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#6 さっさと名乗って、やってみる

先週は何かと気忙しく、さっそく週2回更新が追いつきませんでした。申し訳ないです。と言いながら、まだフォロワーが全くいない現状(笑)それでも、誰へでもなくお詫びする。頭を下げる。それは、ココでは「作家」としてやっていく気構えが多少なりあるからです。

もし偉気に聞こえたら、ごめんなさい。それは意図してないです。なりたい何かがあるなら、いっそ「なって」みると、割と背筋がシャンッとするもんです、というお話。

好きな言葉の一つに、ロバート・ロドリゲス氏(映画監督)による、次のものがあります。

If you want to make films, don‘t say you want to make films. Just say you’re a filmmaker. If your identity is someone who someday would like to make a film then you’re going to remain someone who someday would like to make a film. 

名は体を表すじゃないけど、もし映画を撮りたいなら、映画を撮りたいとは言わずに、映画監督と名乗ってしまえば良い。確かに「映画監督」と「映画を撮りたい人」とでは、日常の所作から何から異なる気配です。

さっさと名乗って、動いてみたら?

そう言われている気がします。もちろん前後の文脈もあるので、気になる方は調べてみてください。

こういう言葉の後押しも受けながら、私は作家をやっています。そして受け手がいて、やっとこさ「作家」だとすると、冒頭のように、お詫びを伝える姿勢にもなってくる。まぁ今は誰にも届いていないかもですが(笑)

勢いそのままにお伝えすると、むじ877というペンネームも「作家」としての自分とそれ以外の自分とに線を引くためです。

仮に私の名前をタナカとすると、タナカのプロフィールや外見に紐づく声がやたらと聞こえてきて、鬱陶しいときがある。立場や役割がギュギュッと絡まってきて、息苦しいときがある。

男の子なら〜だね。若いんだから〇〇できるでしょ。教員としては…云々。

そんなとき、「あー、面倒臭い」って。「あー、タナカから降りたい」って強く思うんです。たとえキラキラしたものであっても、それは偏見になり得るし、程度によっては傷つく。

という訳で、いつの頃からか、軽やかに複数の人生をしかも同時に生きてみたいと考えるようになりました。

字におこして眺めると、我ながら勝手ですね(笑)

思えば幼少期は、日毎に、戦隊モノの(なぜか赤色じゃなくて)緑色になって敵を追ったり、地球外生命体になってカラダが再生したり、生き物博士や考古学者になって動植物を探したり…何でもアリでした。

そんな具合に、モードを変えるというか、いくつかの人生を走らせる毎日です。根っこに何かあるような気もしますが、まだしっくりくる言葉が見つかってません。

それでも一足飛びに「作家」と名乗る私の言葉が、誰かの後押しや箸休めになると幸いです。今回もお付き合いいただき、ありがとうございました。

ではでは。

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