自分の価値って何だろう?

【自分の価値って何だろう?】

O「はぁ~、疲れた~!今日はよく働いた!」
A「俺も~」
U「私もすごい疲れたわ~!」

人間が寝静まっているころ、
こんな会話が聞こえてくる。


彼ら(?)は、
キーボード!

「でも、やっぱりエンター君にはかなわないね」

O「なんか今日のご主人様、強めじゃなかった?エンター君を押す時なんか特にさ。『ターン!ターン!』って音が凄かったもん。エンター君大丈夫?」

Enter「うん、確かに少し痛かったかな。ご主人様どうしたんだろ?ストレス溜まっているのかな?」

「ストレス溜まっているのは、こっちのほうだよ!」

発言したのは、Lだった。

L「俺なんか今日、全然押されなかったんだぜ?1回だけだぜ?たったの1回!しかも、Kを押そうとして、間違えただけの1回。いや、今日だけじゃない。いつもそんなんだ」

Lの言葉からは、怒りというより、悲しみを感じた。

「そう悲観しないで」

そう言ったのは、Uだった。

U「ご主人様はあなたの素晴らしさにまだ気付いていないだけなのよ。
あなたは、AやOとくっつくことで、小さい『ぁ』や『ぉ』を生み出すことが出来るのよ?もちろん私とくっついてもね!
ご主人様がそれに気づけば、きっと沢山押すはずだわ!
だってご主人様、小さい『ぁ』を打つためにV Aって打ってから
『ヴ』を消しているんだもの。
だから、Lの素晴らしさに気づいたら、きっとあなたのことを多用するわ。
忙しくなるわよ~」

L「そっそうかな?」

U「そうよ!きっとそう!だから、自信持って!」

L「俺なんか、全然押されないまま、捨てられるかと思っていたけど、なんか自信出てきたよ!ありがとう!」

U「この中に役に立たないキーなんていないんだから!自信持っていこうよ!」

「僕にもあるのかな?いいところ。」

そう言ってきたのは・・・

テンキーの左上にいる・・・
NumLockだった・・・

Num「僕にもあるのかな?素晴らしいところ。」

U「そっ、そりゃ~あるわよ、きっと。あなたにも」

Num「う~ん、けどなぁ。僕、間違え以外で押されたことないんだよなぁ。『1』君とか『2』君とか、数字のみんなが勢いよく押されてるときに、僕も押されるときがあるんだけど・・・、いつも間違えて押されてるだけなんだよね・・・。しかもその後のご主人様は少し怒っているんだ・・・。」


全員「・・・」


Num「ねぇ、僕にもくるのかな?ご主人様の役に立つときが」

O「さっ、さぁ~て、明日も早いし寝るとするか」

A「そっ、そうだね。ゆっくり休もう!」


NumLockは今日も、役立つ日を夢見ている


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実際、ナムロックって何のためにあるのでしょうか?

ネットで調べてみても、ナムロックの有効的な使い方はわかりませんでした。

昔のキーボードは、キーの数を減らすために、
数字キーと上下左右の移動キーを切り替えて使っていたが、
その切り替えの役割を担っていたのが、
NumLock(ナムロック)だそうです。

ただ現在ではその役割を失っているように感じます。

だったら、新しい機能を追加すればいいのでは?と考えました!

例えば、
押せば、「タイピングめっちゃ早いですね~」みたいに
メチャクチャ褒めてくれるとか。

押せば、今日が何の日かを教えてくれるとか。

押せば、ノリの良い音楽が流れてくるとか。

押せば、ビリッと電気が流れて眠気覚ましになるとか。

押せば、やっている仕事の納期が一週間延びるとか。

押せば、自分の使っていない能力が引き出されるとか・・・・・。

もし、このnoteをキーボード設計者さんが見てくれたのであれば、
次に開発する際には、
是非ともNumLockが活躍できるような機能を付けてやってください!

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