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落語心中



私は北国生まれ南国育ちというよくわかんない出立ちなのですがなんだかんだ30過ぎてからはずっと北海道で過ごしています、ちなみに南国育ちというのは沖縄です、あんなとこで幼少期過ごしたせいで頭がパッパラパーになりました



この時期の北海道というのは一言で言うと「悲しい」です、それに尽きます

あれだけ楽しかった夏が終わり極寒の冬が来る準備が秋風と共に訪れております。天気1つとっても憂鬱でアンニュイな日々が続き、ああ、降るな、と空を見上げる日々が続いております。

段々と風が寒さを増し、去年妻が買ってくれた誕生日プレゼントの手袋をはきながら(方言)私は今日も仕事に向かうのです、いわゆる繁忙期は抜けたのでなんか会社全体で栓が抜けたような雰囲気、ミサイルでも飛んでこないものかなと。

断言しますが冬が好きな道民なんて1人もいません、いるとしたらそいつがルパンです、小説と漫画の中だけにしか冬が好きな人物は残念ながら存在しません、なぜかって至極単純でいい事が一つもないからです、もう一周回って腹立つレベルで道民はみんな冬が嫌いです、異論は認めません。

ただ私も今年初めて知ったのですが10月というのはいわゆるマラソンでいうところのシーズンでして、最近あんまし見れてませんでしたが数々のランナーの方達がひっきりなしに大会に出ているのをちょくちょく目にします、私もいつか本州に走りに行ったりするのだろうか、オフ会とか開催しちゃうのだろうか、友達は全国にいましたが文字通り全国津々浦々をギター1本で暴れ回っていた私がマラソンで来たなんて言っても誰1人信じないのだろうなと思ったりもしています


そんな中、大会終わって気が抜けてたし久々の連休だしと言うことでちょっくら走るかと思い、昨日お昼すぎに走ってきました



昨日のヘッダーはその時に(残像)


いわゆるラットフィンク(R.F)をモチーフにしたアジアンテイストの店があってお?とか思いながら秋風の中を颯爽と走りました

今まで秋風には物悲しさしか感じませんでしたがランニングしてみるとわかるもので、うん、確かに風が心地よい

暑くもなく、かと言って凍えるほど寒くもない。走っていたらちょうど良く体を冷やしてくれるような風に変わるなんて今まで知らなかった、抜けるように高い空も夏と比べて非常に気持ちよい、横を見れば青々した木々が一斉に紅葉してるじゃないか、なんだ、秋っていいものだったんだな、全然知らなかった、これは最高のペースで走れそうってうん全部嘘




雪虫ひどすぎ



もうマジひどすぎ、走るとか爽やかとか秋風とか言う次元じゃない、災害、ここまで来ると災害

画像見てもらえればわかるのですがこの光ってるの全部雪虫、目を開けられないレベルで雪虫が大量発生してる、服につくとかじゃなくて目に入る、鼻に入る、んで口にも入る。気持ち悪すぎて途中で止まるけど止まっても入る、なした?雪虫のフェスでもやってんのか

ちっちゃい頃これも道民あるあるですが「わぁ綺麗な雪虫」とか言う絵本を散々見させられてるのでネガティブなイメージはないのですが流石にここまできたら誰でも嫌いになる、2度とこんな中走るか、冬どころか秋も嫌いになるわ、こんな中ランニングなんかできるか、したけど


ちなみにこの虫の中をなんだかんだ15km走りながらヘロヘロで家に帰ったら妻に「虫は帰ってこないでください」と玄関閉められました、これがほんとの虫の息

お後がよろしいようで。

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