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防災について考える【顕著な大雨に関する情報】

みなさん、こんばんは!

防災士のうさみです。

今日は気象庁が発表する「顕著な大雨に関する情報」をご紹介します。

みなさんは「線状降水帯」ってご存じですか?

【線状降水帯とは】
続々と積乱雲が発生し、雨雲が線状に連なる状態になり、同じ場所で雨雲が発生し続けるため、長時間激しい雨が降り続くこと

この線状降水帯は、2018年の西日本豪雨や2020年の7月豪雨時などに繰り返し確認され、ニュース等でも耳にした人も多いのではないでしょうか。

しかしながら、現在の技術では線状降水帯を十分に予測することができないため、気象庁は、実際に線状降水帯による大雨が確認された場合、「顕著な大雨に関する情報」を発令することとなりました。

この情報は、令和3年6月17日に運用が開始され、令和3年6月29日に初めて沖縄地方に発令されました。

特に、今年は大雨が多く、ニュースのとおり、全国各地で猛威を振るっています。

◆もしも顕著な大雨に関する情報が発令されたら

この情報は、警戒レベル相当情報を補足する情報で、警戒レベル4相当以上の状況で発表します。

崖や川の近くなど、危険な場所にいる方(土砂災害警戒区域や浸水想定区域など、災害が想定される区域にいる方)は、地元の自治体から発令されている避難情報に従い、直ちに適切な避難行動をとってください

 周りの状況を確認し、避難場所への避難がかえって危険な場合は、少しでも崖や沢から離れた建物や、少しでも浸水しにくい高い場所に移動するなど、身の安全を確保してください。

地元自治体から避難情報が発令されていなくても、今後、急激に状況が悪化するおそれもあります。キキクル(危険度分布)や水位情報等の情報を確認し、少しでも危険を感じた場合には、自ら安全な場所へ移動する判断をしてください。

◆キキクル(危険度分布等)はこちらからご確認いただけます。◆

最後までご覧いただきありがとうございます。

大切な誰かを守るために、まずは自分の命は自分で守れるようになりましょう。

それではまた!

防災士 うさみ

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