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祈りはきっと

不定期にスピッツへの偏愛を語っております。
春から夏へとだんだん花もほころんで、緑も綺麗な季節になりましたね!
腰痛になりやすい私にとってはこの時期あまり気にしないで動けるようになってきてホッとする嬉しい季節になります。
皆さんいかがお過ごしでしょうか?

本日取り上げたいのは『祈りはきっと』です。
先日『美しい鰭』のシングルが発売されましたが、そのカップリングの2曲のうちのひとつです。
このカップリング2曲素晴らしいんですよね…もちろん『美しい鰭』もなんですけど、3曲まとめてリピートが止まりません…

この曲、私は音楽の専門的なことっていうのはあんまり良くわからないんですけど、前に草野さんが「着地しないメロディー」って事をラジオで言っていたんです。それをすごく効果的に使っている曲なのでは?って思ったんです(違ってたらごめんなさい)

忘れたくなかった 色々なシーン
小物まで全て 隅々まで
ツキのない毎日 ダメダメでも
飾らぬ笑顔で ほのぼのした

記憶の中の輪郭を 何度でもなぞるよ
弱気が邪魔しても

祈りはきっと届くと思う まだ道が続いてる
あの丘の向こうまで さらに君の所まで
巻き戻せない時を越え 始めよう
新たなる旅路

日常が幻になり 幻も消え去る
そんな定めを壊せ

祈りはきっと届くと思う まだ道が続いてる
昨日記した戯言 蝶になり羽ばたくだろう
それまで無事でいて どんな罠も避け
新たなる旅路

忘れたくなかった 色々なシーン
小物まで全て 隅々まで

祈りはきっと / スピッツ

” 祈りはきっとー 届くと思うー
 まだー 道が続いてるー
 あのー 丘の向こうまでー
 さらにー 君の所までー
 巻き戻せない時を越え 始めよう
 新たなるたびじー ”

太字にした部分が全部着地してないと思うんですよ…
これだけ多用してるのはたぶん意識的に使ってるのかな?草野さん!って思ったんですけど、違うかな…

これ凄いなあって思ったのは、その前の
” 記憶の中の輪郭を 何度でもなぞるよ
 弱気が邪魔しても”
の部分で階段をちょっとだけしんどそうに登ってきてる感じがするんです。
着実に上へ上へ。
その上で、ふわっと着地しないメロディーで浮くんですよね。
高く飛ばないんだけど、低空飛行するんです。
途中の
” 巻き戻せない時を越え 始めよう” でちょっともがいて、
” 新たなる旅路 ” で、ふわっと。
たぶん歌詞も眼下に開けて行く…道が見えるじゃないですか…たぶん塗装されてないデコボコの道で…
すごく低空飛行なのに、だけどずっと浮いてる。浮き続けてる。だからこそ凄く足元を踏みしめながら希望を持つ歌になってると思うんです。
凄いなって思って。メロディーで希望が見えるって。

苦しさの中で先に見える希望の光とか、呼吸がうまく出来なかったのに深く呼吸が出来るようになったり…そういう凄く救いのある歌だと思うんです。
なんだろう、すごくしみじみと良い歌だと思って…

よかったら聞いてみてくださいな。
連休でお疲れだったら、ちょうどお耳に優しいんじゃないかと思います!

ここまで読んでいただきありがとうございます。
良いお休みをお過ごしくださいね!