✨🦋香りは心を映すもの🦋✨

香りとお客様へ真摯に向き合う香水アドバイザーの皆さま🤵‍♀️🤵
お疲れさまでございます😌✨

早速ですが、先日店頭で出会ったお客様からいただいた“リクエスト(お探しの香り)”が、私自身も改めて深く考えさせられる内容でしたので、その時の事をシェアさせていただきますね️📝
久しぶりに香水の接客ロープレをしているような緊張感でした😅

皆さまにも｢それを聞かれたらどうご案内するか？🤔💭｣をお考えいただけたら良いトレーニングになると思いますので、ぜひシミュレーションしてみてくださいね🌼

🎤ご来店時の状況について・・・🎤

☑️お客様がご来店された時にはまっすぐに香水カウンターを目掛けてお越しになられました。
☑️女性のお客様です。(お見かけ30前後くらいでしょうか🤔)
☑️私がいるブランドの香りは｢話には聞いていたけど香るのは初めて｣との仰せ。
☑️今まで使ってきたのは有名どころのレディースフレグランス。しかしどれも特に気に入っている訳ではなく、使いきれた事がないそう。

※ちなみに私は｢何かお探しですか？｣｢どのような香りをお探しですか？｣は基本NGワードにしているのでそのような言葉は出しません🙅‍♀️

開口一番そのお客様が仰ったのは『大人の女性をイメージする香りはどれですか？👩‍🦰』『とりあえず全部試したいんですけど👩‍🦰』でした。

私はその時のお客様のご様子から、もしかしたら今までそのような探し方で｢違う。違う。どれも違う。｣となっていないだろうか？と少し心配になったので軽くカウンセリングをしながら香りを試していただきたいなとピンときました。

なぜなら・・・
1️⃣｢大人の女性｣とは明確なイメージを仰っているようで、実はとても抽象的で感覚的なイメージであるから。
2️⃣30種類以上ある香水の売り場でも全ての香りが正確に判断できるとご自身の嗅覚を信じられているから。

まず1️⃣について解説いたします👩‍🏫

｢大人の女性｣というワードをハッキリ仰るという事は、明確に何かそのお客様の中にイメージがしっかりあるはず💡
だけどそのイメージ(女性像)が、ご提案させていただく私たちとシェアできていなければ｢どれも違う｣となって終わってしまいます😓

そして2️⃣について👩‍🏫

香水に従事されている皆さまならよくご存知だと思いますが、正確にそして冷静に30種類以上の香水を短時間で判断できるのは容易い事ではありません。
そのメカニズムをご存知でないお客様もたくさんいらっしゃるのは事実です。
しかしその言葉を鵜呑みにして片っ端からムエットに香りをお出しして｢どうぞ💁‍♀️｣と快く促す事はできません。

少しでもお客様のご要望にはお応えしたい。
でも、言いなりになるのは違う。

それがアドバイザーの基本だと思っているのでこのような言葉でお訊ねしました。

🤵‍♀️｢お探しのイメージの香りをご紹介させていただけたらと思いますので、お客様にとっての“大人の女性”の持つイメージとは内面的な清楚な女性像ですか？それとも外見的なマダムな女性像ですか？｣
など、お訊ねしてみたのですが・・・返ってきたお言葉は・・・

👩‍🦰｢とりあえず全部試させて｣
でした🤦‍♀💔️🤦‍♀💔️

もちろん全てを試しても・・・と思ったのですが、

すみません🙇‍♀️

荒治療の手段をとりました🤦‍♀️🤦‍♀️🤦‍♀️

きっとここまで頑なに仰るには何か理由があるのでは？と思ったからです。

全ての香りをムエットに一通りつけてゆき、お試しいただきました。

しかし、お連れ様と｢あーーー段々分からなくなってきた💦｣と仰る始末🤦‍♀️

ここで｢人の嗅覚って意外と普段使い慣れてない感覚なので、香水でしたら本来2~3種類くらいまでしか正確に判断できないみたいです🤵‍♀️｣
とゆっくりお伝えいたしました😌

それで少し心を開いてくださったのか、
｢今まで香水を選びに色んなカウンターに行ったんです。いつも“大人の女性のイメージ”と伝えると甘い香りを紹介されるんですけど、甘い香りが好きじゃなくて・・・可愛い香りが苦手なので・・・｣とお話してくださいました。

・・・・・・ん？？？？😳😳😳

｢大人の女性のイメージ｣と伝えてアドバイザーから紹介される香りが｢甘い香り｣？？？？😳😳😳

そして更に違和感を感じた言葉が、そのお客様にとって
｢甘い香り｣=可愛いイメージ🍒だと思われていた事です。

さらに驚いたのは、先程お試しくださった香りの中で｢これ好き｣｢これは嫌い｣となんとなく分けられていたムエットの｢好き｣の中には、ふんわりガーリーで夢見る女性をイメージした香りが💡

ずっと仰っていた｢大人の女性｣のイメージを追いかけすぎて、本来のお客様の“お好きな香り”を見失いかけていらっしゃったのかなと思い、それをお伝えさせていただきました😌💭

｢この香りはカカオがメインで、“スイートノート”や“グルマン系”なんて言われますが・・・きっとそんな事より、この香りがお客様にとって一番“心地よい香り”だったんですね😊｣とお伝えしたところ、とても優しい笑顔になっていらっしゃいました☺️✨

もちろんその香りをお選びくださりお持ち帰りになられ、ホッと一安心でした😊

今振り返ってみてもこのお客様のご対応は私の中では随分荒治療でした😓😓😓

いつもの自分の接客スタイルとは真逆です・・・🌀

お客様が｢探しているイメージ(女性像など)｣お持ちになる事はとても素敵な事だと思うのですが、時にそのイメージを強く持ちすぎて、本来楽しむ為の香り選びを血眼になってカウンターにお越しになるお客様がいらっしゃるのも珍しくありません。

そして昨今増えているのが“イメージ”だけでなく“香料”に雁字搦めになっているお客様が多い事も体感しています😓

見えてきた問題点としては、
⚠️お客様がなぜそのイメージの香りを探していらっしゃるのかを訊ねないスタッフが多い🤦‍♀️💔
⚠️｢説明｣だけで接客をされ、お客様がご自身で選ぶスタイルに慣れてしまっている🤦‍♀️💔

今はSNSで調べれば誰でも何でもわかる時代で、お客様もご自身で予めしっかり調べてからお越しになる方もとても多いなと痛感しています😓

その一方でスタッフ側は、そんなお客様に甘えていたり時に面倒だと思っている節を肌で感じます。

自分の足で香水カウンターに新作を試しに行く事もありますが、パーソナルなアドバイスをしたり目の前にいるお客様を｢はっ！｣とさせるようなプレゼン力があるとは思えず、“引き出しが無いスタッフ”がとても多い気がいたします😓💔

(悲しい事ですが、お会計の際にこのお客様も他のカウンターでの香水選びのお話をお聞きしたところ、そのように仰っていました😢)

私の拙い文章力ではなかなか伝わりにくい事例ですが、これをご覧になってくださっている香水アドバイザーさんがお客様の持っていらっしゃる情報に頼って香水選びをされているのでしたら、少しでもこの事例で何か気付いてくださったり、参考にしてくださいましたら嬉しく思います😌

お客様が｢〇〇の香りを探しています｣と仰るその“言葉”だけを受け取らず、その心理や背景まで必ずヒアリングしてさしあげましょう😌✨

そして、もしすぐにお客様の心が開けないようでしたら、その頑なな理由を自分なりに探してみましょう😌✨

《今すぐ接客で使える｢特別感｣を演出できるキーワード🗝》

｢甘い香りを探してます｣とお越しになられたお客様には、｢“甘い香り”にも様々ございますよ😉｣とお返しするだけでサプライズ＆ワクワク感を持っていただけるハズです✨

さらに｢この人、なんか違うな💡｣と思っていただけるのでぜひ使ってみてくださいね🤫✨️

興味深いな😌参考にしてみようかな😌と思っていただけましたら励みになりますので、ぜひ｢♡｣やコメント、フォローをお願いいたします😊