを使います。

代表的な血に巡りをよくするツボが【三陰交】と【血海】です。

【三陰交】・・・足の内くるぶしから指4本分上
【血海】・・・足の内側で、お皿の上端の角から指3本分上

この2つのツボを自分で押すか、もしくはお灸をしてあげると良いでしょう。

おすすめの生活習慣

・運動をして巡りを良くする(ウォーキングが特に良い)
・毎日お風呂に浸かって体を温める
・ストレスがある場合はうまく発散する
・血の巡りが良くなる食材を食べる
 〔ちんげん菜・あぶらな・ニンニク・にら・きくらげ・酢など〕


ここまで読んでくれた内膜症のあなた、ぜひ今日から実行してみて、毎回の生理前後のつらさから解放されましょう。


それでは。

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