見出し画像

人生のやめどき

お疲れ様!
今日は「人生のやめどき」という本について紹介していくよ。



この本は、いろいろなテーマで人生のやめどきについて著者2人が対談しているもの。いくつか印象に残ったのを紹介するね。

仕事の止め時に関して

以前に、脚本家の橋田寿賀子さんが、「認知症になったりしたら安楽死したい」みたいな発言をして物議をかもしたことがあったよね。それに対して、
「役に立っていないからといって死ぬ理由にはならない。世の中社会的ニーズのない人なんてたくさんいる。」といったことをおっしゃるお二人ともおっしゃってました。
仕事的な、社会的ニーズがなくなったからといってそれが死ぬ時とイコールにはならないんだよね。資本主義に染まり過ぎている現代は、ここを勘違いする危険性があるどう思うわ。

自分のやめどきに関して

認知症は自分から降りることができる
前にあった時にも話したけど、認知症って、究極的に自分から解放されることでは?という話が出てきて、目から鱗ででした。
ちょうど、「幸せになる勇気」の内容ともすごくつながって。アドラーいわく、本当の自立という自分からの解放にあたるそうで、認知症ってある意味究極の自立なのかな、なんて思ったり。
介護する側は大変だけど、本人としては、ようやくエゴとか自我みたいなものから解放されるのかもしれないよね。そう考えたら、認知症への考え方がだいぶ変わりました。

老いることに対して不安はあるけれど、本書を通して、老いていくことによって、やめられることや捨てられることってたくさんあるんだなって気づいたわ。どんどん身軽になれるんだなってちょっと前向きになれた気がするよ。老いることで何もできなくなっちゃうんじゃなくて、どんどん身軽になっていく、みたいな考え方を今うつで苦しんでいるおばあちゃんにも伝えてあげたいわ…   まる

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?