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スカイキャッスル

実は韓国ドラマ初体験。
韓流にはドラマも歌も(もっと言うなら旅行も)まったくハマってこなかった。
日本版を何話かみて、原作は韓国ドラマであることを知り prime videoで検索したところ全36話となもし!なかなかのボリューム。結果、いい感じのハマり方で全話視聴完了したので思いつくまま感想を残しておこうかと思う。

*日本のサスペンスは正義=答えはひとつみたいなところがある(昔はそれが好きだったんだけど)が、スカイキャッスルは最終的に視聴者に答えを委ねられているような気がする(いい意味で)。正義とか常識(例えば「殺人はいけない」とか「親を大事にしなければいけない」とかそういったこと)の押し付け感がなくて良き。

*出てくる家族それぞれやばいけどノ・スンヘ家族の顛末が爽快で好み。

*チン・ジニの存在が可愛い。重厚で深刻な物語の中で、どれだけジニの存在に癒されたことか。

*ハン・ソジン役の女優さんの演技力に脱帽!よくぞこれだけ憎たらしさを出せるなと。見ていて本気で腹が立ってきたほど。終盤の表情がまったく別人に思えるほど知的で優しくて。許してしまうではないか、不思議なことに。

*カン・ジュンサンの終盤の目覚めは素晴らしい。母親(ユン女史)に心情を吐露したシーンが特に心動かされた。「自分自身で悪い流れを断つ勇気」とでもいうか。ラストでの変わりように賛否両論あるようだが目覚めとはそういうものだと思う。共感できる。

*キム先生は悪役ではあるが、ところどころ刺さることを言う。でもそれは自分自身にも言ってるんだろうなと感じる。欲望があるからビジネスとして成り立っているというジレンマ。そもそも受験に勝つことが成功と言えるのか?成功することが幸せと言えるのか?

*イ・スイムが作家ということもあり、こちらは冷静に事件を観察する感じでいくのかと思いきや、まあまあぐちゃぐちゃに巻き込まれることになっていく展開は予想外だった。ただ、それを乗り越えたが故に芽生えた「友情」は少し羨ましい。アタシは友達と本気でぶつかり合うなんてしてこなかったから。

*ソジンさんの実家の話やキム先生の娘の描写など、日本では「差別」的すぎて難しいがために設定を変えたのだな、と納得。

*ヘナの復讐劇、もっと楽しみたかったな。

*妬み・僻み・蔑み・欲・・・
 これでもかと見せつけられるのは結構苦しかった。

日本版でそれぞれ役者陣がどのように演じるのか楽しみだ。

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