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「威風堂々~東京都台東区・上野東照宮」

東照宮というと、日光や駿府が有名ですが、東日本を中心に全国で約500社が東照宮を名乗っています。
徳川家康は、1616年駿府城で薨去、棺は久能山に運ばれ遺言に従って、東照社が創建されました。翌年にはこの社に東照大権現の神号を宣下、一周忌に日光に遷座したことによって、二つの東照大権現が並び立ちました。
その後、徳川・松平一門の大名が独自の東照社を望むと同時に家光が諸大名に勧進したために最盛期には、全国に700もの東照宮が建てられました。
明治維新の廃仏毀釈と相俟って、廃社や合祀によって現在は130余りとなっています。
 
上野東照宮は、藤堂高虎の津藩下屋敷に1627年に創建され、寛永寺と共に徳川家所縁の地に建てられているもので、日光・久能山・東京芝とともに四大東照宮に数えられ、社殿内陣の豪華さは、徳川家の力を感じることができます。
家康・吉宗・慶喜という3人の将軍が祀られています。
神門越しに見る桜並木の正面に拝殿が鎮座する姿は、上野恩賜公園の中でも隠れた桜の名所とも言われ、荘厳さと優しさが同居しています。
 
上野公園、まだまだ知らないことが沢山ですね!

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