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ワンオフモデルを依頼した話と真面目な話

概要

この度卯月トウカさん(@udukiiii10ka)さんに私のワンオフモデル(オリジナルモデル)を制作していただきました。普段卯月さんはワンオフモデルを受け付けていませんが今回特別に引き受けていただきました。
本当にありがとうございました!!
卯月トウカさんはクロッカちゃんやトーマくんちゃんといった沢山の神モデルを作っている神なのでこれを見たあなたはまず卯月さんのBOOTHやTwitterをフォローしましょうね!!!!!!!


今回単純に推しのモデラーにワンオフモデルを作ってほしい!という安易な考えもありましたが真面目な考えもあったのでここに書いておきたいと思います。
本当はLT(ライトニングトーク)で話そうと考えていましたが昨今の情勢でリアルイベント等もなく、発表の場も少ないため7割くらいをこの記事に書いておきます。今後LT等発表する機会があればまたそこで今回の話をしたいと思います。

名前:夢野 炎理

三面図清書

かわいい。かっこいい。まじでかわいい。ウヒョー!!!!!

名前は 夢野 炎理 ちゃんです!

キャラデザ・3Dモデル:卯月トウカさん
ロゴデザイン:薄荷さん
色々なアドバイスとか:zenさん
皆様本当にありがとうございました!!私のショボい語彙力と仕様書からこの様な物を作っていただけて非常に感謝しています。ご迷惑をおかけししました。

なぜワンオフを依頼したのか

様々な理由がありますが一番大きな理由は「個人としてのブランディングを固めるため」です。

私が現在(2021.02)所属してるSHOWROOM株式会社のxRメンバーにはizmさん、ばくすたーさん、ねぎぽよしさん、zenさんといった方々がいます。その方たちはオリジナルのアバターを持っています。その人を思い浮かべるとその人のアバター(キャラクター)も同時に浮かぶので完全に人とアバターがペアリングできているように見えます。これを私もやりたく、「この人といえばこのアバター!」となるようなキャラクターを作りたかったからです。

つまり今後ムー=このアバター(キャラクター)となるような唯一無二の存在が欲しかったわけです。
また私は今後様々なコンテンツを作っていく予定ですが、それらのマスコット的存在を置くためにもワンオフモデルを依頼しました。

モデルの仕様

実はこのモデルはVRアバターとしては比較的ローポリゴンなモデルになっています。VRChatのアバター制限では最大70,000ポリゴンとなっています。しかし夢野炎理ちゃんは約23,000ポリゴンとなっています。

ではなぜローポリにしているかというと、単にVRChatだけではなく今後の様々なVRプラットフォームに対応させるためです。
私が仕様書に書いたモデルの制限は、基本的にソーシャルVRサービス「Cluster」さんのアバター制限を採用しています。

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引用元

これは仕様書記載当時Clusterさんのアバター制限が一番明確に示されており「アバター 制限」とかでググって検索結果の一番上に出てきたので採用しました。

またNEOKETさんやバーチャルキャストさん、Connect Chatさん等のようなVRSNSが今後増えた際に「うちのアバターはこのサービスでは使えるけどあのサービスでは制限引っかかって使えない!」をなるべく無くしいち早く使用できるように敢えてこの制限下で作って頂きました。

公開するまで

私はVtuberでもないしボイチャンして可愛い声を出す気もないし中身の肉体もキビキビ動けるわけでもないので特によくあるお披露目配信をするのは無理だろうと思っていました。
そこで私はUnityで演出を作るのが好きだったので私ができるUnityの技術をフルで使ってアバターのPVを作ろうと考えました。
また単に一個PV作って終わり!にするのもつまらなかったので、PVを2部構成にして、第一部をシルエット編(匂わせ編)にして第二部を公開編(お披露目編)にすることにしました。ただしやる事多すぎて死にました。

内容としてはシルエット編は炎の中でこちらを睨みつける映像、公開編はロゴが入った旗を肩にかけて名前をデカデカと出す映像で作りました。

第一部:シルエット編(匂わせ編)

第二部:公開編(お披露目編)

技術的な話ですが、私は今まで趣味ではUnity2018を用いてShuriken ParticleSystemとAnimationの組み合わせでVR演出を作っていました。
ところが今回新しいアバターになるにあたって使用技術自体も新しくして自分のスキルアップもしようと考えました。
そこで今回のPV制作はUnity2019のHDRP環境とVFXGraphとTimelineの組み合わせで作ることにしました。
特にVFXGraphへの挑戦は今まで興味はありましたが難しさ故になかなか手を出すことができず、「いつかやる」状態だったのでこの際自分のケツを叩いて数か月勉強することにしました。(VRChatではVFXGraphおよびHDRP環境は使えません(2021.02現在))


VFXGraphをしばらく勉強した感想ですが、
「ムッッッッッッズ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
今までShuriken Particle Systemで様々なパーティクルを作ってきましたが、その全ての概念を覆すかのように難しいものでした。実際に一つのパーティクルを構築している時はプログラムを書いているような感覚でした。(個人の感想です)
ただし今までのShuriken Particle Systemの感覚が全て無駄になるわけではなく、「この値にしたらこれくらいパーティクルが変わるだろうな」といった直観的なものはVFXGraphでも使えました。
今回のPVで使ったVFXGraphは全てオリジナルというわけではなくassetストア品からの改変もあるので将来的にはオリジナルのみのVFXGraphだけでPVを作れたらいいなと思っています。
勉強していくうちにどんどん面白くなっていき、理解も深まってきたので今後はVFXGraphをメインにパーティクルの勉強をしていたいと思います。
とりえず深夜テンションで作っていたパーティクルを載せておきます。


名前の由来

キャラクターに名前をつけるだけならいくらでも案は出るのですが、今回は私の新しい名前にもなることから一つのIPになるように名前を考えることにしました。
今後呼びやすく、認知しやすい名前にするためにいくつかのレギュレーションを設けることにしました。

マストなレギュレーション
・エゴサに引っかかる名前(引っかかりやすい漢字)にすること
・日本人が読みやすい&発音しやすい名前にすること(3音5音7音、3音+4音の法則)
・英語圏の人でも発音できる名前にすること
できればいいな程度のレギュレーション
・「ムー」とも呼べる漢字にすること
・同じアルファベット文字が2回以上繰り返されている
・子音 (硬音Z, B, T, G, Y, H) の文字を最低でも1つ含んでいる

このレギュレーションに当てはめる名前を考えるのはかなり時間がかかりました。私が高校時代からお世話になっているオンラインゲームでの知り合いやzenさんに何回も相談しました。この場をお借りして感謝します。

↓厨二病3人による深夜のお名前ブレスト会議議事録

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このような様々な案の中から可読性があり誤読性がなく、痛々しすぎない名前にした結果、「夢野炎理」になりました。長かった...

今後の方針

私のTwitterのフォロワーさんの中でもこのnoteを読んでいる方は極々少数だと思うので今後の私の方針を書いておきたいと思います(読んでくれてメチャメチャ嬉しいですありがとうございます)

私は数年間「ムー」という名前で活動してきましたが正直に言うとこの名前は今は好きではありません。だってムーって言いずらいし同名多いしエゴサできないんだもん。

そこで今回、夢野炎理という私を認識する新しい名前ができたので今後数年間をかけて徐々に「ムー」から「夢野炎理」へインターネット上の名前を移行していこうかなと考えています。いきなり変わると元が誰だったのか分からなくなる方がいたり、お仕事にも影響が出そうだと思ったので「む」とも読める「夢」という字を苗字に入れてこれまで通り「ムー」と呼べるような名前にしました。だからこれまで通りムーと呼んでいただいて全然結構です。

おまとめ

ワンオフモデルができたことによりどんどん新しいことに挑戦したい気持ちが湧いてきました。
なにより改変アバターとは違う唯一無二の個性(個体)ができたので自分という存在にさらに自信がついた気がします。
今後はこのアバターを私の顔とし、「ムーといえばこの子!」と思われる様に活動していきたいと思います。

また私は22卒でこれから就活を始めるので、ぜひ偉い方々にもこのアバターを憶えてもらいたいと思います(企業の方々DMもしくはメールお待ちしています!!!!)


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