見出し画像

健康診断の進化と退化

今日、健康診断に行った。

一応毎年同じクリニックで健康診断を受けている。
なので、一年前と比べるとあまり(というかほとんど)変化を感じないが、それこそ10年くらいのスパンで振り返ってみると、結構な進化があったものだと感じる。
特に進化を実感したのは、次の二つだ。

眼底検査

あの目の写真を撮るやつである。
今ではなんとも思わなくなったが、思い返してみれば昔は一苦労だった。
コンタクトレンズを装用していることもあって、昔は撮影前にコンタクトを外し、撮影後はしばらく装着できずに無為の待ち時間が発生していた。

それが、何年前からだろうか。コンタクトしたまま撮影することになり、撮影後に目に残る黒っぽいやつもほとんど気にならない。

よくよく考えてみると、これって撮影機器がかなり進化したのだろう。

目立ちはしないが、立派な進化だ。

胃のレントゲン

あのバリウム飲むやつである。

これもいつの間にかなくなっていたものがある。
そう、「胃の動きを抑える注射」である。

あれも注射を打つのに待って、注射を打って胃の動きが収まるのを待つというアイドルタイムが何気に発生していた。

それが、今はいきなりレントゲン室にご入室である。

これも立派な進化だ。

しかし、これはトレードオフがあるのかもしれない。
というのは、撮影の時にとるポーズの要求水準がだんだん高くなり、ここ数年はかなりアクロバチックな体位を要求されるようになってきたからである。
これは検査員の趣味ではなく、バリウムを満遍なく胃のなかに巡らしたいからなのだろう。
しかし、頭が水平より下に入った状態で体を動かすなんて、あと何年耐えることができるだろうか。

退化

人間ドックで退化を感じるのは何か?
もちろん、自分自身である。

一通り検査終了して、医師から簡単に速報版(血液、尿、検便、身体検査等)の報告を受けた。

すると・・・

昨年(というかそれ以前)とほとんど変わっていなかった。
アルコール摂取すると基準値から外れるものは、毎年のように基準値を外している。それ以外は(たまに変なのが基準値から外れるが)基準値内に収まる、という結果である。

毎年同じことを聞いているような気がするのだが、思い返してみると10年前と同じ内容であるということに少し驚きを感じた。

もちろん筋力をはじめとする運動機能はかなり減退しているのだろう。
でも、体の内側はなんとか同じ状態を維持できている。

そう考えると、少し前向きな気持ちになれた。

シャンシャン

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?