ブルークリームソーダ

クリームソーダの夏を迎えにいく。七つの色のソーダの海。溺れてもいいし泳いでもいい。夕焼けに染まったクリームソーダも透き通った海のクリームソーダも森の木の緑の映り込んだクリームソーダもどれもどれも欲しい。まだ私が知らない夏の私の知らない瞬間。汗をかくグラスになってずっと待ってるって約束、期限切れじゃないよね?夏だから少し背伸びしたい。いつか届かないって諦めた何か。ねえ忘れちゃった。顔に水がかかるまで海に来たことすらも忘れてて。潮風が錆び付かせちゃった脳みそでもいいよね?カモメのいない海はパチパチと海水が弾けてべたついて甘くて青空の雲が溶け始めてることに気づくといつか夢見たものが何なのか少しだけあ見てブルークリームソーダ、、、約束だよ。海が乾く世界の終わりまで付き合って。

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