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今週のおかえりモネを見て

今日の「おかえりモネ」見ました?

あ、今週まだ見てない人ちょっとネタバレ入りますから気をつけてくださいね。

今回の朝ドラ、ちょっと今までとは違いますよね…いや、最近の朝ドラは、いつも新しい試みをしているような気がします。毎回面白い。

今回のモネ。まず幼少期をやらない。それから現在とリンクするところまでやるっていう朝ドラって…今までありましたっけ?それだけに今の、私達の時代とリンクして、「わかるよ…」って気持ちがついつい出てしまうようなドラマになってる気がします。

私あんまりドラマについてnoteで書いてこなかったと思うんですけど、ちょっと今週のドラマにはちょっと救われたような想いがあります。いや、今までもちょっとずつそんな気持ちになることがありました。

あ、今日というか昨日ですかね…山口紗弥加さん演じる女性が、震災の時にラジオ局でこんな時に音楽かけていいんだろうかって思ったと。でもかけてみて皆が喜んでくれたと。音楽っていいねって。

ものすごく個人的な思いなんですけど、私音楽が好きだっていうのは割と昔から周囲にも言っていて、ただ好きだけど演奏や歌うことはからっきしダメなので結構早い内に応援する側として何かできないだろうかって思ってきています。

それで、ある人に言われたんですよね…音楽ってそれがなんだっていうの?何の役に立つの?と。

私は家の中でいつも音楽があるような家庭で育ったし、割と音楽が中心になっていた時期もあります。

あ、でも、そうか。普通のご家庭には音楽は無くても全く問題はないんだな…ってそこで初めて気づかされたというか。

確かに、お米を作るとか、野菜を作るとか、製品を作るとか、家を作るとか修理するとか、警察官とか、お医者さんとか、もうはっきり人の営みに関わる仕事は、わかりやすく人のためになるし、実際自分が仕事するとしても安定して将来設計もできますよね。

そこに絶対的な価値を見いだす人にとっては音楽は嗜好品なんだろうなあと。彼女の意見は彼女の価値観からみればなんら間違いはないのです。

じゃあ、でもこの世の中から音楽がなくなったら…想像してみたんです。

いや、私はいやだな…

物心ついた時に、ピアノのそばで奏でられる音楽を聴きながら、魔法を見てるようなワクワクした気持ちになったこと。人はそうかこういう魔法を使うんだなって思ったこと。

学校で嫌なことがあったり、将来の事で悩んだときに、音楽を聴いて慰められたり、力を貰ったこと。

ミュージシャンの言葉や佇まいに、よし頑張ろうって、毎日毎日好きな音楽を聴き続けたこと。

そうじゃなくって、もうただただ夢中で時間を忘れて音楽を貪るように聴いていた時間。心に栄養をぐいぐい入れていくような大切な貴重な時間。

あれは、人のためにとかはわからないけれど、私の為には実際になった。音楽がなかったら、私はきっともっとそんなまっすぐには生きられなかったんじゃないかって思うことがたくさんある。

音楽にはひととき心をリラックスさせる効果っていうのも絶大だと思うんです。それは人によるのかもしれないけど。

でも、きっと私だけじゃなくって音楽を必要だと思う人はたくさんいるんじゃないかと思うんです。きっとそれは嗜好品ではなくって。必要不可欠なものとして。

そんなことをふと思い出した、おかえりモネ。

モネがさやかさん(夏木マリさん)みたいになりたいっていうのも良かったですよね。みーちゃんにとって、いっとき休んだり回復する場所、そしてそこから未来へ踏み出せる場所。いつでも帰ってこれる場所。

若い人にとってそんな場所がたくさんたくさんあるといい。そんな風に年を取っていきたいって割と私と同じ年齢の女性の多くは思っているんじゃないだろうかと思います。

もうひとつ。モネはずーっとずーーっと、役に立つって事を主軸に考えてきた人です。その時誰でしたっけ?別に良いんだって。普通に仕事してれば誰かの役に立っているって。そして別に役に立たなくったって存在してるだけでいいって言ってくれた人がいましたよね…やっぱりさやかさんでしたっけ?菅波先生だったかな…

これもちょっと私にとっても救いになるような言葉でした。

たぶん、本当に生きてるだけで人はいいんだと思うんですよね。難しいこと考えずに。楽しく、楽しくなくっても美味しいもの食べて美味しいねって言い合ったりして。

おかえりモネ。最終週にもかかわらず、え?これあと半年くらい続くんじゃないの?っていうくらいの濃さの面白いドラマになってますよね。明日の最終回どうなるんだろう…続きは映画で!でもいいんですけどね…ちょっと見たいじゃないですか、1年後、3年後、5年後、10年後の彼ら彼女らを。

今日も私の雑談にお付き合いいただきありがとうございます。

*追記

「おかえりモネ」は、人の役に立つということ、がテーマだったように思います。そして、割と最初の頃から「音楽は役に立つのか?」も取り上げてくださったのではないかと。そしてその答えは、たぶん、役に立つ。そして、役に立つとか立たないとかじゃなくって、人は生きてるだけでいいんだよっていうメッセージが込められているのではないかと…(個人的な感想です)だから明日、楽器がはいっているであろうケースの中から何がでてくるかも気になります。単純に楽器だけじゃないような気がして。なんでしょうねえ✨

もうひとつ。誰が書いた文章だったか忘れてしまいましたが…

例えば学校でイジメにあっていて死にたいと思う子がいたとして。少年ジャンプの続きが読みたくて来週までは生きよう、そうやって生きてる子もいるだろうと。それは間接的にその子の命を救っているのではないかというような事が書かれていました。

私もそう思います。たぶん音楽も同じで。仕事でやってられない~って事があったとしても、次の新曲が出るまではとにかく頑張って仕事していこう!次のライブまではとにかく頑張ろう!そうやって暮らしてきました。

やっぱり、役に立っていると思うのですよ…

好きなものがあるってことを大切に、誇りに思っていいんじゃないかと思うのです。

追記が長くなってしまいました…

本当にここまで読んでいただきありがとうございます!