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失敗しないハーブの寄せ植えの作り方

上の写真はティーハーブの寄せ植え(イングリッシュラベンダー、レモングラス、レモンバーベナー、ワイルドストロベリー、スペアミント)

寄せ植えの手順

1. 木製の焼杉のコンテナに水切りネットを敷き、赤玉土の中粒と大粒を半量ずつブレンドした赤玉土を3㎝ほど入れる。

2. イメージで並べてみる。 

3. ポットから苗を抜き、根鉢をほぐす。 

4. 土を割りばしなどで調整する。

5. 植え込み土をしたあと土をならす。 

寄せ植えで準備するもの

コンテナ、培養土(野菜用培養土)、鉢底石(赤玉土大粒~中粒)、水切りネット、

ハーブの寄せ植えに適したコンテナ(鉢)

<材質>
素焼き鉢:鉢の中で土の温度があがりすぎず、鉢壁などからの土の水分や空気が早く減少する。
木製鉢:鉢壁からの水分や空気、水の流通のする木製鉢。
再生紙:軽くて自然な質感のある紙製の鉢。
プラスチック鉢:軽く、安価、割れないで使いやすい。しかし鉢壁からの水分の蒸発がないので過湿状態が継続されるので、鉢底石を多めに入れ排水をはかる。また直射日光が当たらないように、真夏には置き場所を移動させる。こまめに水管理を行う。水持ちの良さは長所ともなる。

<大きさ> 
植物は、土の中から水分や栄養分を吸収するので大きめのものが理想ですが、重さや置き場所などを考える。

<形>
浅鉢 ― ハーブやレタス、ラディシュなど根が横に伸びるもの。
深鉢 ― オリーブや、ベイなどは根が深く伸びるもの。またセリ科のハーブは根が直根のため植えるときは、鉢は深さがあるものを使う。野菜など栽培期間が長いもの、ハーブでも根が深く伸びる植物はある程度深さがあるものが良い。

土作り(栽培用土)

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上の写真は使用する培養土のブレンドと固形の醗酵種粕
<使用する培養土>
土をブレンドする場合:野菜用培養土80%、腐葉土15%、元肥として醗酵牛糞5% 購入した土の様子でブレンドを調整する。
市販の培養土の場合:70~80%  野菜用を利用する。
土の様子で加える用土、赤玉土(5~20%)や腐葉土(20~5%)、醗酵鶏糞5%などを加えて調整する。
<肥料>  
元肥として: 発酵牛糞または醗酵鶏糞(5%)
植えたばかりの時の置き肥や追肥: 固形発酵油粕

日常の管理

①水やり:鉢土をよく観察して、土の表面が白く乾いたら鉢穴から水が流れ出すまでたりぷりと与える。
②追肥:肥料を月に1回から2回施す。固形の発酵油粕を根より少しはなれたところにおく。
③摘芯とわき芽摘み:こんもりとした形にするために摘芯をする。
花のつくものは種をつくって株が消耗しないように、また病気にもならないように花がらをとる。
④切り戻し:暑さ、寒さに備えて切り戻しをする。わき芽が育って枝数が多くなり、たくさん使うことが出来る。成長もよい。
⑤病害虫の駆除:害虫は発見しだい取り除く。また市販の植物由来の消毒薬を使う。
⑥中耕:表面がかたくなり水が吸収されにくくなるので、時々割りばしなどで深さ3cmほど中耕すると通気性がよくなり、透水性もよくなる。