4/21 ブルーエゴナク「ふくしゅうげき」

4/21 19:00

当日運営の手伝いをさせてもらいながら、観劇。なんていう贅沢な。当日運営のスキルアップもできて、いろんな人とも会えて、しかも観劇させてもらえる。なんて贅沢なんだろう。しかも素敵すぎる演劇だった。今までにここまでレベルの高い演劇は見てこなかった。本当に、見れてよかった。

ふくしゅうげき。ふくしゅう。復讐のような、復習、のような。自分は最初、前者のふくしゅうかと思っていたけれど、後に出てきた海の波のようなダンスを見て、あ、これは復習、なんども復習する、ってほうのふくしゅう、なのかなと思い直した。いやまあどっちだっていいんだろう。解釈は自由だ(と思っている個人的には)。

ラップのようなセリフが妙に心地いい。聞けば主催の人が元ラッパー。だからか、だからなのか、となんだか珍しいようなものを見ている感じ。ブルーエゴナクは九州の劇団で、確かに関西っぽくない、というか、まあそういう地域性が演劇に反映しているのかどうかもよく分からないけれど、見たことない感じだなあ、とは思った。

エゴナクさんは九州の団体だけれど、出ている人が全員そうってわけじゃなくて、京都の努力クラブの佐々木さん、って人とかもでていたみたいで。佐々木さんは「はっちゃん」と呼ばれる人の役をしていて、犬に噛まれて死んじゃうんだけど(笑)それもチワワに噛まれて(笑)いやそれはほんとは笑い事なんだけれど、でもそれを見ている時は笑えるような雰囲気でもなく。いや実際問題おもしろいんだけど、その事件がきっかけで色んなことが起こったからかな、妙にシリアスだった。それに、はっちゃんめっちゃええ声してるんよね、あのかすれた声がガチで好きだな、って思った。まあそれはどうでもいいか。

ある人がある人に復讐して、それで色々てんやわんやしていくんだけど、伏線が貼られていてまるでドラマを見ているようで。ああ、この人はこの人になにかしたんだな、あ、それあんたの仕業やったんかよ!?みたいな。すごい綺麗に伏線を拾っていく感じが気持ちよかった。あと挟んでくるダンス。あれも好き。可愛かった。

また、関西で見たいな。それか、九州まで行って、みたい。わざわざ見に行っても、きっといいものが見れる気がする。あーそんな機会くるかな。来ますように。

(追記)
あと、エゴナクさんの物販で売られてた『AGAIN』の台本の表紙見て、なんかどっかで見たことあんな〜って思ってたら、二年前2015年の秋、そのフライヤー手にしてました。初めてアトリエ劇研で観た公演に挟み込まれてて、しかも行きたい!と思ってた。ちゃんと覚えてる。

Twitterより