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「川を挟んだ戦国時代絵巻~新潟市・白根大凧合戦」

1737年に始まったと伝えられる白根大凧合戦は、「殿様より拝領した凧を上げたところ対岸の家屋に落下して、屋根を損壊し、これに怒った対岸の住人が更に大きな凧を作り、わざと落として仕返しをした」という説が有力と言われています。
 
毎年六月初旬の第一木曜日に始まり翌週の月曜日までの5日間開催され、中ノ口川を挟んで、白根側と味方側双方から大凧が上がります。
縦7m横5m、畳24畳大の大きさは世界最大級と言われています。
 
地域の方々が、堤防の上の道を一心に綱を引く姿は壮観そのもの、本来は川の上で合戦となるわけですが、新潟交通の電車が走っていた頃には、凧が線路側に落下し、電車を止めるというハプニングも発生したこともありました。
 
初夏の越後平野を彩る絵巻、戦国時代を彷彿させる雄大さです。

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