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ひみつスタジオ

不定期にスピッツへの偏愛を語っております。
ちょっと前にスピッツ、アルバムが出ました!!

『ひみつスタジオ』です!

このアルバム…凄く良くてですね…発売から2週間経っているんですけど、
全然言葉が出てきません。良い!しか今のところ全然出てこないんですよ…
いや、『美しい鰭』のシングル(3曲)聞いた時も、凄いなあ…どうしたんだスピッツ凄いぞ…って思ったんですけど、もうもう、アルバムもです!

なかなか思うようにライブが出来なかったり、ライブどころか顔を合わせてリハーサルも出来なかった時に、しっかりこんな良い物を作っていたなんて…
ひみつスタジオで地道にトンカチやレンチを使って、大きい溶接用の眼鏡とかしながら、トントンカンカンって叩いたり延したり、アイデア出したり、試作したり、作品作って大喜びして小躍りしたりしてたのかなって思うと…
きっとそのひみつのスタジオの中でずっと温かい気持ちで、届けることを一心に毎日毎日気持ちを込めて作っていたんだろなあ…って思うんです。

ひみつスタジオから出て、本来のライブ会場に行ける日の事を思い浮かべて、毎日毎日。お客さんの笑顔や声援を思い浮かべてそれをエネルギーに変えて。きっとその毎日は日々の糧になってさびしくなかったんじゃないかなって思うんです。(本当はさびしいけれど)
なんて可愛い作品なんだろう…
それは、『オバケのロックバンド』の歌詞に集約されていると思うんです。

誰もが忘れてた 物置き小屋の奥から
退屈な膜を破り 転がり出てきたオバケ

木霊に育てられ 雷神にそそのかされ
ゴミ箱叩くビートに 役割見つけたオバケ

子供のリアリティ 大人のファンタジー
オバケのままで奏で続ける
毒も癒しも 真心込めて
君に聴かせるためだけに
君に聴かせるためだけに

良かれと思っても ことごとく裏目に出て
爆音で踊ってたら ツノが生えてきたオバケ

暗闇に紛れて 冷たい旅路の果てに
壊れたギターを拾い 音楽に目覚めたオバケ

トゲばったハードロック 本当はラブソング
オバケのままで奏で続ける
不思議のルールで 間違えながら
君に聴かせるためだけに
君に聴かせるためだけに

少しでも微笑みこぼれたら
そのしずくで俺生きていける
忙しけりゃ忘れてもいいから
気が向いたならまたここで会おう


子供のリアリティ 大人のファンタジー
オバケのままで奏で続ける
毒も癒しも 真心込めて
君に聴かせるためだけに
君に聴かせるためだけに

オバケのロックバンド / スピッツ

この『オバケのロックバンド』、ボーカルが草野さんだけじゃなくって、メンバー4人が歌っているんです。それだけでも胸熱。スピッツで初めての試みです。
その上で会場に向かう私達ひとりひとりにメッセージを送ってくれたような曲なんです。
きっと本当にライブやりたくって、ずっとずっと再開する日を待ち遠しく感じながら作った曲なんじゃないのかなあ…
あ、もちろん、会場に行けなくてもこのアルバムを聴いてる人全員に向かってでもです(『i-o 修理のうた』をぜひたくさんの色んな人に聴いてほしい…疲れた人、壊れそうな気持ちになった人にぜひ)

スピッツ、今週末6月3日(土)、山梨から全国ツアーが始まります。
待ちに待っていた全国ツアーです。ホールツアーは6年振りだそうです。
すごくすごく楽しみにしていた皆が全員、心から楽しんで無事来年まで続くツアー最後までめちゃくちゃ楽しく走り抜けてほしいなあと今から祈っております。

それから、この『ひみつスタジオ』から junaidaさんがこのアルバムの歌詞から描いた『ひみつストレンジャー』という絵物語を描いてくださいました。
漫画のような絵本のような、でもそのどちらでもない、絵で綴るミュージックビデオをイメージすると近いのだそうです…
これがまた素晴らしいので、ぜひこのアルバムを良いと思った方は手に取っていただけたら…と思います。


ここまで読んでいただきありがとうございます。
アルバムの中の曲については改めてまたゆっくりポツポツとnoteに書いていきたいと思っています。
それではまた!