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境界知能とグレーゾーンの子どもたち

お疲れ様!
今日はこちら「境界知能とグレーゾーンの子どもたち」を紹介します!



ちょうど成績付けの時期で、テストを採点してたんだけど、
「わーこの子意外と全然できてないじゃん…」「見逃してたなぁ…」っていう子がちらほらいてね。そんなこともあってちょっと読んでみました。
グレーゾーンと言うのは、発達障害とか知的障害とまでは判定されないけれど、正常といわれるIQには満たないみたいくらいのIQを持っている子たちの事。クラスで15%位いると言われてるよ。

この作者宮口さんは、児童精神科医で「ケーキが切れない非行少年たち」が代表作。IQが低かったり障害があったりする方の困難について、具体例をふまえて解説してくれて、いつも勉強になるよ。

今回も、まず、こちらの図がとても分かりやすかった!



私たちはどうしても表面的に見えることだけ見て、「困ったこだなぁ」と思ってしまうんだけど、この階層を見ると、どこにその子の困難さがあるのか、考えやすいと思う。これだけが正解と言うことではないけれど、1種のフレームワークとしてとてもわかりやすい!

いろいろな例が載ってたんだけど、自分が反省した点としては、「子供によって、聞き取る能力ってかなり差がある」ということ。
与えた課題に対してどう取り組むかかばかり見てしまいがちだったんだけど、そもそも課題が何なのかを聞き取れてるのかにもっと注目すべきだと思った。
子供によっては、私が課題について説明した本の冒頭部分だけしか覚えられない子供がいたりするのだなと。
グレーゾーンの子に合わせて、全体で課題のレベルを低くすることはないと思うんだけど、課題を提示する方法は、グレーゾーンの子向けに、もっと丁寧にしていったほうがいいなぁと思った。視覚的なものももっと増やそうかと。目安としては、今は12歳の子を見てるけど、ここに8歳とか9歳の子が混じっているかもしれない位の感覚で話をしてみようかなと思う。
レベルは変えずに、話し方は8歳9歳児を想定する、こんな感じでやってみようかなぁと思います!

これって、会社でも同じことが言えるんじゃないかな? 
部下の皆に、指示を一斉に出すことってあると思うんだけど、その時に、指示内容のレベルを下げる必要はないと思うんだけど、指示の仕方に関しては一番聞き取るのが苦手な人に合わせてみる、そんなこともできるんじゃないかなぁと。

今日はこの辺で!ではでは!まる

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