伊藤明子@ウミナリ

東京生まれ東京育ちの私と、愛犬むぎ。 夫の「将来は鹿児島に帰りたい」をかなえるため、2…

伊藤明子@ウミナリ

東京生まれ東京育ちの私と、愛犬むぎ。 夫の「将来は鹿児島に帰りたい」をかなえるため、2019年7月、先回りして移住。 住む家は築70年の古民家、周りは民家がポツンポツン。 はっきり言って虫は苦手の私と、都会っ子むぎのローカルライフ。いったいどうなることやら。

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避難所で過ごした日。

台風がやってきた。 このお盆休みを鹿児島で過ごした夫は、帰り際、 「避難所が開設されたら、かならず避難してよ」 と言い残して福岡に帰っていきました。愛犬むぎとともに。 先月の豪雨以降、夫は避難、避難と口煩くなった。 確かに私はちょっと、楽観的すぎるところがあるようです。 むぎを連れていってしまったのは、私を避難所に行かせるためだったのかもしれません。 これは昨夜からの、備忘録です。 12時(曇り) 避難所開設の放送が流れる。 18時(曇り) 避難所が開設される。

    • こんにちは、むしさん。

      地方移住をする、というと必ずといっていいほど聞かれるのは、 「虫、大丈夫?」 ということ。 正直言って、苦手です。 小学生の時、理科のテストに描かれた虫のイラストを直視できなかったくらいに。 それでも人はたくましくなるもので、たとえば、Gと遭遇したら夫を呼ぶより先に、叩くものを探します。 引っ越してはや十日。 ご近所づきあいは、人だけでなく、虫ともだと知りました。 ※トップ画像は、大家さんが育ててくれている庭のバラ。癒されます。

      • はじまりは、豪雨だった。

        ザー、という雨音。 時折、雷鳴。 初出勤まであと8時間だというのに、エアコンがないから窓を開けているせいで、まったく寝付けない。 ポツ、ポツ、ポツ、 家のどこかから雨漏りの音がする。 すっかり鼾をかいている夫をたたき起こすと、決断は早かった。 「最低限のモノを持て。逃げるぞ」 むぎを抱いて、お散歩バッグを持った。 それと、明日着るスーツ、靴、何本かのタオル。あとはそのあたりに散らばってるものを適当に詰めて、助手席に飛び乗った。 見慣れた道には、石ころが散らばってい

        • 明日私は、鹿児島の人になる。

          人生は、わからないものだ。 44歳で、鹿児島移住をすることになった。 夫は福岡に置いていく。愛犬のむぎは連れて行く。 すべては「家族で過ごす楽しい老後のため」。 縁もゆかりもない鹿児島に、2年と半年通い、ご縁ができた土地で、働きながら夫を待つ。 なんかいい話に聞こえてしまうが、実は今、不安 90パーセント。 でもいつか、こんな日があったなあと笑える日が来る気がしています。 そんな期待を込めて、note、始めます!

        避難所で過ごした日。