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リストカット少女が幸せを取り戻すまで 〜中学生時代 ⑤〜

「お母さんがな、車から飛び降りてな。
今○○病院に入院してるねんや。」

そう聞いたのは翌朝でした。


最初は面会できず、病院を転院した
きっかけで面会可能になりました。 

母が薬を飲んだり自殺未遂をする理由は
父だと思っていた当時は父が大嫌いでした。


毎日電車に乗って
意識が戻らない母に会いに行き
病室で千羽鶴を折りました。
母は頭を強く打ったのか
目の周りは青アザのようなものができていました。

家と病院を往復する毎日でした。

数日後母は意識を取り戻しましたが
私に対して『あなた誰?』と言いました。

毎日電車に乗り
はやく良くなってと鶴を折って
意識が戻ったら大嫌いなお父さんのもとを
離れてお母さんと一緒に暮らせると思っていた私。

それがすべて崩れていきました。
ベットから出ようとする母を
通さないようにと広げた腕を
母は何度も叩き、

ナースコールを押してその日は
泣きながら家に帰りました。

そして自分の存在を確かめるように
母に叩かれた腕を何度も切りました。

そのまま病院に会いに行く事はしません。 

そして母は祖父母と一緒に
母の地元の精神病院に入院ました。

遠方だった為、簡単には会えず
そして一緒に暮らしたかった私達を
置いてどこかへ行ってしまった事が
すごく悲しかったです。

そのまま地元の高校を受験して
高校生になりました。

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