【博士とボブ】値札
博士「うっふっふっふ。いよいよ値札ができたぞ」
ボブ「博士!博士、値札ってどういうことですか?」
博士「おぉ、そうじゃボブ。値札っていうのはなぁ、値段がいくらですよっていうことをつけておく札じゃ」
ボブ「いやそれわかっ…わかりますけど、商品があって、値札があるんじゃないんですか」
博士「おぉ、いいところに気づいた。ところがのぅ、この空気に値札はあるか。この地面、この雲、この空に値札はあるか。そのすべてに0円という値札をつける。それがわしの発明じゃよ」
ボブ「えっ、いやまぁでも、なんかちょっと、うーん。はい。まぁ、自然はプライスレスっていうそういうことですか?いまあるものを大事にっていうそういうことですか?多分そういうことですよね」
博士「おぉ、よく気づいたのぅ。そういうことじゃ」
それから博士とボブは、森林浴に行って、森の空気はやっぱりちょっと澄んでいるねぇっていうような会話をして、日帰りで夕方ぐらいに帰ってきて、そして夕ご飯を食べて眠りましたとさ。
おしまい
ありがとうございます。