![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/142807749/rectangle_large_type_2_f44834834b433eda73a2caa3392086ac.png?width=1200)
Stable Diffusionで作るノベルゲー「立ち絵編①」
1.始めた経緯
SDで生成した嫁でノベルゲーを作りたいと思っていた矢先、
HumiHumiというノベルゲーム作成ツールの作品投稿コンテストを見つけた。プレイ時間3分から参加でき、しかも何やら賞金も出るらしいのでお試しで作ってみることにした。
+
また同じことをしたくなった時のために覚書としてレシピを残す。
2.制作の方針
・元絵を作る(txt2img)
・ADetailerで顔の書き込みを詳細にする(txt2img)
>ここでできた画像をベースに表情を変える
・inpaintで顔部分だけをペイントする
・ADetailerのみ使用 or 呪文追加 + Lora使用で好きな表情に変更
>今回のメイン
・ADetailerで顔の書き込みを詳細にする(img2img)
・controlNet_tile + SD upscaleで拡大
>本noteでは解説しない。ググったらでてくる
絵としてはここまでで完成。
以降はhumihumiで使える立ち絵にする工程のため流し見推奨
・画像サイズの調整のため余白追加
・透過処理
↓作り方はここから
3.元絵の生成
t2iで元絵を生成する。この絵を元に表情パターンを増やしていく。
![](https://assets.st-note.com/img/1717385161283-iDF21e3CYj.png?width=1200)
呪文は好きに入力すべし。
生成する体の部位は腰から上のスカートが少し見える位にすると、
立ち絵としてのバランスがよい(upper body+skirt)。
サイズはSD1.5なら512x512, SDXLなら1024x1024でよい。
理由は縦長のキャンパスサイズ or cowboy shotのような腰上のアングルを指定する呪文を入れなくても、upper body + skirtの組み合わせで正方形に収まるように生成してくれるから。
後述の背景透過を楽にするためにsimple background, light green backgroundなどの呪文で背景を単色に固定するときれいに背景透過できる。
![](https://assets.st-note.com/img/1717386015285-M4gPMoVpQ1.jpg)
4.ADetailerで顔の書き込みを詳細にする(txt2img)
512x512で生成すると瞳の書き込みが足りてないので、
幼い印象になってしまう(これはこれで可愛いが)
このままだと幼い顔のまま高画質化されてしまうので書き込みを増やしておきたい。そこでADetailerを活用する。ADetailerとは何ぞやは受け付けていないので、使い方だけ。
![](https://assets.st-note.com/img/1717386747792-42fR2kR0aQ.png?width=1200)
t2iで先ほど元絵を作成したのと同じ呪文、設定値でADetailerを追加するだけ。このときADetailerの呪文には何も入れない。
![](https://assets.st-note.com/img/1717387238255-gTnugoSiRp.png?width=1200)
目元がしっかり書き込まれていて一段と魅力的に。顔以外の部分で元絵のイメージを破壊していないのも高得点。
今後はこの書き込みを増やした絵をベースに表情を変化させていく。
5.inpaintで顔部分だけをペイントする
そこまできれいに塗る必要はない。
上は眉くらいまで下は顎ラインを覆う程度。
![](https://assets.st-note.com/img/1717387726828-If8oioYQng.png?width=1200)
6.ADetailerのみ使用 or 呪文追加 + Lora使用で好きな表情に変更
ここからは元絵をinpaintで好きな表情に変化させる。
複数の方法があるが目安としてこんな違いがあると思ってほしい。
・表情の変えやすさ(表現力の高さ)
Lora > 呪文追加 > ADetailerのみ
・表情を変えても顔が別人になりにくい
ADetailerのみ > 呪文追加 > Lora
要はトレードオフで表情をガラッと変えれば別人になりやすいということ。
真顔から微笑くらいならADetailerで事足りるが、目を閉じたり大口でがっはっはと笑わせるにはLoraや呪文を追加しなくてはならない。
そろそろ長ーくなってしまったので実践編は次回。
立ち絵作りながら自転車操業で書いているので、忘れないうちに書くつもり
ではでは。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?