ぽろりの不思議な日常-8-
ぽろりのそばにいる龍、のこと。
つぎは、ましろ です。
ましろとぽろりの出会い
20年ほど前のこと。
ぽろりが、あるミネラルショー（天然石などの展示会）に行った時の事です。会場にある天然石をあれこれ見渡していました。
ぽろりの日記を引用して加筆しました。
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ある 会場で出会った 石
覗くと 透明すぎて 柔らかいのかと思った
石の ブルブル（した振動）が 誘うもの……
石の記憶にワープ
空 青い空が見える
石畳？
石の家 白い 石の家 大理石
家？
大理石の床 に 置いてある 石 水晶
そう
水晶の中のアナタに話しかける
アナタの 持ち主は この 宮殿の姫？
小さな 声で歌う姫 小さな体で 踊る姫
約束
姫：大空いっぱいに 伸ばした両手は だれも 掴んではくれなかったの
おまえだけが いてくれた
花の香りが 好きなおまえは 私の横でいつも眠る
寂しかったけど 寂しくなかったよ
おまえの その ふわふわが 私の かあさま
ずっと ずっと 一緒にいようよ
でもね……
私は いなくなるの
知ってる？
私は よその 国へ行くの
連れてはいけない そのままの 姿では 連れてはいけないから
これに お入り
今までに 見た中で 一番きれいな水晶
この 水晶の中にお入り
ずっと ずっと 一緒だから
水晶の中の泡は 泡でなく 真っ白な 龍だった
再会
ましろ 泣かないで
私は あのときの姫ではないけれど
いつも 一緒に居られるから
ちっちゃな ちっちゃな ましろ
暖めてあげるから 元の姿におなりよ
ずっと ここに いていいんだよ
もう誰も お前を 水晶の中に 閉じ込めないから
来てくれて ありがとね
私を 呼んでくれて ありがとね
愛しているわ
***********引用、加筆終わり
ぽろりの過去世、宮殿でご神事をしていた頃に
一緒にいた龍が ましろ
戦いが始まり、砂嵐がやってきて城から逃げ出す時に、ましろを水晶の中に隠したらしいです。
その水晶が、縁あってまた巡り合って、ましろとの再会となったわけです
むーさん：また再会しようって、約束したの？
ぽろり：ううん、約束はしなかったよ。
ましろは ただ自由に なりたかったのと、あの時の姫の魂が、再生してるかを確認したかっただけみたい
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