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「秘境に霞かかりて~秋山郷見倉集落」

新潟県津南町と長野県栄村を挟む13の集落の総称が秋山郷です。日本の秘境100選に数えられる交通の便が悪く、冬期は隔絶された場所となります。
平家の落人集落も見受けられるほど、都会に住む者には、考えられない生活環境です。

秋山郷の一番奥の見倉集落、ここも日本の原風景です!

中でも見倉集落は新潟県側の一番奥に位置し、民家が4軒、猫の額ほどの場所に田んぼと畑があり、自然と共生した循環型の生活が営まれています。
 
国道405号線の結束温泉で路線バスを降りると集落までは徒歩で約30分、途中の中津川に架けられた見倉橋を渡ります。春の緑、秋の赤と春夏秋冬で木々の彩りに魅せられる景観は、都会に住む者にとって、まさしく、青天の霹靂とでも言いましょうか。
 
クルマが無いと生活できない地域と言われる場所が全国各地に存在します。
リゾート開発、ホテル経営を全世界的に行なっている「CLUB MED」は客室にテレビを置いておらず、館内でお客様が満足することが出来るアクティビティを24時間開催しています。見倉集落にそれを求めるわけではありませんが、本来、観光は自分自身で作り上げることが大切なことではないでしょうか?
自給自足の観光、満たされた生活から非日常を体験するためには、そんなことも考えて行くことが大切です。
 
旅行会社の姿がこのコロナ禍の終息した後には変化していくことでしょう。
雪国観光圏の仕掛けが、認められる時代に一日も早くなってもらいたいです!

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