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見える世界が変わった B DASH CAMP

こんにちは!武蔵野大学アントレプレナーシップ学部(武蔵野EMC) 2期生の鈴木瑠花です。今回は5月に開催された"B DASH CAMP"というイベントについてご紹介いたします。

憧れのビジネスカンファレンス

B DASH CAMP"とは、インターネット業界で活躍する大企業やスタートアップ経営者、VCの方々が集まる招待制のイベントで、今回私はスカラシップ生として参加しました。
実はこのイベント、大学1年生の頃から知ってはいましたが、招待制のため自分とは縁遠いものだと思っていました。しかし今回、150人の中から15人のスカラシップ生として採択していただくことができたのです!そんな憧れのイベントに参加できるという高揚感の中、会場の札幌に飛んだ私のワクワクは、スカラシップ生との出会いから始まりました。すでに起業している学生や、VCでインターンをしている学生、アメリカに渡る前に日本の最先端を目にしたいとやってきた学生など、自分とは異なる人たちばかりで緊張しながらも、Skyland Ventures代表の木下慶彦さんと作戦会議をしながら、イベントに備えました。

3日間をともにしたスカラシップ生たち

今年のB DASH CAMP は5月22〜24日の3日間。
2日目からは10時~21時に各ホールでセッションが行われ、昼食・夕食の時間がネットワーキングの時間となり、自分が話したい人の元へ勇気を振り絞って話しかけに行きます。その後22時からサイドイベントが始まるというハードスケジュールです笑

自分の中の定義が変わった

そんなイベントで私が感じたこと、スキルとして学んだことは書ききれないくらいたくさんありますが、特に心に残っていることを2つ皆さんにお伝えしたいと思います。

まず、スタートアップはただ利益を追い求めるだけの企業ではなかったことです。
「EMCにいるのに?!」と思われるかもしれませんが、これまで スタートアップ=利益を追求する企業 だと考えていた私は、社会課題を解決したい自分とスタートアップは関係のないものだと感じていました。今回このイベントに参加した理由も、自分がスタートアップを立ち上げたいからというより、たくさんの人と繋がりたい、考えを聞いてみたいという思いが強かったです。
しかし、セッションでのお話や、実際にスタートアップとして活躍している方のお話を聞いていると、利益を得る裏には解決したい社会課題や、叶えたい理想の社会があると知りました。

会社が大きくないと、自分の理想の社会を世に広めていくことができない。会社を大きくするためには利益を上げなければいけない。

このような考えは私の中にはなく、大きな学びとなりました。それと同時に、スタートアップも私が課題を解決するための手段の1つであったことを理解しました。この考えに納得した時、もっと先のこと、もっと大きくなった時のことを考えなければいけないと、自分でも気づくほど視座が高くなり、主語が自分に変わり、見える世界が一気に広がりました。

「グロース企業の成長にM&Aは必要か」というセッションが一番刺さりました!

加えて、Pitchでは多数の企業がエントリーしている中、エンタメ業界を牽引する「emole」と「ごっこ倶楽部」がファイナルステージに残っていたことや、世界中で起こる犯罪を減らすためにコンピュターサイエンスを用いたソリューションを開発している「Singular Perturbations」が最優秀賞を獲得した姿にワクワクが止まりませんでした。
自分もペット業界として同じような図を作りたい。スタートアップとして大きくなりながら、社会課題を解決する企業でありたい。そんな理想を持つきっかけになりました。

視座の高い人と出会う

2つ目は、面白いと思える人にたくさん出会い、自分を客観的に見つめられたことです。
イベントには学生はほとんどおらず、自ら話しかけに行けばさまざまな業界の最前線で活躍されているたくさんの方々と出会える、最高に恵まれた時間でした。スタートアップの方々はもちろん、1年次の「アントレプレナーシップ」という講義に来てくださったSmartHR創業者の宮田昇始さんとUNIDGE土井雄介さんや、今皆さんが読んでいるnoteのCFO鹿島幸裕さん、マイナビの社長室の森一磨さん、ペライチ創業者の橋田一秀さんなどの起業家から、前じげんCFO兼ミダスキャピタル取締役の寺田修輔さんやSkyland Ventures代表の木下慶彦さんなどVCの方々など、びっくりするくらい大物の方々とお話させて頂きました。自分がすごい、面白いと思った方々に話しかけ、自分の進路や将来についてのお話をいただき、「ほんとは自分の下について欲しいけど」と言ってもらえたり、失敗の定義とは何かお話をいただき、「登記したら出資するよ」と鼓舞されたり、自分の事業に関する相談に約1時間割いていただいたりと、とても充実した時間を過ごさせていただきました。改めて時間をとってお話していただけるありがたさ、お金に換算できない貴重さを感じました。

イベントに参加して

B DASH CAMPを通して、自分の成長と、自分の事業や進路に対する思いを客観的に観察することができたと思います。私が面白いと思った方々は、私が学生だからではなく、本気で自分と向き合ってくれる方々であるということ。お世辞だとしても自分が憧れる方々に鼓舞されるくらい自分の視座と人間力、経験値が上がったこと。今の自分は叶えたい社会や想いには自信があるが、課題に対するソリューションに自信がないこと。このような気づきを経て、今この時期に参加できた自分は本当に運とタイミングがいいと感じました。かっこいいと思える大人にたくさん出会えた本当に貴重な機会でした。そんな方々にいつまでも憧れているような自分でいたくない。今回出会った方々全員がEMCの教授か生徒の誰かしらとつながっている、そんな恵まれた環境に自分がいるということにも改めて気づくことができたので、今よりもっとこの学部を活かして自分の理想の社会を創り、エッジの効いた人間として生きたいと思います。


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