【TOP日記〈21〉】風が吹くと云々の回は割とお気に入りです
無意識です。
noteに移転後最初の記事ですね。
これからもよろしくお願いします。
今まで通り、
記事の更新はtwitterで告知しておりますので
アカウントのリンクを置いておきます。一応ね。
日常的に呟くようなアカじゃないんでフォローはしてもしなくても。
過去記事もこちらに移動させたんですが、
書いてる時の自分が思ってるよりも
一回ごとの文字数多いですね?
いや週一の更新だからあんまり短いのも
どうかと思うんですが。
そもそもこのサイトって
こういう記事にあんまり向いてないと思うんです。
思ってはいるんです。
ただちゃんとしすぎてるブログを探すのもダル…
もとい、性に合わないので
これはこれでいいかな。なんて。
あ、あと、
この機会に
企画以外の記事もバックアップをとったので
未来の私が「我ながら面白い」と思ったら
それらも上げるかもしれません。
なにはともあれ
不束者ですがお手柔らかにお願いします。
それでは、本編。
ライゼンの魔科学兵器により敵軍自軍ともにダメージを被る。
神具グーングニルと引き換えにペガサスの力を借り
クレスはダオス軍の空戦部隊を打ち破った。
いざ城へ攻め込まん、と
意気揚々と城を出たところでロディと鉢合わせ。
両脇にはミッドガルズの兵士を連れています。
ん?『兵士に連れられています』かな?
そんな芸人もいたなぁ、という構図。
「…ロディ!」
「おや、君たちは…」
「どーしたの?」
「えーと…」
「ここにいるロンドリーネ嬢は
ヴァルハラの戦役で目覚ましい働きをした
故に国王陛下からご褒美を取らせるのだ」
「ロディもヴァルハラ戦役に?」
「知らない間に巻き込まれてただけなんだけど」
「にしては、なかなかの働きだったぞ」
「…だってさ
ね、君たちも一緒に来てよ」
「僕たち、これからダオスを倒しに行かなくちゃならないんだ」
「ダオス、を…」
「ええ、そうなんです」
「だったら、なおさらだよ」
「どうして?」
「私も、ダオスのところへ行こうと思ってるから」
「ロディも?」
「君たちに先を越されたくないしね」
「ずっと情報を集めてたのもそのためなんだな」
「そういうこと
ね、ちょっと待っててくれない?」
「クレスさん、一緒に行ってあげましょう」
「そうだね」
「ゴメンね、今出てきたばっかりなのに」
「いや、構わないよ」
「いいか?行くぞ」
昨日ぶりの謁見の間。
こいつらまた来たの?な視線もなんのその。
「その方のヴァルハラでの戦いは見事な働きぶりだった
その行いに報いるだけの充分な褒賞として
10000ガルドを与えようぞ」
「お金はいらない
それよりも“ドラグノフ”をもらえないかな」
「控えよ
恐れ多くも国王陛下の褒賞に不平を申すとは」
「よい。
“ドラグノフ”とな?それは一体、何だ?」
「ミッドガルズに仕えていた英雄ヴィクトルの剣だよ
本当なら、我が家に代々伝えられていたものだけど、
今はここにあるらしいって」
「ふーむ…、もし、そのようなものがあるなら、
それを与えるのもやぶさかではない
だが、残念ながら我が城にはそのような名の剣はない」
「えっ…!?」
「そもそも軍事大国となった我が国で
個人が英雄と呼ばれる時代は何百年も前に終わったのだ」
「英雄ヴィクトルは!?」
「聞いたことがないな」
「嘘でしょ…?」
「嘘ではない」
「どういうこと…?」
どうやら隠し事をしているわけでもなさそう。
間違った情報を掴まされたのか、
なにかの思い違いをしているのか。
どちらにしてもロディはかなり動揺している様子。
「再び国民に被害の及ぶことがないよう
早くダオスを
頼んだぞ」
「はい
ロディは…」
「当然、行くよ
ダオスと戦うのに、父さんの武器が欲しかったけど、
ないんじゃしょうがない
ここにないってわかった以上、
ぐずぐずしてらんないしさ」
「わかった…一緒に行こう」
「ありがとう…行こう!」
「頼んだぞ」
今度こそ街を出て、ダオスとの決戦に向かいましょう。
ヴァルハラ平原の同じマップをもう一度、
今度は敵のいない状態で進むのですが
まぁ道なんて覚えてませんよね。
今回も直感でザクザク歩きましょう。
しばらく進むと
なにやら騒々しい場面に出くわします。
あれは、見慣れた兵装…。
「助けてくれ~!」
「あれはミッドガルズの…!」
「おそらく、ヴァルハラ戦役で戦った魔物の残党です!」
「助けよう…!」
強制的に戦闘が始まります。
ボスではないので強敵ではありませんが
ちゃんとクレスの装備を直しましたか?
私は案の定素手でした。
そんなこんなで魔物の群れを討ち払う。
助け出したのは3人のミッドガルス兵士。
ただでさえ雑魚なんだからもっと徒党を組め。
3人もいてわかりづらいので
兵士だけセリフ割りを明記しときますね。
なぜ今までそうしてなかったのかは後ほど。
「大丈夫ですか!?」
A「ああ…助かったよ、ありがとう」
B「ちっ、どうして、私のような武門のエリートが
こんな戦場の中心でみじめな目にあうんだ!」
C「エリートって、昔はどうだったか知らないけど、
今じゃ没落した一族だろ」
B「すべて老いぼれヴィクトルのせいだ!」
「ヴィクトル…?」
B「じいさんはまだ毎日あいつの恨み言を言ってるさ。
尻拭いをさせられたってな」
「…そのヴィクトルっての、何したの?」
B「国王陛下が亡くなって、暴動やら混乱してる時に、
あいつは国を捨てて逃げやがった
その責任で、俺のじいさんは地位を奪われた
そのおかげで一族が落ちぶれて
私はこんな吹きさらしの中で仕事をしなければならないんだ!」
A「ああ、こいつの言うことはあんまり気にしなくていいから
100年近くも前の話だし
さ、行くぞ」
そう言って兵士たちは平原の奥へ姿を消します。
いや、そこは一旦戻って休むなり補給なりしとけって…。
また襲われても知らんぞマジで…。
「まさか…」
「どうしたんだ、ロディ」
「ヴィクトルは、私の父さん、かもしれない」
「何を…」
「名前も同じ、時期的にもちょうど合うんだ
私は父さんと一緒に森の奥に隠れ住んでた
父はいつもミッドガルズの刺客に狙われてた」
「だって、そのヴィクトルさんという人がいたのは
100年近く前なんだろ?」
「…信じてもらえるか、どうかわからないけど…
私は、100年前から今のこの時代に来たんだ、
ダオスを追って」
「君も僕たちと同じってこと…?」
「君たちも?」
「僕たちは100年後の未来から…」
「そう…不思議なこともあるもんだね
…でも、そっか…
父さんが自分のこと聞かれるのを好まなかったのは…
昔のことを、思い出したくなかったから、かな」
「でも、英雄だって話してたのは…」
「ごめん、父さんはミッドガルズを救う
大きな仕事をしたって言ってただけ
私の中で父さんは、本当にすばらしい人だから、
少し大げさに言っちゃったかもしれない
でも、父さんが嘘つくなんて考えられない
まっすぐで、他人にも自分にも厳しい人なのに」
「と、とにかく、
今はダオスのところへ急ぎませんか?」
「そ、そうだね
いいかな、ロディ?」
「あ、うん…行こ」
「『老いぼれヴィクトル』は父さんなの…?
私に話してくれたことは、
本当は嘘だったの?」
ちなみに、関係ないとは思いますが、
「ヴィクトル」という名前は
テイルズシリーズの別作品でも登場。
メインキャラではないもののかなりのポジション。
父親…?娘…?
まぁ、関係ないとは思いますがね。
そのまま平原を突き進むと、
以前話に聞いた『橋』が現れます。
そこを渡ればダオスの城はすぐそこ。
ちゃんとセーブしてからお邪魔します。
ミッドガルズ城に引けをとらないほど
立派で端正な城。
ダオスひとりの居城にしてはめちゃくちゃでかい。
怪しげな雰囲気を助長するように
濃い霧を漂わせています。
「……」
「どうしたんだい、ロディ」
「え…?
あ、うん、なんかドキドキしてきちゃった」
「大丈夫ですか?」
「うん…」
「手が震えてるぞ」
「あは…
こんなんじゃダメだね
ダオスと戦えないかも」
「一旦、町へ戻った方がいいんじゃないか」
「ううん、進もう…!」
「無理しない方がいいと思うんだけど…」
「途中から出しゃばった私のせいで、
君たちの歩みを止めるわけにはいかないでしょ」
僕も本当にそう思います。
平原抜けるのまあまあ面倒なんだからな。
「…大丈夫だよ!
僕たちがいる
ミントやアーチェ、クラースさんも
みんな一緒だよ…
ダオスは敵じゃない!」
「そうだよ、ロディ!
ダオスなんて怖くない!」
「みんな力を合わせれば、強くなれます」
「絶対、ダオスを倒そう
ロディ!」
「あ、うん…
…ありがとう
みんな、いい人だね」
「まったくな」
「自分は『いい人』じゃないって悪ぶってるつもり?」
「いや、別にそういうつもりではないんだが…」
「行こう」
(怖いのはダオスじゃないんだ
それよりも何よりも…
…真実を知ること…)
__________
今回はここまで。
ダオス登場まで行けるかと思いましたが
ロディに対しての掘り下げばっかりでしたね。
アニメで言う「担当回」ってやつ?
次回こそダオス出ます。きっと。
もう城まで来てんだもんさすがに出るでしょ。
…出るよね?
ダオスとの戦いの行方はもちろん、
ロディの過去・素性もこれから明らかになっていきますので
そちらもお楽しみに。
ちなみに、先ほど一部セリフに
兵士A、B、Cとふりましたが
基本的にはセリフ割りを明記していません。
誰のセリフかわからないと辻褄が合わないようなことは
そもそもめったにないですし、
せっかく個性豊かな口調なので
”口ぶり”だけでぼんやりと
誰が喋っているかイメージできればなぁ
という想いがあってのこと。
決して面倒だからではありません。
それにいちいち全部のセリフを
ク「I am GOD'S CHILD」
ミ「この腐敗した世界に堕とされた」
みたいにしちゃうと
文面が散らかっちゃうのが嫌なんですな。
そんなわけで皆様の脳内補完にお任せしております。
がんばれ。
それでは。
「我ながら面白い」というか
「自分しか笑ってない」だらけな
無意識でした。
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