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防災について考える⑦【知っておきたい防災情報part2~どんな情報を知っておくべき?~】

みなさん、こんにちは!

前回の投稿では、知っておきたい防災情報として防災気象情報、土砂災害警戒情報、指定河川洪水予報を一緒に考えました。

今回は、市区町村が発令する避難に関する情報と、それぞれの情報の関係性について考えていきます。

まず、市町村が発令する避難に関する情報についてです。避難準備・高齢者等避難開始、避難勧告、避難指示(緊急)、災害発生情報の4つの情報があります。

①避難準備・高齢者等避難開始
高齢者・障がい者・妊産婦・乳幼児・日本語を解せない外国人等の避難に支援を要する方(これらの方を「要配慮者」とされています。)とその支援者の方は避難を開始し、それ以外の方は避難の準備を行うために発令されます。
※発令された際は、情報名の「高齢者」に惑わされず「高齢者”等”」であることを忘れないでください。

②避難勧告
対象地域の居住者や滞在者等の生命・身体の保護を目的として、早めの避難を促すために発令されます。

③避難指示(緊急)
避難勧告よりも、さらに災害の危険が切迫している場合に発令されます。避難勧告に従ってすでに避難した人は、迅速かつ確実に避難を完了する必要がありますし、まだ避難していない人はすぐに避難することが求められます。

④災害発生情報
災害の発生が確認されたときに、大至急避難するか(避難がまだ完了していない場合)命を守るために最善と考えられる安全確保行動を行うことを呼びかけるために発令されます。

なお、②と③については、避難を促す情報をより分かりやすくするため、2021年以降、避難指示に一本化される見込みとなっています。

以上の4つが、災害が発生する恐れがあるとき、または発生したときに市町村から発令される情報になります。これらの用語の違いを理解していないと、いざというときに間違った行動をとってしまうかもしれません。

みなさん自身やご家族を守るためにも、避難に関する用語を正しく理解しておくことは大切です。

さて、ここまで前回と今回とで考えてきましたが、気象に関する情報や避難に関する情報など、いろいろありすぎて理解しづらい!と感じている方も多いかと思います。全部覚えられないよ!という感じですよね。

実は、それぞれの情報に対して、私たち住民の取るべき行動が決められていることをご存じですか?
(個人的には、もっと周知してほしいなあと思うわけですが。。。)

これは、平成31年から運用されている”警戒レベル”というものです。レベル1~レベル5に分かれており、それぞれの段階で出される情報や、住民が取るべき行動が決められています。

実際の災害時には、お住まいの自治体から、レベルとそのレベルにあった避難情報が発令されます。

どんな情報が、どんな段階で発表され、自分たちはどう動くのか

ぜひみなさんは、そのときに正しい行動がとれるよう、一度は警戒レベルを確認していただければと思います。

次回は、これらの防災情報を入手するための手段について考えていきたいと思います。

ではまた!

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