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「山手線本線上唯一の踏切~駒込・第二中里踏切」

駒込駅と田端駅の間にある第二中里踏切(だいになかざとふみきり)は、2005年以降、山手線に唯一残されている踏切です。1925年の複々線化の際に造られました。また、ここから駒込駅寄りには、第一中里踏切もありました。
しかし、2005年1月に目白駅と池袋駅の間の長崎道踏切が廃止されて以降、第二中里踏切は山手線に唯一残された踏切となりました。
ピーク時の1時間あたりの遮断時間は40分を超え、「開かずの踏切」として知られています。

数分間隔で走る山手線に踏切があるなど、東京都内に住む人でもしれれていないことかもしれません。山手線の線路の内側には、陸橋があり、湘南新宿ラインの列車が走り抜けていきます。また、田端方面の高台から駒込の低い場所への抜ける道は、それなりに車の往来も激しく、東京都は並行して陸橋の建設を進めています。この陸橋ができあがると王子方面への幹線道路となり、これまで以上の通行量になることでしょう。
2029年完成を目指しており、それを待って第二中里踏切は廃止される予定で、それを持って、山手線本線から踏切は消え去ることとなります。

全国各地で「開かずの踏切」問題は、大きな課題となっています。遮断機が下りているにもかかわらず、無理やりと通行しようとする人々や自動車、大きな事故につながらないようにするには、踏切を廃止することも必要なことでしょう。
ただ、珍しい景色が消え去るのは、寂しい限りですね!

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