#silent 最終回「#11 変わったもの、それでも変わらないもの」

「silent」 最終回「#11 変わったもの、それでも変わらないもの」

今期、どハマりしたドラマでした。今までで一番ハマったドラマでした。
作業の手が止まるほど、真剣に見て、手話の意味を考えたり、
「脚本が良い」と評判を聞いていたので、セリフの意味や展開の意味を
考えたりと、ちょっとだけど、手話を覚えたりできたので、
いろいろ勉強になって刺激になる作品でした。

最終回、想に話にいく紬に『行ってらっしゃい』と送り出す言葉や
その後、皆が声をかける言葉が「頑張れ」って言わないんだ。
と気づいた時、励ます言葉や背中を押す言葉が、「頑張れ」じゃなくて良いんだ。
「がんばれ」以外に「いってらっしゃい」って言葉は、力強くて、
前に進む力になるんだなと、気付かされた。
もちろん、物語の展開上「行ってらっしゃい」が合うのだけど、
「頑張れ」って言葉は、もう頑張っている人に対しては、
二重にプレッシャーをかけて、追い込んでしまう言葉になりやすいから。

紬と想の教室での会話。
普段、『自分が思っていること、感じていること』をちゃんと言葉にしてくれた。
一緒にいたい人、ずっとそばにいたい人ができた時、
『自分はこうだから、無理。一緒に居ると辛い思いをさせてしまう」
「迷惑になる」と感じてしまい、一歩踏み出せないまま、終わってしまう。
そんなことを繰り返しながら、きっと心の奥底で前に進む為の理由を
考えていたのかもしれない。それをこのシーンは、ごく自然な言葉にしてくれた。
『きっと、伝えたいことはこういうことなんだ』と、確認できてしまった。
自分は口下手だから、うまく伝えられないかもしれないけれど・・・。

想が言いたいことを伝えたあと、「それでも一緒にいたい」と言い、
紬が「私も一緒」と応えた時、普段泣けないのに、なぜだか涙がこぼれてしまった。

そういえば、この最終回、誰も「頑張れ」と言わずに、各々の言葉、やり方で、
紬と想を励ましていた・・・。
日常で、「頑張れ」という言葉を使わないとなると、他に適した言葉は何があるのかな?
この文章を書いている時、泣きそうになるんだけど、なんでかな?
考えること増えるなあ。 

知らんけど(笑)

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