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育ててみたいおすすめハーブ10選

ハーブとは香りを持っているものが多く、人間にとって有用な植物のことです。
栽培するときは何に使うために育てるのか、目的を持ってハーブを選び育てましょう。
おすすめは家族みんなで楽しめるキッチンハーブやティーハーブの寄せ植えです。飲んだり、食べたりできるハーブをまとめて植えておけば安心して使うことが出来ます。

1. コモンセイジ

精神の疲れをとり、やる気と集中力を高める 

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■和名:薬用サルビア シソ科 常緑小低木 【使用部位:葉部】
■香りと味:強くツンとした樟脳様の香りで口に入れると苦味がある。
■働きかけ:古代の頃から万病に効くとされていた。
強壮、抗菌、抗酸化作用 内分泌系(ホルモン分泌)調整 咽頭炎、歯肉炎、口内炎など口腔粘膜の炎症 更年期に伴う諸症状(異常発汗、ほてりなど)
*注意:妊娠中は飲みすぎないこと。


2. ローズマリー

脳や、体を目覚めさせるモーニングティー 若返りのハーブ ハチミツと合う

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■和名:マンネンロウ シソ科、耐寒常緑小低木 【使用部位:葉部】
■香りと味:樟脳に似た強い香り ほろ苦い
■働きかけ:鎮痛、抗酸化、通経作用があります。血液循環促進と血管壁強化。
肝臓、胆のう機能亢進 老化防止 記憶力や集中力高める。脳や体の機能の活性化。
血液循環の機能の促進、血管壁の強化、血液循環をよくし筋肉痛の緩和。
神経性の頭痛を和らげる効果や、脂肪分の消化を促進する効果もあるといわれています。
*注意:高血圧や妊婦、病気の人は使用を注意する。


3. コモンタイム

消臭、殺菌効果にすぐれ、のどの痛みをやわらげる

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■和名:タチジャコウソウ シソ科、常緑小低木 【使用部位:葉部】
■香りと味:特有の薬臭さとほろ苦さ 肉、魚、野菜など多彩な食材と相性がよい。
■働きかけ:殺菌、抗菌、防腐、鎮痙、去痰作用 風邪やインフルエンザによる咳、気管支炎、のどの痛みをやわらげる。うがい薬に。食あたり 吐き気
子宮を強く刺激するので、妊娠中は飲みすぎないこと。

その他のタイム ワイルドタイム、クリーピングタイム、セルピルムと呼ばれているタイムがありますが、効能がタイムほどはありませんが、風味がずっとまろやかで料理にも使いやすく、飲みやすいものが多い。呼吸器系や、消化器系に働きかける。


4. スイートバジル(英)

メボウキ(和) 原産地が東南アジアですが、今では西洋料理には欠かせないハーブ

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■和名:メボウキ シソ科 【使用部位:地上部】
■味と香り:インド、タイ料理にもよく使われ、つややかなやわらかい。葉は、クローブに似た甘味とさわやかな香りを持ちます。
生も乾燥も使います。
■働きかけ:抗酸化、抗菌、殺菌作用 食欲促進作用 鎮静作用
消化器系の機能を高め、片頭痛や神経性の頭痛を緩和する。
■料理:トマト、ピーマン、ナスなどの野菜料理、ガーリック、レッドペパー、チーズ、鶏肉、カニ、エビ、またオリーブオイル、ワインなどともよく合います。調理の後半に用います。
赤ジソと青ジソがあるようにバジルも葉が緑色と赤(ルビーバジルやダークオパールバジル)がありますが、効果は変わりません。


5. スイートフェンネル 

古代の女性を魅了したダイエットティー

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■和名:ウイキョウ セリ科、耐寒性多年草 【使用部位:葉 茎 種子】
■香りと味:アニスに似た甘い香りで種子にはほのかな甘味と苦味がある。
■働きかけ:胃腸機能調整し消化を促進。利尿、緩下作用 内分泌系(ホルモン分泌の)調整 水分滞留(むくみ)肥満の緩和 催乳効果 口臭を除去
便秘の解消 解毒、利尿作用 生理不順、関節痛の緩和 消化促進 生理不順、更年期障害など女性特有の症状を改善する効果が期待できる。ダイエット効果がある。スパイシーな香りの中にやや甘味があり、食欲を抑えます。体内で余分な水分を排出する。
*注意:授乳期に飲むと母乳の出をよくすることでも知られていますが、子宮を刺激するともいわれので妊娠中は大量にとらないこと。


6. イタリアンパセリやパセリ

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■和名:オランダセリ セリ科、1・2年草 【使用部位:地上部】
■香りと味:パセリの香りは、独特の苦味と、青臭さが葉に多く含まれます。
■働きかけ:駆風作用 利尿作用 殺菌作用 健胃作用 解毒作用栄養成分
■料理:日本では料理の彩りとして添えられることが多いが、葉には鉄分、ミネラル、ビタミンAなどが含まれ栄養価が高いハーブです。葉や茎を使います。収穫と保存は花が咲く前に必要なときに摘み取り、刻んで冷凍や乾燥して保存します。 

イタリアンパセリの香りがいいのでよく使われ、スープ、サラダ、ミックスジュース、サンドイッチ、飾りや添えものとしてひろく使います。


7. ミント類

スペアミント

ミントティーのビギナー向きの清涼感  香りが穏やかでまろやかな甘味

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■和名:ミドリハッカ(和) シソ科 【使用部位:地上部】
■香りと味:甘みのある穏やかな香り
■働きかけ:消化促進作用、駆風作用、殺菌作用、発汗作用がある。
■料理:葉、茎、花を生や乾燥を使います。焼き菓子、ゼリー、アイスクリーム、ヨーグルトなどに使う時は生の葉を主に使いますが、エツセンスやリキュールなども使います。肉料理、エスニック料理、ソースやマリネ液に加えたり、生の葉を刻んでサラダやドレシングに加えたりします。

ペパーミント

薬効に優れたミントティー 古代エジプトではピラミッドに従事していた人が飲んでいたティーはミントティーでした
■和名:セイヨウハッカ シソ科、耐寒性多年草 【使用部位:葉部】
■香りと味:ピリッとした清涼感のある香り
■働きかけ:消化不良 食べすぎ 食欲不振 胸やけ 心身の疲労 胃腸機能の調整 中枢経の系(脳)の機能亢進 鎮痙 偏頭痛
殺菌、抗ウイルス、防腐、鎮痛、健胃作用があります。

他のミントの仲間:アップルミント、オレンジミント、レモンミント、ニホンハッカ

   

8. チャイブ

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■和名:エゾネギ(和) ■仏:シブレット 【使用部位:葉、花】
■香りと味:マイルドなネギの香り ネギより柔らかな風味
■働きかけ:胃腸の働きを促し、食欲を増進させる。
■料理:料理の仕上げに彩りと香りをつける。スープの浮き実、卵料理、野菜料理、サラダ、ドレッシング、ハーブバターやチーズに刻んで使う。長時間の調理、乾燥には適さない。刻んだ葉は、生野菜の味を引き立てる。(パセリやタラゴン、チャービルをミックスなどで)葉は花の咲く前に必要なときに摘みます。


9. サラダロケット(英)

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■和名:キバナスズシロ ■伊:ルッコラ アブラナ科 1・2年草 【使用部位:地上部】
■味と香り:ごまとクレソンの香りと味のするベジタブルハーブ、ピリッとした辛味、苦味がある。
■栄養成分:ビタミンA、Cまたカリウムやカルシウムが豊富で栄養価の高いハーブです。
■料理:葉と花を使いますが、その風味は早く摘み取ったほどマイルドです。花が咲くと辛味がつよくなります。
グリーンサラダ、ソース、温野菜、おひたし、炒めたりして使います。
随時時期をずらして播いておくと便利です。

仲間にワイルドロケット セルバチコ:葉が切込みが深い葉です。香り、辛味が強いです。


10. レモンバーム(メリッサ)

飲めば元気が出る、さわやかなティー ブレンドティー
メリッサは蜂を意味し、ハチミツやローヤルゼリーと同じ滋養作用を持っている。

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■和名:セイヨウヤマハッカ シソ科、耐寒性多年草 【使用部位:地上部】
■香りと味:シトラス調のさわやかさ香り さわやかな香りが多くのハーブと調和する。
■働きかけ:悲しみ、心配をやわらげ気持ちを明るくしてくれる。うつ症状、不眠の改善。強壮、利尿、発汗作用。風邪の熱を下げ、頭痛、筋肉痛を和らげる。
■料理:サラダやソース、ゼリーやドリンクに入れたり、生で使うことが多い。