マニラ空港とウルティマオンライン

僕は昔ウルティマオンラインというMMOを狂ったようにプレイしていた、それこそインターネット上に別の人格「むじお。」を形成し本体を乗っ取ってしまうくらいに。
そのウルティマオンラインでは他人にネガティブ（殺人窃盗等）な干渉ができないトランメルという世界と、干渉できるフェルッカっていう世界があった。トラメルでも仕様の穴をついて悪いことをしている奴らもおったけどw というかなんでもできてほんまに楽しかった。

そんなUOを辞めたあともむじおはゲームをやめられず、いろんなゲームを渡り歩き終の住処というか現住所であるDota2に流れ着いた。もう9年くらいになる？はじめはプロシーンなんて微塵も興味なかったくせに、気がつけば海外まで大会観戦をしに行くようになってしもうた。元々海外旅行にも興味なくて、沖縄と北海道さえ行けたら何も問題なかったのに今では年に一回は海外旅行行きたい病に罹患・・・

英語もできひんインキャオタクがよく一人で行くなと自分でも思うわ。そんなむじむじがはじめて行ったソロ海外旅行がスウェーデン、Dreamhackっていうイベントのために行きました。治安はいい方でほぼほぼ英語が通じたのでなんとかなった。めっちゃ楽しかった

気をよくしたむじおはSEAサーバーの仇敵フィリピン行きを決める。陽気な国民性とboboの精神で割とゲーム内で他国民と衝突するpiiinoys。HoN時代から含めると10年もの因縁がある国や、実際に乗り込んで彼らを見極めてやろうという作戦！！
マニラ空港の治安問題（ラグラグバッグで検索）等を聞いていたので情報収集はできるだけしてた。空港のボッタクリタクシーについてもある程度調べてた、その上でどんなもんか様子みたろやないかwとタクシーアプリの細かい設定はせずに突撃。

フライトブーン

マニラ空港着、地獄は23時過ぎでちょっと怖い。

空港ってセキュリティ対策で到着ゲートの建物から出たら再入場できひんかなんかやねんよな、パスポートとチケット見せたら入れるんかな？特に何も考えずに外にでるむじお。Grab乗り場をスルーしてクーポンタクシーカウンターぽいとこにいく。誰もおりゃんなあとキョロキョロしていると、ちっちゃいパチモンのザ・ロック（ドウェインジョンソン）みたいなのに絡まれる。見てたエクスペディアの紙勝手に取られて、OK Come!。いや何がOKでcomeやねん、どう見ても係の人ちゃうやん。よれよれハーフパンツによれよれTシャツで腕にはがっつりモンモン。うーん、でもフィリピンやしわんちゃん？なわけないやろ！！！って思いつつ少しだけ話を聞いてみようとついてく。途中空港の警備員ぽいのがブース座ってたからこいつ大丈夫？って聞いたら何も言わず手であっちいけってやられ確信、マニラ空港まだあかんやんwww そして職員が全然頼りにならない事を悟り少し不安になる。だいぶ不安になる。
夜中で誰もいない謎のカウンターに入り込み料金表を取り出すミニザロック、目的地別に料金が書いてあるねんけど事前に調べてきた額の10倍wwww なーにが安いよごせえんごせえんやねんwww タクシーはあれや！って指刺す方向には薄汚い普通車と似たような人たちがたおった。絶対乗りたくねえwwww でもここで強い言葉を使って揉めたところでguardsコマンドも信用できひんし荷物持って走られても負けやしなあと。つたない英語vsつたない日本語で戦う我ら。多少のやりとり後ザロックが移動をはじめる、旅程表の紙返じで。その先は深夜で人のいないレンタカーブース。カウンターの中入って、ほら、ニッサン！！！ゴセエン！！チープ！！！ うそつけやwしかも安くないはアホかwwww 絶対に乗りたくないむじおvs絶対にのせたい不良pinoyの戦い。まあ一億歩譲って料金高いのは飲んだとしても、無事につく保証がなさすぎる。おめえ鏡見てこいよ！！！お前からはSteamでDotaアイテムこじいてくる奴らと同じ匂いがすんだよ。そうなんだよね、悪いけど彼ら見て無事着くとは思えなかった。しかも旅程表とられていいホテル泊まるのバレてるから完全にいいカモ。（フィリピンは星5でも安い、ちなみに俺は貧乏。金持ちはホテルの送迎つける）ニコニコしつつ強引に旅程表を取り返して、もうちょっと考えるわ！つって空港の入り口前までなんとか戻ることに成功。

そこでクーポンタクシー乗り場を検索すると、少し進んで下の階に行けばカウンターがあることが判明。歩道渡ってる時ザロックに声かけられたけど前だけを向いて進むむじお。あいつは道頓堀やアメ村のキャッチと言い聞かせたむじおの勝利である。
今度は制服きた人たちがいっぱいおるアクティブなクーポンタクシー乗り場っぽいとこに到着。料金聞くと調べてきたのよりちょっと高かったけど深夜料金や思って払いました、その場で払うねんけどお釣りがないとかで一人目は去ってった、お釣りないてw

運ちゃん結構陽気でDotaの話も結構したな、娘がクソハマってて寝て起きてもまだやってたとか、学校サボってやってるとか。うーんどたきちw
トラッシュトークすごいやろって言われたから putang ina moって返したらおっちゃん大爆笑。邪魔な車にはputang ina mo言い出して俺も爆笑。
MineskiとかTNC知ってるか？ってのも聞かれたな、お前も知ってるやんけw
他にもフィリピンの文化とか教えてもらいながら楽しい深夜のドライブになりました。
ホテルは五つ星だけあって、敷地に入る前に検問所があります。麻薬犬だが爆弾犬だか連れた人が来てタクシーの下見てからGO。おっかねw
ホテル入るまえにも荷物検査あり。

だいたいの商業施設やカジノはこんな感じやったね、大会会場もリュックは持ち込めず預かりでかなり厳重。

この感じすげえ既視感あって今日までもやもやしてたんやけど、昨日風呂入ってる時にスッキリしたねん。ウルティマオンラインのフェルッカや！って。はじめてフェルッカのへのゲート潜った時とおなじ緊張感。

空港の範囲内はガード圏内で比較的安全やけど、圏外に誘い出そうとしてきたり、圏外出たらもう終わりみたいなあの感じ。

もう二度と味わえないと思ってた緊張感をリアルで感じることができたマニラ初日の洗礼でした。

当日の日記にも書いててんけど、当日深夜に書いてたので疲れてだいぶはしょってたんよな。補足ついでに書きました。

他のレポートに関してはブログにあるので興味ある人は是非、それでは去年の中国旅行写真整理してきます・・・

マニラ空港はフェルッカだった。

おわり。

※サムネイルは奇跡的に発掘された当時のUOスクショ。
マニラの写真はHDD壊れてどっかいった。

↓ゲームの大会を見に行った海外旅行記

https://dotakiti.com/tournament-tour/

大会現地観戦記