14 水仙 晩冬の季語
品種は「ペーパーホワイト」かなあ、いろんな種類があるんだね。道ばたで咲いていた。とてもきれい
日本の歳時記(小学館)によると晩冬の季語。「黄水仙」や「喇叭水仙」は春の季語
喇叭(らっぱ)という漢字を初めて知ったよ、くちに刺して、口が八の字? ラッパの音いいよなあ、元気でる
それにしても、球根てのはいい。冬の間、じっと栄養を溜め込んで、春になると一気に芽がぐーっと伸びてきて、わりと高い位置で花を咲かせる。力が感じられて、それこそ元気でるし、春が告げられるのを実感する
このへんではあまり、クロッカスを見ない。ロンドンに留学していたとき、冬は想像以上に暗くて長かった。色彩のとぼしい日々、そして頭痛がするほど寒い
とにかく春が待ち遠しかった。
まだかな、まだかなあなんて空を見上げてばかりいたわけだけど、ふと目線を下げると、公園などにある大木の根元に小さな花らしきもの。いったん開花するとわーーっと咲いて、紫やら黄色やらが無数にぐるりを彩っている
それがクロッカスなのだった。あのときの喜びといったら。うれしかったなあ
早く見たい。下を向いて歩こう♪ 足もとを探してみよう