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つぐみ

不定期にスピッツへの偏愛を語っております。

冬の曲はたくさんあるけれど、これも大好きな曲です。「つぐみ」

以前、スピッツは鳥の曲は形態模写が入っているんじゃないかなって話をしましたが…

「つぐみ」もそうなんじゃないかと思っているんです…たぶん、飛び方が。

つぐみ、渡り鳥なんですよね。飛び方を検索してみると

「飛び方は直線的で翼を数回羽ばたいては体につける動きを繰り返すことで、省エネ飛行ができるので、長距離の渡りに適しています。」

とあります。

この直線的に飛ぶっていうのが、スピッツの「つぐみ」の冒頭の特徴的なイントロであらわしているんじゃないかな…って思うんです。

特徴的なイントロですよね。なかなか無いような気がします…

そういう自然界からヒントを貰って、実際に目の前でつぐみが飛んでいるような感じを音で表現出来るって本当にステキだと思うんですよね…

どうしてこんなことできちゃうんだろなあ~って思うんですけど、こういうのを聞く度に草野さんの感性と、それを音楽にしてしまえる才能と、またそれを表現できるメンバーの演奏力が本当に素晴らしいなあって思います。(そしてその曲がひとつのドラマとしてとても効果的に視覚的にも心情的にも迫ってくるってすごいと思います)

スピッツは結構こういった自然のものや日常から音楽を自然に取り入れていると思うんですけど、それこそがみんなのこころにすっと馴染む、心地良い音楽として愛でられる理由のひとつなんじゃないかなって思います。

つぐみ…鳴き方はどうなんだろうって色々調べてみたんですけど、地鳴きという鳴き方はちょっとみかけました。でも少ないんですよね…

Wikipediaで「日本では冬季に越冬のため飛来(冬鳥)する。和名は冬季に飛来した際に聞こえた鳴き声が夏季になると聞こえなくなる(口をつぐんでいると考えられた)ことに由来するという説がある。」とあります。

「愛してる」 それだけじゃ 足りないけど 言わなくちゃ
嬉しいとか 寂しいとか 君に生かされてる
「愛してる」 それだけじゃ 足りないけど 言わなくちゃ
優しくて 憎らしくて それのために僕はここに在る

隠しきれない トゲトゲで お互いに傷つけて
そんな毎日も なぜだろう ふり返れば いとおしくて
ここにいたいよ

違う色重なって新しい光が
寒い星を照らしている

「愛してる」 この命 明日には 尽きるかも
言わなくちゃ 言わなくちゃ できるだけまじめに
さらに 思い切り 手をのばす 手がふれる
海原を渡っていく 鳥のような心がここに在る

たくさん引用してしまいました…もうどこをどうとっても本当にステキな歌詞です。

そして、好きな人にはとにかく素直にいつでもどんな時でも、愛してる時は愛してるって伝えなくっちゃって思うんですよね。

明日には命尽きるかもしれないんですから。その前にできることは全部自分の精一杯を使って。自分の本当の気持ちを、決してつぐまずに。しっかり「愛してる」って伝えたいですよね。

バレンタインデーまでもうすぐです。この曲に力を貰って、大好きな人に思いを告げてみるのはいかがでしょうか?

今日もここまで読んでいただきありがとうございます!

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