見出し画像

「俯瞰するニッポン~大阪平野を一望に、伊丹空港」

1939年大阪第二飛行場が前身の伊丹空港、正式名称は大阪国際空港と言います。
関西圏を代表する国際空港であった空港ですが、1994年に関西国際空港が開港したことによって、国内線の専用空港となりました。
 
運用時間が7時から21時まで、発着回数が一日あたり370回と制限されている中、定時発着の効率性において、様々な賞を受賞しています。
 
大阪府と兵庫県にまたがる場所にあり、着陸機は大阪市内の主要エリアを降下していくことから、騒音などの住民訴訟が相次ぎ、関西空港開港によって、廃止も議論されてきました。しかしながら、関西、伊丹、神戸という3つの空港をうまく使い分けることによる関西圏の航空路線の拡充こそ、関西経済圏の復権につながることから伊丹空港の存在意義は高まったと言えます。
 
かつては、高速道路も終点であり、大阪の主要ターミナルからのリムジンバスは、大渋滞に巻き込まれ、飛行機に乗り遅れる乗客が少なくなかったという悪しき記録もありましたが、高速道路も延伸され、各地へのスムーズな移動も可能となりました。
 
国内線のみといえども、関西の中心・伊丹空港、一度、千里川土手の上を通り抜ける飛行機の姿を見てみたいものです。

よろしければ、サポートをお願いします。 NOTEのスタートからの記事をひとつの成果物として、自主出版する費用の一部に使わせていただきます。