見出し画像

「フィルムコミッション創成期~北海道夕張市・幸せの黄色いハンカチ」

風にはためく無数の黄色いハンカチのラストシーン、今やフィルムコミッションの全盛期ですが、夕張にあるこの長屋が「幸せの黄色いハンカチ」のラストを飾るロケ地です。
網走監獄を出所した高倉健さんが、武田鉄矢さんと桃井かおりさんと出会い、故郷で彼を待つ妻・倍賞千恵子さんのところに戻っていくというストーリー、北海道全域をロケ地としたロードムービーです。
1977年に上映されて、もう少しで半世紀を迎える映画ですが、その情景が浮かんでくる名作と言えます。
 
ロケ地ツアーなども華やかしい今日この頃ですが、昭和の時代の撮影は、今のようなCG映像もなく、ホンモノを撮影することが全てでした。
アナログであることの素晴らしさ、撮り直しが効かないある意味「一発撮り」は、これからも感動を分け与えてくれることでしょう。
 
夕張市は、財政再建団体として苦難の道を歩んでいます。
北海道各地にある炭鉱住宅、ここ夕張では活性化を求めて、再利用が始まっていると聞きます。カフェであったり、ミニ美術館であったり、あらゆるモノ・コトが進められているようです。
かつての良き時代と未来がうまく融合して、次なる将来を作り上げて欲しいと、切に思います。

よろしければ、サポートをお願いします。 NOTEのスタートからの記事をひとつの成果物として、自主出版する費用の一部に使わせていただきます。