カッコウ

萌え。
今日の午前中は、
【萌え】でいっぱいになった。
あーこの景色を瓶に入れて持ち帰って
ずっと見ていたいな。
そんな想いになるほどに【萌え】だった。

社員さんたちには
メンター制度というものがある。
先輩と新人さんがペアを組み、
先輩は、
自分の教え子の面倒をみる
というものらいしい。

今日は、
わたしの先生のペアの方(新卒さん)が
来る日だった。
ちょっとまえに、
このメンター制度のことを
先生から教えていただき
ペアの子の写真を見せていただいた。

見た瞬間、え？新卒？と目を疑った。
どうみてもおじさんだったからだ。
ほんとうに。
新卒さんは体も大きいし、
わたしの先生は痩せ型なうえに童顔なため、
どっからどうみても逆なのでは？
という問いが浮かんだ。
その新卒さんが今日はやってきたのだ。

見た瞬間、写真と同じだなと思って
胸の辺りがサワサワし出した。
わたしのエモーションは強烈に刺激された。
もう見てはいけない。
そう思った。
見続けてしまったら
絶対に笑ってしまうからだ。
もう完全に視界からお二人を消し去り、
仕事に熱中することにした。
二人の会話だけが耳に入ってくる。

先生がいろいろと世話を焼いている。
チラッと見てしまった。
どうみても、おじさんとお兄ちゃんだ。
だめだもうみてはいけない。
新卒さんだからか、
先生はとてもとても親切に
優しくお世話をしている。
とても可愛がっているようだ。

なんか小鳥の巣にカッコウが卵を産み付けて
孵った雛を自分の子供だと思って育てる、
あれみたいだなと思った。
新人さんも先生にメチャメチャ懐いている。

おもしろ可愛い！
なんておもしろ可愛い光景なんだろう！
もうお二人のやりとりが可愛すぎて、
えーーーーいっ
と、網で捕まえたくなった。
なんて可愛いんだろう。
胸がギューーっとなった
可愛すぎてどうしようもない、
なんなんだかわからないけど
２人を捕まえて瓶に捕獲したい衝動。

なにか小動物の生態を観察しているかのような
ものすごい興味をひかれた。
しばらくしたら、
お二人は土木の現場に行ってしまった。

いや～～
でもひさびさに
【可愛すぎてもだえる】という経験をした。
お互いに好き同士のやりとりを見るのは
ほんと心が和むし癒される。
良い体験をした。