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フラットな世界を創ります。

 皆さんこんにちは。武蔵野大学アントレプレナーシップ学部(武蔵野EMC)の開設準備のリーダーをしておりますヤフー の伊藤羊一です。

 ヤフー では、Yahoo!アカデミアという企業内大学の学長として、社会人リーダー開発を行なっております。グロービス 経営大学院の教員として、株式会社ウェイウェイの代表として、ヤフー 以外の社会人のリーダー開発も行なっています。

 また「1分で話せ」という本を2018年3月に、その後何冊かの本を出版し、生き方や表現スキルなどについて世の中に出してきました。

 最近は、YouTubeで、動画でも自身の仕事のスキルを表現したりしています。どんどん、自分の想いを外で表現するようになっています。今では、年間の講演回数も相当増えて、一昨年は297回、流石に多すぎるなと、昨年は減らしまして、それでも270回。今年は、もう少し減ると思いますが、それでも、自分の考えを表現する機会は、とても多いです。

 ここ数年、本を出したり、講演をしたり、YouTubeで想いを動画にしてみたり、、、ということをかなりのペースで行っているのですが、以前は、恥ずかしくて、なかなか露出することができませんでした。人に何を言われるだろう?受け入れられるだろうか?という気持ちが少しありました。

 そして、人と比べる気持ちもありました。こんな状態で本を出していたら、人より売れていたら嬉しいし、人より売れていなかったら、
「なんであの人の本は売れているのに、自分の本は売れないんだ?」
と悔しい思いをしていたと思います。

 今は、そういう気持ちはほとんどありません。そういう気持ちがなくなったからこそ、逆にガンガンに露出することができるようになりました。

 著書が売れることは嬉しいことです。評価いただけているということなので。でも、他の人の本と比べて、ということはどうでもいいです。
 イベントの登壇とかも、昔は、
「この、『名誉ある』イベントに呼ばれて登壇したいなー」
とかね、思ったこともあります。でも、今はもう、どうでもいいです。自分のことを求めてくれれば行きますし、そうでない場合もあるよな、と。
大事なことは、自分の想いにしたがって生きることです。

 人と、比べることをやめました。気づいたら、そうなっていました。
そうなってみると、自分らしく、素直に生きられるようになりました。
そして、他の人たちへの嫉妬、といった感情もなくなり、他の人たちが頑張っていることが、素敵に感じられるようになりました。

人と比べるのをやめると、本当に精神的に楽なんです。
他の人がすることを、羨ましがるのではなく、純粋に全員を先生として、学ぶことができるのです。

そして、自分のことを、声高に自慢したり、よく見せることも必要なくなるんです。「1分で話せ」は、紙の本でもうすぐ40万部!ミスチルの2作目の7倍!(注:「抱きしめたい」は6万枚の販売枚数)とか自慢する気がなくなるんです。
実際には言っていますが 笑

そして、人の価値観に踊らされることもなくなります。
人と話すとき、人から自慢が入ってくると、ちょいちょいイライラしてたが(うそです、かなりイライラしていましたw)、最近は、ノイズと考え、そこをノイズリダクションできるようになってきました。
人は人でいいじゃない、という感覚です。

こういう感覚です。

人と比べない。
人は人、自分は自分。

「すごい人」と「すごくない人」がいるのではない。
みんなすごいし、みんなすごくない。

勝つとか負けるとかでない。
人より自分の方がイケているとかイケてない、とかでない。
みんなフラット。

虚勢をはって人にマウントしない。
自分の価値観に合う、合わないで差別しない。
人を自分の物差しで「評価」しない。

リスペクトし、人の想いを、受け取る。
人から、話を聞く。
自分は、人に価値観を押しつけない。
求められたら、フィードバックはする。
人から感想をいただいたら、ありがたく受け取る。でもその人の物差しで「評価」されたら、その瞬間、スルーする。

ただ、ひたすら、
社会に何が提供できるか。
社会に何を貢献するか。
これが大事。

数を追わない。
一人ひとり、目の前にいる方が「生き生きと笑顔になること」を目指す。
それを続けるうちに、結果として数になる。

イベントやカンファレンスに呼ばれれば頑張る。
でも、小さな寄り合いに呼ばれたら、それも頑張る。
「格式の高いイベントに呼ばれた」などない。
格式なんて、ない。フラットだから。

「すごい人たちと登壇」なんてない。
みんなすごいし、みんなすごくない。フラットだから。

経済的な成功は追わない。
金じゃなくて、みんなを笑顔にしたい。
生き生きと自分の人生を生きることで、笑顔になってほしい。

皆、リスペクト。
人のマジメを茶化さない。

フラットな世界観を実現したいと思って、生きています。
それを、武蔵野EMC(武蔵野大学アントレプレナーシップ学部)で、実現したいんです。

ここに集まる学生も、教員も、ゲストも、みんなフラット。
一人ひとりの思いを大事にする。
みんながお互いをリスペクト。
ともに学び、ともに笑う。

そんな学部にしていきます。
必ず、実現します。

僕らの目指す姿は、
「自分の思考と行動で、世界をより良い場所にできると本気で信じる人を増やす」
です。

その思いを、表現したのが、こちらの動画。

そして、こちらの動画。

これが、僕らの創る世界です。
仲間たちのひとつひとつの言葉に、この想いが感じられると思います。

そういう仲間たちが、教員になります。

フラットな世界で、自分の人生を生きていきたい。
そんな思いを持つ高校生の方は、ぜひ、武蔵野EMCにご期待ください。

僕は、武蔵野EMCをこういう、フラットな、みんなリスペクトしあえる社会にしていきますが、その先にあるのは、世界中が、フラットで、みんなリスペクトしあえる社会、みんな笑顔な社会にしていきたい、という想いです。

やることは数えきれないほどあります。
私の生きている間には実現できないかもしれません。
でも、やります。
みんなで、力を合わせて、そういう社会に、していきましょう。


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