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自然農

庭にある私の小さな畑。
不耕起、無農薬、無肥料で野菜を育てています。

自然農を知ったのは15年程前のこと。
まだ横浜のマンション暮らしの頃でした。
テレビでたまたま目にして、こんな栽培方法があるの!?とびっくりして。
いつか私もこれで畑やりたい!とわくわくしたのを覚えています。

自然農の3つの基本は、
「耕さない」
「農薬や肥料を使わない」
「虫や草を敵としない」です。

うちの庭の畑の土は、昨年の春に業者さんに新しく入れてもらいました。この辺りの土地は大室山の噴火で流れた溶岩地質なので、掘ると岩だらけ。とてもそのままでは野菜作りは出来ない状態だったのです。

本来、自然農に適した土というのは、ゆっくりと長い年月をかけて、草や虫や微生物達が亡骸の層を作ってくれた肥沃な土。

だから土を入れて一年しか経ってない私の畑の土は、まだまだ全然育ってない状態。
せっせと刈った草を敷いて微生物を増やしているところ。

最近、自然農の勉強をさせてもらっているYouTube動画「島の自然農園」さんの中で
畑の地力を上げるのに、葛の葉を畝に敷くとすごく肥沃になると紹介されていました。

葛!?隣の空き地に生えまくってる厄介者じゃないの!!さっそく空き地に入って草刈りしつつ、葛をたんまり採取。

空き地の草刈り、頑張りました

そして秋冬野菜を植え付ける前の畑に敷きつめる。2日に分けての作業、はぁ、疲れた!でもなんだかすごく嬉しい。あのいつも困り者だった葛が畑の地力上げてくれるなんて。宝物に出会った気分。

葛の葉っぱを敷いたよ
こっちの畝にもたんまりと

うちの畑は夫畑と私畑に分かれています。
夫は無農薬栽培だけど、土は毎回耕し、草は除く。化学肥料も使う。それぞれがやりたい栽培方法でやってるのです。

整然とした夫畑。秋冬野菜の植付けも着々と

同じ種、同じ苗を植えても、やはり私の畑のは育ちがとても遅いし小さい。見かねた夫がちょこっと肥料を撒いたり水を上げたりしてくれるときも…

肥料はむろん、種まき後や苗のうちは水も極力控えて、まず根っこに力をつけさせたいからやらないで欲しいなと思うけど。でも夫の優しさから来てる行動だと思うから、そこはあまり言わないようにしている。優しさだけを有り難くもらった方がいいもんね。

いずれ私の畑に地力がついてきて、ぐんぐん育つようになったら夫もわかってくれるようになるかな、なんて。

まだまだ先は長いけど、草や虫や微生物達と仲良くしながら、ゆっくり畑が育つのを楽しみに待とうと思います。

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