【TOP日記〈30〉】首から下の全てを頭部へ集めたい


無意識です。


先日、縁あって脱毛サロンの体験をしました。

ある程度どこの部位でもいけるとのことだったので
なんとなく「脇」をチョイス。


ニードル”という機材を使用するらしく
そこそこの痛みを伴うのですが、
脇の痛みはこれまた格別。

いい歳した男が弱音を吐くのも
ノミの胆石ほどのプライドが許さないので
歯を食いしばり拳を握ってひたすら耐える。


とはいえあまり意識を集中させるのも逆効果。

いろいろ関係ないことに考えを巡らせている途中、



「ワキやめろ」

「ワキやめろ」

「ワキやめろ」

「毛細血管がいっぱい詰まってるとこ、ワキぃぃぃ!!!」



「ワキニードルすな」

「ニードルすな」

「すな」

「すな」

「すな」

「ニードルせんのかーい!ニードルすんのか思たらせんのかい!」

「すんのかぁい…」



笑いを耐える手間が増えました。


麻酔みたいなこともしてくれるそうなので
素直に甘んじてもいいかと。




それでは、本編。







ダオスに有効と思われる『時間を操る魔剣』の噂を耳にする。
三種の武具である氷の剣・炎の剣・契約の指輪を揃えた一行は
それらを融合させるためオリジンのもとへ向かう。




まずはユミルの森へ向かいましょう。


ここで気付いたのですが、
すずを連れて歩いているとユミルの森入口から
忍者の里までワープができます。

そして忍者の里から出るときは
ユミルの森入口、トレントの森内部、
そしてエルフの集落の3か所から好きな所に飛ばしてくれます。

散々歩き回ったユミルの森をたった2ステップで
すんなりショートカットできるのは
すずを仲間にするうえで大きなメリット…かな?




トレントの森の奥で
いつか指輪を直した石盤に再会。

「やはり、ここにオリジンがいる事は間違いないな」

「ここにですか?」

「ああ、過去の世界で契約の指輪を再生してもらった時…
 一瞬ではあるが、オリジンが見えたんだ」


チェスターが空を見上げ何かに気付く。

「アーチェ!」

「え!?」

「へへぇ♡
 やっぱり、来ちゃいました」

「なるほど、空からとはな」

「ヴォルトの力のおかげですね」

「全く、その通りだな」

アーチェが戻ったので
ここで隊列変更のためにメニューが開かれます。
つまりこのままボス戦までいっちゃうよってこと。
装備も整えておきましょうね。おまもりはもういらないよ。


こちらの準備を待ってゆっくりと現れる精霊オリジン。律儀。

「おっと、いつまでも、笑っている場合じゃないぞ」

「炎と氷の封印を解いて、聖域に現れたる者よ
 覚悟はできているだろうな」

「望むところ!」


戦闘開始。


オリジンは雑魚数匹を連れています。
この雑魚、普通にトレントの森でも出現しますが、
氷属性の攻撃を吸収し回復しちゃいます。
ヴォーパルソードを装備している場合は注意しましょうね。

オリジン自体には弱点も耐性もないはずなんですが、
なぜかクラースの召喚術のひとつである
「グレムリンレアー」だけは吸収されます。何故…。

オリジンは攻撃間隔も早く、強く、そして攻撃範囲も広め。
なにぶん腕が4本もありますし。
後衛からできるだけ離して戦いましょう。



「くっ…
 こ、この私が、人間などに屈するとは…
 …何が望みだ?」

「私と、召喚の契約を結んでいただきたい…
 しかし、その前にあなたの力をお借りしたい
 時間の剣を作り出すために、あなたの力が必要なのだ
 炎の剣と氷の剣は、既に彼が持っている」

「時間の剣を?
 若者よ、なぜそれを求める?」

「ダオスを倒すためです!
 時間の剣がなければ、ダオスは時間転移して、
 未来に逃げてしまうからです」

「ダオスか…
 今、この世界の脅威となっているのか…
 ふふふ…」

「何がおかしいんだ!?
 お前、自分の立場がわかっているのか!?」

「お前達は、なぜダオスがこの世界に現れたのか、
 考えたことはあるか?
 奴は何者なのか?
 どこから来たのか?
 なぜ人間相手に、こんなことをしているのか?」

「たしかにダオスの正体はわからないことばかりです
 でも、あの人の行いが元で、多くの人が不幸になっています」

「僕達は、この世界を守りたい!
 みんながいるこの世界を!」

「……
 まあいい…
 私は負けたのだからな…
 お前達に従おう
 時間の剣を作るのだったな
 では、二つの剣とダイヤモンドの指輪を
 石盤の前に置いてさがるがよい」

匂わせるだけ匂わせておいて。
でもやっぱり律儀。



頭上に浮き上がる二本の剣。
大きく旋回しながら少しづつ近づき
ゆっくりと重なると暗い光を放つ。

やがて輝きが静まると、一本の剣がゆっくりと降り立つ。

「これが時間の剣…」

その名もエターナルソード


「な、何だ!?
 頭に直接話しかけて…」

『時を刻みし剣を使う者よ、
 我が力と一つとなりて、悪しき心の持ち主を倒すがよい』

「あ、頭に何かが注ぎこまれているようだ…」

ヤバいトリップとかじゃないです。


ここで空間翔転移・時空蒼破斬・転移蒼破斬
という3つの技を覚えるのですが、
『転移』とか『時空』とかついていますね。

これらの技は瞬間移動したりするんです。
終盤のドラゴンボールみたいにね。
まさにエターナルソードありきの技。



「次は召喚の契約だな
 ダイヤモンドの指輪を…」

それはさっき剣の材料にしたのでは…?
と思いましたが、完成した剣と一緒に地面に落ちてきてました。
融合に際しどう必要だったのかはオリジンのみぞ知る。




「後は、ダオスの居場所をつきとめるだけだな」

「でも、いったいどこにいるんでしょうね?」

「ルーングロムさんなら知っているんじゃない?」

「よし、それじゃあアルヴァニスタに行こう!」

「それじゃ、パッと行こ」

パッと来ましたアルヴァニスタ城。
ルーングロムに会って一通り説明したところまで時間がスキップします。
さすが時間を操る剣。関係ないか。


「そうか、ついに見つかったんだな!!」

「はい、それで肝心のダオスの居場所を知っておきたいのです」

「うむ、実は明確なことはわからないんだ」

「えぇ?」

「だが、手掛かりはある
 この世界にいつからか、
 常に闇に閉ざされた空間ができていたんだが、
 知っているか?」


一同ぽかーん


「そういう場所があるんだ
 私も詳しくは言えないんだが、
 そこにアーリィという町がある
 ダオスは時間を操る力があるんだろう
 行ってみれば何か手がかりがつかめるかもしれないな」

「常闇の空間もダオスの仕業と考えるのが自然というわけか」

「うむ、それに普通では見えないような空間に
 拠点を隠しているということも考えられる
 いずれにしても、推測の域をでないんだがね」

「それでは、その常闇の国にあるアーリィという町に行ってみるか」

「それでは、私はこれで
 がんばってくれよ」






__________






今回はここまで。


少し短めですがキリがいいので。

そのぶん次回はまた長くなります。

まぁけっこう大事な回なのでご勘弁。


常闇の地で待ち受ける物語をお楽しみに。




それでは。


アゴヒゲはむしろもう少し濃くなって欲しいと思う
無意識でした。

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