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お待たせしました。高校3年の皆さんへ。

こんにちは!
学部長に就任予定の、伊藤羊一です。

お待たせしました!

武蔵野大学アントレプレナーシッブ学部(武蔵野EMC)をつくります!と2020年4月2日にサイトをつくり、動画をオープンして、宣言してから、半年。

文部科学省からOKを得て、
2021年4月から、武蔵野EMCは、学部を開設できることが決まりました!
そこで、学生の募集を、正式に始めます。

いよいよ、スタートだぜ!

スタートに寄せて、僕が、僕たちが、こんな経緯で、こんなことを考えているんだ、ということを書きます。ちょう長いです。「1分で話せ」の僕が、こんな長文を書くのは、よっぽどこの一歩が嬉しいんだろうなー、と、生暖かくお付き合いいただければ幸いです。

1.きっかけ

西本学長に「新しい学部を作らないか」と誘われたところから、このプロジェクトは始まります。いつ始まったか?は、敢えて書かないけれど、相当短い準備期間だったよ、とだけ書いておきます。

「好きに考えていいですか?僕は門外漢ですが、やりたいことがあります」
と聞いたら、
「あなたの好きなようにしてください」
と。ロックな答えでしょ。すごいよ、武蔵野大学。

そこから2週間ほど真剣に考えて、プロジェクトをやることを決断し、「設立検討メモ」を書きました。

30年以上前に自分が受けた、悲惨な「大学教育」をぶっ壊す思いで。

何が悲惨だったか。
僕は経済学部だったんですが、
・授業でやっていたことで、今、自分のビジネスの役に立つことは、ほぼ何もなかった。その頃から、それはわかっていた。
・ATMを使ったことない人間が金融を教えていたなど、みんな浮世離れした印象だった。
・そもそも、何言っているかわからないか、独り言をつぶやいているか、ぶつぶつ念仏を唱えているような授業ばっかりだった。

こんな感じです。「サプライヤー(大学 & 教員)ファースト」でした。

もちろん、僕の学び方がよくなかったんだろうことは今、反省しているし、今は大学も変わっていると思うけど、とにかく、「あの時のアレ」を壊したいなと思って。

「学生が学問になんとか近づいて、理解しようとあれこれ悩むことで、結果的に賢くなったような気がする場所」ではなく(それは意味があるところもあるかもしれないけど)、
「学生が成長し、踏み出し、社会に貢献していくきっかけをつくる場所」を作りたいと思いました。

学問が必要であれば学問を学ぶし、実践することで、体験を通じて学ぶ。ビジネススキルも学ぶ。志や情熱といったマインドも鍛える。「学生ファースト」な場所にしたかった。学べる準備ができている人だけでなく、誰でも気づけるところ。過保護にする気は毛頭ない。だけれど、「学問の世界に近づく気があるならどうぞ」という場所にはしたくなかった。

大学ファースト、教員ファースト、学生ファーストって、どちらかがえらい、とかいう話ではなくて、「主語は誰か」と。もちろん、研究機関として大学ファースト、そこに「学びにくる」大学があってもいいと思います。

でも僕は、「学生ファースト」、学生が輝くためのきっかけを得る場所をつくりたいと思いました。

2. 僕の想い

設立検討メモ、抜粋すると、こんな感じです。

*******************************
【学部名】
アントレプレナーシップ学部とする。
【育成する学生像】
起業家精神を学び、未来を想い、社会に価値を創造する人を育てる。
【特徴】
 1. サービスイン、起業を視野に、実践にこだわる
    2. リアルビジネスの今を知っている現役実務家教員を中心に据える
    3. 徹底したアクティブラーニングで、楽しめる授業を展開する
【ファシリティ】
学生寮を設置し全員入寮、起業家や大企業のビジネスパーソン、他学部、他大学の学生が集い、「社会の最前線」をキャンパス内に実現し、刺激的な空間をつくる。
*******************************

ここを学長と合意して、準備を開始しました。

そもそも、僕は大学教育はど素人。ヤフー、グロービス経営大学院、そして様々な企業で、「社会人教育」をここ数年行ってきた人間。だから、大学の教育というのがどういうものなのか、勘所がありませんでした。

でもね、ど素人だから、自由に発想できるのです。
前例に囚われるな、とよく言われるじゃないですか。
そもそも僕は、前例を知らないんですよね。
だから逆にいえば、自分がやりたいことを考えればいい。

大学の学部を、新しくどう作っていくか、なんて、全く知りませんでした。ま、普通、そうですよね。
単位をどのように取得していくか、学生は1週間にどのくらい授業を入れるのかも、よくわかりませんでした。
大学教育はこういうもんだ、という「常識」も、知りませんでした。

そんな中で、新しい学部をイチからつくる、「アントレプレナーシップ学部」という、日本で初めての学部をつくる。そして現役実務家を中心に据え、徹底したアクティブラーニングで学ぶ。

わからないことは、その都度学べばいいじゃん。僕は、自分が大学に入ったら、こんな場所で自分を鍛えたいよな、そう心から思い、踏み出しました。

できるかできないか、ではなくて、やるかやらないか、です。
知らないから、難しいから、常識だから。
これはいずれも、やらない理由にはなりません。
その都度、解決していけばよいのです。

一方で、僕がわからなかったこと。全て過去形で記載しているけど、今でも、わからないところだらけです。これは、ずっと知らなくていいものではありません。
歴史には、意味があります。変えるにしても、そもそもなぜそういう成り立ちなのか、なぜそういう常識なのか、知っておいた方がよいですよね。
だから、勉強です。僕も、学び続けます。

3.チャレンジ!

このチャレンジは、海賊船で出かける未知の世界に向かう冒険です。
航海に出る船(大学)はある。一緒に航海する仲間たちが必要だ。
そこで僕は、教員になってほしい、と思う人たちと一人ひとり会い、勧誘していきました。

そして航海に行く先はどんなだろうか。大学生や高校生にたくさん触れ、ヒアリングしながら、学部のイメージをつくっていきました。今も、「武蔵野EMC高校生オンラインゼミ」をシリーズで提供したり、「伊藤羊一塾」と題して中学生から大学院生まで、オンラインで表現や思考を指導したり、様々な学生イベントに登壇したり、また、リアルに高校にお邪魔したりと、様々な活動をしながら、感覚をつかんでいます。

そして仲間たちとたくさんミーティングを行い、航海の骨組みを固めていきました。わからないところは、大学内の専門家の皆さんにたくさん教えてもらい、議論もしながら。

2020年1月に最初の相談書類を文部科学省に提出しました。さしづめ、航海許可申請です。
教員になるみんなとディスカッションして決めた科目体系、そして各科目の概要を、ホテルに缶詰になり、昼夜一歩も出ずに書きまくりました。数万字は書いたかな。執筆作業で鍛えていてよかった。

文部科学省からは、何回か保留の連絡がありました。その都度、正直悔しかったなー。でもね、そこには理由があるわけで。その背景はなんだろうな、ということを考え、様々な方々と議論し、助言をいただきながら、検討していきました。

今から考えると、それは愛のむちだったのだと。僕たちは愛されているんだわ。間違いない。愛されているから、こうしてほしい、と言われる。だったら、その愛に応えねば!ですよ。詳細の説明、追加対応、変更を行い、何回かやりとりを経て、

ついに、10月2日付けで、OKをもらいました!
無事、出港できることが決まりました。
そして10月12日、プレスリリースを出しました。

では、様々な対応を行った結果として、姿形は変わっていってしまったのか。
骨抜きなものになってしまったのか。

全く、そんなことはありません。
当初の検討メモに記した僕の想いは、100%満たしています。
それどころか、仲間たちの想いや、大学の想いや、文部科学省からの助言も加わり、パワーアップして、絶対の自信をもって、世に出すことができます。

僕らは、みんなの想いを全部、しっかりと吸収しながら、パワーアップして航海していきます。
そして、これからもどんどん、進化していきます。

「アントレプレナーシップが大学で教えられるとは思えない」という人は多いです。そして、「これは学問と言えるのか」と言われたりもするかもしれません。
色眼鏡でみられたり、反発を受けたり、ということも、あるでしょう。

でも、新しいことを始める時は、そんなものです。言わせとけと。笑
逆に、反発とか異論がない時、問題が起きない時は、チャレンジしていない、ということなんです。
チャレンジするから、色々あるのだ。

安心してください。
大丈夫大丈夫。

僕に期待して、賭けてください。
教員たちに期待して、賭けてください。
大学に期待して、賭けてください。
そして、伝説の第一期生となる、まだ見ぬ同級生の仲間たちに期待して、賭けてください。

僕たちは、想いと持った学生の皆さんに、何よりもどこよりも一番寄り添います。

何かことを起こしたい人、
生きづらい世の中だけど、きっと、もっとポジティブにできるはずだ、と思っている人、そして、自分に何ができるかわからないけど、何か成し遂げたいんだ、と考えている人、そんな人たちが集まり、

授業で学生たちみんなで語り、議論し、頭や手を動かし、行動して、
教員たちやゲストたちとも触れあい、徹底的に語り、
一歩先に進め、世の中に踏み出していく、そのきっかけが得られる場にする。

僕たちは、こういう場をつくっていきます。

始まっていない中では、僕たちは何が実際に強みか、わかりづらいと思います。ですが現時点で、リアルに僕たちが得意といえるところが2つあります。

まず、「社会の最前線をキャンパスにもってくる」ところは、最強かなと。なぜなら、僕たちが、最前線だから。それは偉そうに「最前線で最先端だぜ!」とかいう話ではなくて、仕事の現場にいる、ということです。僕たちは、各現場で仕事していて、それをキャンパスにもってくるんです。

そして、私たちが一緒に仕事をしたり、会ったりする外の仲間たちもまた、各現場で仕事をしているんです。その人たちを、どんどん、キャンパスや寮に連れてきます。そうすると、毎日、社会の最前線が生まれると。そういうことです。
意図してそれを作っていきます。

そしてもう一点。昨今の大学は、コロナパンデミックが落ち着かない中、オンライン授業がメインになっています。この「オンライン授業」についても、結構僕たちは、強力に進めていくことができると思います。

僕自身は、5年前から、ビジネススクールでオンライン授業を継続的に行ってきました。ですので、コロナになって、対面授業がオンラインになったとしても、全く変わらず、日常として、オンライン授業をやり続けました。

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ひとつご紹介しておくと、僕は2020年4月6日、つまり日本中の小中高から大学までの先生たちが、オンラインで授業をしなければ!と準備され始めた頃に、「オンライン授業ノウハウ共有カンファレンス」を主催し、1,000人の先生方に、僕たちがもともと積み重ねていたノウハウを提供しました。

もう、今は皆さん、慣れてらっしゃると思いますが、僕は、そういう形で、全国の先生方にオンライン授業のノウハウを提供する立場だった、ということです。

そして、ビジネススクールのオンラインクラス事業を立ち上げた人間も教員にいるのですね。ですから、オンライン授業の提供に、強みはあります。

ほかにもいろいろあると思いますが、まだ、僕たちは何も始まっておらず、これ以上は、ホラ吹きになりますから、我慢しておきます 笑。

4. Why EMC?

さて、一番大事なこと。
そもそも何のために僕らはこの航海に出るのか。

テクノロジーの進化で、世の中は便利になりました。
インターネットにより、世界は狭くなりました。
様々な情報が、気軽に手に入るようになりました。
機器の性能は、どんどん向上していきました。
便利になった故の幸せ、を人々は享受しています。

ただ一方で、ご存じのように、この社会は未だ、課題にあふれています。
様々な格差があります。環境は汚染され続けています。そして人と人はいつだって、諍いを起こしています。
そして人はそれぞれ、自分にとって何が最善な生き方のか、見えづらい。
事故や犯罪は、なくならない。差別も、なくならない。誹謗中傷もなくならない。

そんな世の中でいいのか。
色んな価値観があっていい。それは人それぞれ。
けれど、だからといって、今の課題が存在していいことの理由にはなりません。

自分の想いにしたがって、他者をリスペクトして、みんな笑顔で、幸せに生きることができる社会。そんな生き方をみんな楽しめたらいいですよね。
で、今の社会は、そうなっていません。
だって、今この社会を生きる人はみな、幸せですかね?幸せな人もいますが、そうでない人もいるでしょう。

僕は「ひとりひとり、全員が幸せな社会」を実現したいと考えています。

では、そんな社会は実現しないか。

僕は、実現することは可能だし、みんなで実現しようぜ!と思っています。
ひょっとしたら、僕が生きている時には実現できないかもしれません。
いつまでたっても、なかなか実現できないかもしれません。

でも、できるかできないか、ではなくて、やるかやらないか。
自分の想いにしたがって、他者をリスペクトして、みんな幸せに生きることができる世界を目指すか目指さないか、それだけです。

そのために、必要なこと。
自分の思考と行動で、世界をよりよいものにできると本気で信じる人が増えていくことです。だから、僕たちは、武蔵野EMCをつくるのです

この学部は、起業のノウハウを学ぶ場所ではありません。
アントレプレナーシップ(起業家精神)をもって、世界をよりよくしていこう!と考え、議論し、踏み出し、実行していくためのきっかけをつくる場所です。

その航海に、一緒に乗り出そう。
僕たちと一緒に、新しい日本を、新しい世界を、新しい未来をつくるために、踏み出そう。

あなたが、伝説の第一期生になってくれることを、僕らは、待っています。
最後まで読んでくれて、ありがとう。


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武蔵野大学 アントレプレナーシップ学部(武蔵野EMC)
日本初の「アントレプレナーシップ」を冠した学部である、武蔵野大学アントレプレナーシップ学部(武蔵野EMC)のnoteです。起業家精神をもって『ことを成す』人になることを目指して試行錯誤する私たちの日常をお伝えします。