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海外生活と日本生活、そう簡単に良し悪しは決められない

こんにちは、さつきです。

私は元々『海外は旅行で行くもの』という考えで、
英語大嫌い&外人恐怖症で海外に住むなんてもってのほかだと思っていた。

それが、主人の仕事の都合で海外に住むことになり、あれよあれよという間に5年ほど経過。日本人コミュニティの中では立派なお局様になってしまった。

住めば都というように、実際にこんなに長い期間住んでいると、海外に住むのも悪くないな、と思うときもある。
もちろん、日本の方がいいなと思うときもある。
友人によく『どっちの方がいいの?』と聞かれるのだが、これがなかなか決めづらいのだ。

そんな中、本帰国がちらついてきたこの機会に、海外生活と日本生活の良いところ悪いところを整理してみた。

1.言葉の壁
まぁまずこれよ。英語が苦手だと書いたが、今住んでいる国は英語圏ですらない。今でこそなんとなく話していることは理解できるが、引っ越してきた当初は『こんにちは』『ありがとう』くらいしか覚えていなかった。
ある程度勉強したら日常会話はさほど問題ではなくなってくる。しかし、緊急時や専門用語が必要な時は、必ず下調べをしなければならない。いちいち会話に手間がかかるのだ。日本だったらこんなに大変な思いしないのになぁと思ってしまう。
あと、外人の手書き文字がクセ強すぎて読めない。←これ盲点!

2.働きやすさとサービスの良さは背中合わせ
海外での働きやすさは有名な話。周りを見ると皆17時ごろには仕事を終えて帰宅しているし、なんなら金曜日は15時くらいから働いていない。土日は必ず休みだし、バケーションも驚くほど長い。とてもプライベートを侵害するような働き方をしている人はいない。小さい子供がいる家庭ではとても助かる。
一方で、そんな働き方をしているせいでサービスを受ける側としては困ることもしばしば。手続きを急いでいるのに返事は遅いし、催促したらバケーションだから対応できないと言われることも多い。そのくせ、ろくに引継ぎをしてくれていないから、また一から説明し直さないといけない。そんなのばっかり。ちなみに仕上がりも雑。

3.給料の割にお金がたまらない
これは家庭によるのかもしれないが。。。主人の給料は『額面の年収』で見ると申し分ない。日本でこの金額だったらいいのに…と思う。しかし、半分くらいは税金で飛んでいくし、先述のようにバケーションが長いのでついつい旅行行きがち。だって、連休が多くて近くに魅力的な観光地があれば行きたくなるよね!?日本からは行けないし…って考えると散在してしまう。。ということで我が家は貯蓄がない。でも海外旅行に気軽に行けるのは嬉しい。

4.野菜や果物は安い。日本食が高い。日用品・服の質は悪い。
日本で白菜1000円なんてニュースをたまに見ると、こっちでは食料品は安く買えるのかなと思う。1個1個が大きいし。しかし、結局作るのは日本食がメインなわけで。そうなると日本調味料やアジア食材を買うから結局高くつく。食費に関してはどっこいどっこいなのかなぁ。
日用品や服に関しては、ブランドものを除いてかなり質が悪い。日本の100均とか神様よ。こっちではその何倍もの値段して、結局すぐ壊れる。服はすぐほつれる。一方で、有名ブランドは安く仕入れられるからブランド好きの人はいいかも。

5.人間関係が楽
基本的におおらかな人が多いし、私たちが外人ということもあって、あまり細かいことで怒られることはない。幼稚園の規則もゆるくて助かる。同調圧力がないから気が楽。裏を返すと、やや孤独。日本人コミュニティでも、赴任中の数年だけの付き合いだから気が合わなくても気にしなくていい。仲良くなった人とは、帰国後も連絡を取り合う遠距離友達になれる。日本各地に友達がいる感覚!

その他、海外に住んでいて良いこと悪いこと。
◎道が広くて歩きやすい
×アマゾンが届かないときがある(配達の仕方が雑)
◎カフェが素敵でコーヒーが安い
×薬とか洗剤とか、すべてがでかい

とまあ、このように海外に住んで良いこともあるし、その裏で困ることもある。結局その環境に慣れていくしかないだけだと、この5年でよく分かった。
日本に帰ったらきっと、海外生活良かったなぁとか思う日が来ると思うので、良くないこともしっかりと書き出してみた^^
将来、この記事を見て自分を鼓舞しようと思う。
そして海外生活に夢見る人、ナーバスになっている人のご参考になれば。


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