見出し画像

Snowflake DataCloudSummit2024 に参加してきました

ナウキャストでデータエンジニアをしている六車(X: @mt_musyu)です。
2024年6月3日~6日でサンフランシスコで開かれたSnowflakeのカンファレンス(DataCloudSummit2024)にナウキャストから4名参加してきました。
主にXでsummitの様子を実況していたので参加メンバーのポストを参照して感想を加えながらまとめたいと思います!(来年以降参加される方向けのTipsも書いていきます)

事前準備

Tips

  • ESTA関係

    • 少なくとも72時間前に申し込む必要がある

    • 直接ESTA取得すると$20くらいだが、代行サービスというのがありそれだと9000円近く取られてしまうこともあるので要注意

    • ESTAは有効期限2年間あるので早めにゆっくり取っておくのが吉

    • 申請はESTAのモバイルアプリが便利です

  • 名刺はエンジニアも100枚持っていくこと

    • 名刺無くなります

  • SnowVillageに参加すると良い

    • Snowflakeのユーザ会のslackに参加しておくと良いです。皆さん優しいし、情報共有を積極的にやっていただけます。

サミット前観光

Tips

  • とにかく日差しがすごいのでサングラス、日焼け止め必須

  • 乾燥しており、日中の温度差が激しい(昼間は暑いが夜は寒い)ので軽く羽織れるものを持ち歩いた方が良い

  • 移動は複数人ならUberやlyftが便利

    • 地下鉄は治安があまりよろしくない、かつ複数人ならUber頼む方が安いです

  • 現金は最低限で良い

    • 実際、私は現金全く使わなかったです。クレジットカード文化。というかタッチ決済文化(Apple Payしか僕は使わなかったです)

観光

ワイン好きならナパバレーは行った方が良いです。僕たちはオーパスワンロバート・モンダビのワイナリーのテイスティングツアーに参加しました。どちらも予約必須です!まあまあお値段も張りますが、何故ナパバレーができたのかという話からワイン作りに適している理由、それぞれのワイナリーの思いなど聞けてとても勉強になります。そしてオーパスワンのガイドはなんと日本語で行ってくれました。

ロバート・モンダビでのテイスティング

定番ですが、ゴールデンゲートブリッジもおすすめです。自転車で渡れます。ただ、まあまあの距離があるので体力は必要です。

気持ち良い天気のなかゴールデンゲートブリッジまで自転車でshort expedition


ゴールデンゲートブリッジは自転車で渡れます


あと何気に良かったのがWaymoに乗れたことです。
Waymoはサンフランシスコ市内限定で走っている完全自動運転タクシーです。
全然Uberとかより安心感あり、未来を感じました。

サミット本体

Tips

  • ご飯は会場では細々出てきたり出てこなかったりする

    • 今回は1日目の夜、2日の朝昼、3日目の朝昼夜、4日目の昼にご飯が提供されました。

  • セッションは予約してなくても参加できる

    • 「Standby」という列に並べば良い

  • セッションはほとんど後から動画が公開されるので、現地で無理に詰め込まなくてもいいかも

    • それよりブースを回ったりして交流した方が良さそう

  • セッションは随時追加・更新されるので定期的に確認すると良い

    • Keynoteを経てsummit期間中も更新されたりするのでこまめにチェックした方が良いです

  • セッション検索はとにかく大量なのでwebサイトや提供されるmobileアプリで時間ごとに探すと捗ります。

    • 大学の授業のコマを埋めるように時間ごとにセッションを検索できるので、善良から探さず、時間ごとに検索する方がやりやすいかも?

    • ちなみに六車の最終的な全体のスケジュールは以下のような感じです。

summit中のスケジュール。移動時間とかもありなかなかタフでした笑
  • Platform Peakという最新機能に特化したSnowflakeブースに行くとSnowflakeの人に最新機能について色々聞けることができる

    • 気になる料金や裏側のアーキとか聞けます

  • Snowpro Loungeという資格取得者だけが入れる特別なラウンジがあり、行くと色々もらえる

    • カンファレンス参加前に資格とっておくのおすすめ

  • 同時翻訳をZOOMやmeetの機能を使ってやったら英語がわかりづらくても理解が進む

    • セッション中やブースを回る時にmeetを立ち上げていてリアルタイムの文字起こしを使って理解を深めているメンバーもいました

Day1 - Opening Keynote

  • CEO Sridharの話

  • NVIDIA Jensen氏との対談

  • ユーザー企業4社からCDOが集まってパネルディスカッション

がOpening Keynoteで実施されました。

このOpening Keynote、ぶっちゃけ少し地味()だったのですが、僕は個人的にこの地味さに心打たれていました。無駄にキャッチーにせずにエンタープライズでデータ利活用が進むために地道な足回りをきちんと整備しないといけないと思っていて、その考えがこのOpening Keynoteから感じました。

Day2 - Platform Keynote

  • SridharとBenoitによるSnowflakeにおけるplatformの考え方を熱弁

    • "One Platform", "AI Data Cloud"

  • 怒涛の新機能のアナウンス

2日目のPlatform Keynoteはとにかく怒涛の新機能のアナウンスでした。聞いて
最初のSridharとBenoitによるSnowflakeのプラットフォームとしての方向性、考え方のところで、One Platformという単語を多く発言されていたのが印象的でした。エンタープライズでデータ利活用を推進していくにはガバナンスであったり、セキュリティを考慮するのがとても大事。SnowflakeではOne PlatformとしてSnowflakeからデータを出さずにデータ利活用ができるように機能を追加している。とても地に足がついたロジカルな考え方と感じました。

新機能に関してはJapanのwrapup sessionでまとめていただいたものをシェアします。

セッション(抜粋)

特に印象に残ったところを抜粋して紹介します。

オーケストレーションの新機能については別途以下ブログにまとめました。なかなか地味ではあるのですが、データプラットフォームとしてオーケストレーション機能は必要不可欠であると個人的には思っており、それをSnowflakeネイティブでできるのは熱いです!!

(カンファレンスに登壇している企業というバイアスはあるが)海外ではデータ利活用は当たり前で、今はガバナンス、ユーザビリティ、シェアリングに興味が向いている企業が多い印象を受けました。特にエンプラ領域、金融ドメイン。
データ利活用はエンプラでこそやると強力なのに日本じゃ全然進んでいないのがとてももったいない。今後我々も気合を入れてデータ利活用の推進に取り組んで、かつ情報発信したいと感じました。

Icebergテーブルに関してはKevinさんがsummit期間中にブログにまとめてくれました。Iceberg、ぼんやりしかキャッチアップできてませんでしたが、技術的にも面白いし、ユースケースも汎用的だと感じたので、これからどんどん使い倒していきたい気持ちです。


その他

  • 日本ラップアップセッション

    • 日本語でsummitのwrapupを実施していただく(ありがたい)

    • サプライズでSridhar, Benoit, Therryが登場!

    • 日本からの参加者でグループディスカッション

Sridhar, Benoit, Thierryを交えてのディスカッション

SnowflakeのTopからのディスカッションで特に印象的なのはBenoitの「SnowflakeはiPhoneのようなプラットフォームを目指していく」という話です。今回発表された堅牢なガバナンス、セキュリティを持ったプラットフォームにNative Appでアプリを各社が出して、それをシェアしていく。よりユーザは、ビジネスに向き合う。納得感のあるストーリーでした。Native  Appの利活用は我々も実施していきたい。

日本からの参加者同士でのグループディスカッションでは今回発表された新機能をどのようにビジネスに活用させていくか、というところを話しました。みなさんやはり共通の課題を感じており、また目線感もお聞きする中で刺激を受けました。

グループディスカッションで話したことを共有


  • コネクション、コネクション、コネクション

summit期間中多くの方とのコネクションを作ることができました。
ブースを出しているSnowflakeパートナー企業の方、Snowflakeユーザ(日本のユーザはもちろん、海外のユーザも)、Snowflakeのプロダクトを作っている社員さん。
このコネクションも怒涛で、本当に良い刺激を受けました。
ちなみに今回のsummitでは日本からは参加者250人+Snowflake社員40名の方が参加されていたようです。来年は目指せ日本からの参加者1000人!

気になっていたツールベンダーの方に直接話を聞けてデモしてもらうのも本当に貴重な経験です。早く我々のプラットフォームでも適応したい。

他レセプションや日本独自の飲み会などたくさんの方と美味しいお酒と食事を交えながら交流させていただきました!

ランチはDJがノリノリの音楽を流しているgardenで。ここで隣に座った方とカジュアルにコミュニケーションとかしてみたり・・・
summit参加者全員参加のパーティ
二次会で行ったいい感じのジャズバー

全体を通して

  • 各社データについて真剣に考え取り組んでいる方々とのコミュニケーション

  • 海外の先進的な事例を肌で感じる

  • Snowflakeとその周りのエコシステムに対しての理解を深める

というところでモチベーションがかなり上がっております。データ利活用推進のためにSnowflakeというプラットフォームは有効であるということが実感できました。そして多くのデータ利活用推進に取り組む参加者の皆さんから良い刺激を受けることもできました。これから日本においてもデータ利活用をどんどん推進していきます。やっていくぞ。

We are Hiring!

この件についてもっと詳しく知りたい、議論したい、はたまたナウキャストという会社に興味を持ったという方は、カジュアル面談フォームから連絡ください。その際に「Snowflakeのsummit参加レポートを見た」と書いていただければ幸いです!

ナウキャストではエンジニアを募集中です。エントリーをお待ちしています!


Appendix

セッションの様子

セッションの様子をリアルタイムのXの投稿ベースで紹介します。

Day1

Day2


Day3

Day4

4日目はDevDayが共同開催ということでSnowflakeに関わらず、Data&AIに関数セッションが多く開催されました。OpenAIやNVIDIAの方から直接話を聞けたのは感動です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?