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教員は、現役実務家という学部。

 こんにちは。武蔵野EMC(武蔵野大学アントレプレナーシップ学部)を立ち上げ準備中の伊藤羊一です。普段はヤフーで、コーポレートエバンジェリストとして、また、Yahoo!アカデミアという「企業内大学」の学長をしています。企業の中のリーダー育成の学校ですね。

 私の現状報告をしておきますと、今、上場している主体は、ヤフーではなく、Zホールディングスという会社なんです。その傘下に、ヤフーという事業会社や、ほかのグループ企業がある、という形です。

 これに合わせ、Yahoo!アカデミアは、2020年4月より、一部の機能が残しながら、「Zアカデミア」と、名前も、そしてカバーする範囲も、変えることにし、今、転換中です。これで、ヤフーだけでなく、様々なグループ企業があるZホールディングス全体の企業内大学となります。提供するコンテンツの内容も、より多くの人に気軽に受講いただけるように、もろもろの変更を行っています。

 現在、新しいZアカデミアを立ち上げるにあたって、アカデミアチームで様々な議論、企画を行っています。基本方針を議論し、ヤフーの中で方向性を決め、コンテンツをブラッシュアップし、各グループ会社とコミュニケーションをとり、連絡の仕組みを整備し、と、全体から細部に至るまで、数人のチームで進めています。

 ヤフーでは現在、「リモートワークを強く推奨」という状態でありますので、オフィスには出勤せず各自の場所で、リモートワークにて進めています。

 ほかにも私は、グロービス 経営大学院でも、ウェイウェイの代表としても、ビジネスを通じて様々な社会人の方々と触れ合うし、そしてイベントに登壇したりしながら、ネットワーキングを進めていますが、そこで得た知見は、学部開設の準備を行ううえで、とても役に立ちますし、2021年4月に学部が開設されましたら、その後も、確実に役に立ちます。

 こうした仕事をしながら、武蔵野EMCの立ち上げ準備を、行っています。これは、2021年4月以降も、続けます。

両方やってるから、忙しいんだー!ということを言いたいのではありません 笑

 ヤフーで、新しい企画をリアルに進めながら、学部の開設準備も、同時に行うのです。Zアカデミアで考えたことが、そのまま、武蔵野EMCでも同じことがあてはまったりしますし、武蔵野EMCで考えたことが、Zアカデミアを企画する際にも、役に立つんです。

 先日もnoteで少し書きましたが、午前中に、実務で起きたことで、嬉しかったり、焦ったりしたことを、そのまま、午後の授業で、武蔵野EMCの学生に、伝えながら、授業をするのです。

 そのライブ感を伝えられるだけではありません。
例えば学生が、ビジネスカンファレンスのインターンに行きたい!と思ったり、こういうスタートアップ企業でインターンしたい!と希望したりします。

 私だけではなくて、現役実務家教員が、その希望をかなえるルートを探して、すぐにつなげることが可能です。

 すでに、様々な、今成長中のスタートアップ企業や、NPOの経営者とも話をしており、インターンに行かせてほしい、とか、ゲストにいらしてほしい、というお願いをすでにしていまして、こういう、外部とのつながりは、やはり教員が全員、現役実務家だからこそ、できるところもあるかなぁ、と思っています。

 もちろん、他大学、他学部のような専任の「教える教員」ならではの良さは、確実にあります。そして、私たちは、今、携わっている仕事と兼任するわけですが、その仕事が忙しいからと言って、手を抜くわけにはいきませんし、集中力を乱すわけにもいきません。ハードルは高いです。

 でも、そこは全く心配していません。私たちは、120%の仕事をもともと自分が行っている事業でするとしたら、武蔵野EMCでも120%の仕事をする、という人種です。そこは、2倍の時間をかける、ということではありません。強烈に効率化し、強烈に価値を出す。それで240%を可能にするのです。だからアントレプレナーシップ学部の教員になるのです。大丈夫です。

 そして現役実務家教員、にこだわるのは、動画の中で武蔵野大学の西本学長もおっしゃっている通り、
「武蔵野EMCのキャンパスに、社会の最前線を持ってくる」
ことが、ことを成す人を育てる「アントレプレナーシップ学部」には絶対必要なことですし、重要なことだと考えているからです。

  この学部の開設準備を始めるにあたり、昨年、武蔵野大学西本学長と何度もディスカッションをしました。そのディスカッションをするにあたり、私が一番最初に申し上げたことは、
教員は全員、現役実務家としたい
ということでした。

 大学で、そんなことが可能かどうか、全くわかりませんでした。でも、それが一番重要である。そう思って、これを、このプロジェクトを行うセンターピンに据えました。

 そして大学側とも、様々な相談をし、様々な調整をお願いし、それが実現し、この学部のベースが作られていきました。

 私がセンターピンに据えたことを、大学側が真正面から受け取っていただき、もろもろの検討を積み重ねて、これが実現することになりました。簡単なことではありません。武蔵野大学には、心から感謝です。

 なので、私も、想いがこもっています。だから、絶対、大丈夫なんです。
みんなで、ここをしっかりと、実現していきます。

 教員には、現役の起業家がいます。NPOの創業者や経営者がいます。スタートアップの役員もいます。ベンチャーキャピタルで、スタートアップに資金を供給しているベンチャーキャピタリストがいます。スタートアップをサポートしている企業の役員もいます。

 今、まさに事業を立ち上げている人がいます。何回も事業を立ち上げてきた人がいます。そして今、新しい事業を企画している人もいます。

 「すごい人」がいるのではない。
 現役の実務家が、いるんです。

 そして、教員には、現役実務家の強いネットワークがあります。そのネットワークを使って、ゲストもキャンパスにどんどん、訪れます。
そうすると、武蔵野キャンパスが、社会の最前線、様々なイケてる実務家が訪れ、学生も教員もゲストも、一体となって、ことを成す場所になっていきます。

 教員にとどまらず、起業家やビジネスパーソンと触れ続け、社会の最前線に、大学1年から触れ続けることが、その後の学生の皆さんの人生にとって、とても重要な、大きな刺激になる、ということを私たちは信じています。

 教員は基本、全員、現役実務家。
 そんな学部で、大学一年から、社会の最前線に触れながら、教員や仲間やゲストたちと一緒に、踏み出していく。

 「会社に入るか、社会を創るか」。
私たちは、想いをもった皆さんのチャレンジを受け止め、挑戦していきます。 

 

(追伸)webオープンキャンパスのサイトがオープンしてます!POPだ!
 私も出ます!教員陣も出ます!ぜひいらしてください。


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