トレーニングスタッフさんのお仕事のやりがい

 一般社団法人無限が運営する「就労継続B型支援事業所Growin’」の中の「メリメロ・デリ」のトレーニングスタッフさん(Growin’では利用者さんのことをこう呼びます)にメリメロのお仕事についてどんな風に思っていらっしゃるのかインタビューしたいと思います。
「メリメロ・デリ」では主に日替わりのお弁当やおにぎり弁当、テイクアウト商品などをご提供しています。その中でトレーニングスタッフさんは、主にお弁当の盛り付け作業や野菜の下ごしらえ、レジや接客、洗い物を行います。

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〇最近のメリメロ・デリのお仕事についてお聞かせください。
―トレーニングスタッフさんのお仕事の役割分担がはきりしたことによって、仕事の流れが以前よりスムーズになったと思います。私が今何をしたらいいのか、わかりやすく取り組みやすいです。とても楽しい。

〇お弁当詰めの作業はどうですか?
 ―お弁当詰めの作業はいつもワクワクして食べた気になって楽しい!新しいメニューが出たときもワクワクします。

〇仕事のやりがいについてはどうですか?
 ―カフェのレジをやっていたときはここまで作業を任されたことがなかったです。任せてもらえるお仕事が増えてとても充実しています。わからないときはスタッフに教えてもらいながらやっています。レジは1日触っていないだけでも忘れてしまいますね(笑)。

〇困っていることはありますか?野菜を切る作業もたくさんあって大変だと思うことはないですか?
 ―特にありません。野菜を切る作業もとても楽しくさせてもらっています(Sさんより)。

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〇では、もう1人少し質問を変えて聞いてみたいと思います。メリメロ・デリのお仕事について、どんな風に感じていますか?
―大変な部分もあるけど、慣れれば何とかなる。自分がやれることをやるだけ。

〇お仕事の中で、大変だと感じる部分はどこですか?
―イートインが入ると自分のお昼ご飯の時間がずれること。でも、お仕事だから頑張った方がいいかなと思う。あとは、テイクアウトと配達のお弁当の袋を作るときに分ける作業が少し難しい。けど、頑張ってやっていこうと思う。衛生面に気をつけているので手洗いが大変だけどもコロナ対策も含めてしっかりやっていきます。

〇お店のおススメは何ですか?
―全部です(Nさんより)。

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 メリメロ・デリでのお仕事についてトレーニングスタッフさんがそんな風に感じていると知ることができ嬉しく思います。特にNさんは軽作業を行っていたときに比べ、とても生き生きとされています。それは、Nさん自身の問題や能力などではなく食に関わることが大好きなNさんにとってより適した場所で働くことができるようになったからです。始めは苦手だったと言っていたお米の計量や、お昼の休憩時間がずれ込んだ時も、今では電卓を使って一人で計算し一人で答えを導き出し行動に移すことができるようになりました。また、Sさんもレジや接客に対して少し苦手意識があった時期がありましたが、失敗することにより『自分がどうしたらよかったのか、次はどうしたらいいのか』を自分で考えて行動することによって、今ではレジや接客対応を自信を持って行うことができます。こういった出来事は、支援員にとって環境設定の大切さや失敗することの大切さを痛感させられる場面でもあります。トレーニングスタッフさんが見せてくれる気づきを生かし、更なる高みを目指して頑張っていきたいと思います。

       支援員    鵜飼 起久子


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