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ワンオペ育児は神の所業

こんにちはこむぎです。
絶賛育休中。父親目線での育児記です。
今回はワンオペに関する気づきを書きたいと思います。

ワンオペ育児

「ワンオペ育児」はその名の通り、両親のどちらか一方、またはひとり親が家事・育児のほとんどを一人で行うことです。
ちなみに他の先進国に比べて日本では、母親がワンオペ育児状態に陥るケースが多い傾向にあり、現代日本が抱える社会問題の一つだそうです。
僕はシングルマザー家庭で育ってきたので、ワンオペ家庭しか知らなかったことも大きく影響し、今回育休を取って父親になるための勉強をしています。

思い通りにならないことが多く、仕事より何倍も大変

結論から言うと、ワンオペ育児はやばいくらい大変です。
我が家では二人とも育休ですが、お互いに飲みに行ったりする友達との時間は大切にし続けています。そんなときワンオペが発動します。
僕は一人暮らしの期間が長かったこともあり家事は得意な方ですが、家事全部(掃除・洗濯・料理)と育児全部(おむつ替え・ミルク・着替え・お風呂など)のタスク量が多いのはもちろん、子どもが泣き始めると全タスクが止まる。思い通りに進まないことだらけです。
なぜ泣いているかわからないこともあるし、なぜ泣いているかがわかっても眠たかったりすると寝かしつけで時間がかかります。
息子は比較的よく寝る方です(月齢6か月の今でも14時間/日くらいは寝る)が、それでも抱っこじゃないと寝ないことが多いですし、特に体内時計が安定してくる5か月ごろまでは、寝付いても眠りが浅く、すぐ泣いてしまうことが多かったです。
もう一つ厄介なのは通称「背中スイッチ」。抱っこからベビーベッドなどに置くときに、赤ちゃんの背中がマットレス・布団に触れると泣き始める現象です。
これが本当にきつい。やっと寝たと思って、ベッドに置こうとしたら「まだ僕と居てくれよ」と言われているかのように泣き始めます。これが何回も繰り返されます。この現象は本当に気持ちと腰が堪えます。。。
そうなると、もうこっちがやりたいこと(邪念)は捨てないと、寝ないことにイラついてきたり、抱っこで腰がやられるのでこちらの体力・精神力ともにすり減って、イライラが募っていきます。
二人ならまだ交代できて気分転換になるのですが、一人だと逃げ場がありません。交代できれば「イライラしてたけど、寝たいのに寝れない本人が一番しんどいよな」「自分の器ちっさいな!」みたいに反省できます。
世の中で常日頃ワンオペ育児している方は本当にすごいです。尊敬します。
僕は仕事では、入社してから普段8時~22時くらいまで働き続けてきてけっこうハードな仕事でしたが、言ってもサラリーマン。ある程度意思疎通ができる相手に、自分の思うことをある程度ロジカルにアウトプットしていればいい。きっちりスケジュール立てて進めていれば、コントローラブルなことが多い(もちろん外部環境はコントロールできないこともありますが)。でも育児はアンコントローラブルなことがつきものです。てかぶっちゃけコントロールできないことだらけ。
思い通りにしようと思うと、そうならないことのストレスがめちゃくちゃたまるので、いい意味で諦観が大事なんだと学びました。
邪念が1mmでも入るとだめです。仏(神)になる境地で向き合うことが求められます。
日本の母親が強くなっていく理由が少しわかりました。
リスペクト母。ありがとう妻。

深まる父子の絆

そんなこんなでめちゃくちゃ大変なワンオペ育児ですが、一日中息子と居るので抱っこもいっぱいしますし、他にコミュニケーション(スキンシップ・表情・喃語など)もいっぱい取ります。
そんな中で息子がなぜ泣いているのか?何を感じているのか?などこちらが考え、感じるのと同じように、息子も僕のことを一日見てくれます。
ワンオペを経て、抱っこもより馴染む気がしましたし、息子の気持ちもわかるようになり、より親子の絆は深まったように思います。
恋愛もそうですが、一緒にいる時間が長い方がお互いのことを知れて、余計に好きになれる。こんな当たり前のことを家庭内でも当たり前に大切にし続けたい。父親として息子から好きになってもらえる努力をし続けようと思えたワンオペ育児機会でした。

気づき

育児は仕事より大変なことも多い。「こっちは仕事で疲れているのに」ではなく、育児もしっかりシェアしていく姿勢はずっと大事にしたい。
特にワンオペ育児の場合は仏の心で向き合うことが重要。
日々共に育児に向き合ってくれる妻への感謝を大切に。


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